先日(10.6)の教室です。
モチーフ担当の方には、身内のお方が使われていたアメフトのヘルメットとボールを
ご準備いただきました。
激しい試合や練習の傷跡も残る味わい深いものでした。
我が家でも次男が高校時代やっていましたので懐かしく感じたことでした。
モチーフを見て、絵としてどう描くか、一応考えました。
先ず本体のへルメットやそのパーツのフェースガード、チンストラップ(チンは顎)など
白っぽい箇所が多く、これはバックで決めるほかありません。
そのバックにはモチーフを際立たせるだけでなく、
このスポーツらしく、燃える雰囲気・赤を入れるなど、思い切り派手にいってみようと。
他に、ヘルメットやパーツ、それにボールのその独特な容(かたち)や質感も大事にしたいところです。
ヘルメットの“Solidstate”はソニーのチーム名だとネットで知りました。
また見えにくいですがボールの“Rawlings”はアメリカのスポーツメーカーであることを
隣の仲間の方に教えていただきました。
文字通りアメリカ発祥のスポーツ アメフト、
同国の“最も好きなスポーツ”の世論調査では、ダントツのトップ(約40%)で
2位以下のバスケット、野球、サッカー(ともに10%前後)を大きく引き離しているとのことです。
日本では以前テレビで実業団と大学対抗の試合などを見たことがありましたが、
近頃はほとんど見なくなりました。
折角の機会ですので、YoutubeでSolidstateの試合を見ました。
かって拙ブログでサッカー選手の試合後の会見では、
人生における“切り替え”の重要性を教えられる旨を書きました。
このアメフトからはどうか?
Youtubeを見ながら、自分は次の二つのことが印象に残りました。
まずは各ポジションの役割の大事さです。
試合運びやチームの編成は攻防(オフェンスとディフェンス)がはっきりしているようです。
オフェンスの司令塔QB(クオーターバック)が注目され、確かに花形ではありますが、
ひたすら守り抜くディフェンスの活躍があってチームとしての勝利がある訳で、
攻防各ポジション一人一人の役割の重要性を強く感じました。
二つは常に逆転の可能性があるということです。
ラグビーでは禁じられている“ボールを前にパスする”ことができるため
色々な戦術も生まれ戦略性の高いスポーツとされており、
かつ攻防の交代も頻繁で、常に逆転の可能性を孕み、
防勢ばかりだったのが“最後の最後に大逆転”
というドラマチックな展開も多いとのことです。
何だか人の世、人生にも通じるところがあり、
このスポーツからも教えられること多々であります。
ます。
いつも感じることですが、全体の構図とバランスと質感が優れていること、更に今回は背景に物語を秘めていることでしょうか。
ヘルメットの印刷文字の正確さと掠れ具合、端っこの使用感が見事です。
今は亡き、親しい同級生がアメフトのQBだったので、日夜フォーメーションの研究に取り組んでいたことを懐かしく思いだしました。
アメフトの躍動がよくわかります。微細なタッチは
相変わらずですね。