古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

方丈記(ゆく河の流れは絶えずして・・・)(二人展出展用)

2019-03-18 06:59:31 | 書道
いよいよ明日(19日)から二人展(29日まで 麻生区老人福祉センター)です。
そこへ出展準備中のうち“墨”の作品を続けます。

方丈記の書き出し部分です。(30㎝×60㎝ 黒の額)

ゆく河の
流れは絶えず(須)
してしかも
もとの水にあらず(春) 
よどみにう(有)かぶ(婦)
うた(堂)かた(多)はか(家)つ(徒)
消えかつ結びて
久しく(九)
と(登)どまりた(堂)る(留)
た(多)めしなし

原形は以前アップしました拙ブログ(2018.9.17付)ですが、その後いろいろ工夫もしてみました。

“河の流れ”を意識した、といえばオーバーになりましょうか。

画面全体、中でも底辺部分の波のうたせ方、
左の集団(久しく以下)の右集団との呼応のさせ方、

また各行最初の字への入り方と各行の中心軸の移動(小曲線のとり方)、あるいはリズム感のとり方、
各行や字において、濃淡や太細、縦長と横広、シンプルと複雑なところの配置や組み合わせなどなど

素人なりの、試行錯誤の連続作業でありました。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (サガミの介)
2019-03-18 17:05:28
当ブログの書を見ていつも感じる絵画のような全体像や配置、濃淡、リズム感などは、作品が出来るまでの絶え間ない工夫と向上心がその背骨になっていることが理解できます。
作品の制作だけでなく、二人展の準備も大変なことと思います、盛会を祈念しております。
返信する
Unknown (mori)
2019-03-18 07:15:59
色々工夫され具体化されと、本当に感心します。一字一字の筆の流れもさることながら、作品全般に流れを表現されていると言う事ですね。
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