10年チョット前になりましょうか、ウォーキング途中の道路沿いに大きな看板が目に入り、
そこには「ボケたらあかん 長生きしなはれ」とのタイトルの歌が書いてありました。
足を止めて読んでみますと、
恥ずかしながら、老境に入りかかっている自分には出来ていない、丸で真逆のことばかり・・・。
ややあって、ネットで調べて見ましたら、
正式な歌「ぼけたらあかん 長生きしなはれ」として発表されているとのこと。
路上の看板で見たのと大筋では一緒ですが、
違うところ(路上の方に付け足したところあり)もあるようです。
歌謡ネット様によりますと、
天牛将富作詞 遠藤 実作曲で、杉 良太郎さんが歌っておられ、
聴きますと、軽快で、ジンワリと勇気づけられる曲です。
上掲の歌も、この歌謡ネット様の歌詞を書かせていただきました。(半切大)
全部で5番までありますが、今回はそのうちの3番までです。
もっとゆったりした味わい深い字にしたかったのですが、自分には無理で、
ついつい真面目そうな〈?〉普通の字に走り、中途半端なものになってしまいました。
まあ、今回の主役さんは歌詞ということでお許しあれ。
大阪弁もピッタリな、人生の歌なんだろうと思います。
と同時に巷には、そうならないための薬やサプリ、そして生活習慣の策などで溢れています。
自分への自戒の歌として捉えることといたします。
先日、作家 佐藤愛子さんの映画「九十歳 何がめでたい」(草笛光子さん主演)を観ました。
まあ、まあ、まあ! とりあえずは、ボケないで長生きを!
今後は歌のように生き抜きたいものです。
しかしながら我が身を振り返ると、かなりボケてきています。少し前の事を忘れたり、同時に何かすると片一方の事を忘れたり、以前であればすぐ思い出していたことを中々思い出さなかったり・・・
しかしながらこうして元気でおられることに感謝しつつ残されている能力を使いながらエンジョイすることが大事なのだろうと思うこの頃です。
作品は、1番、2番、3番と微妙に変化していて、徐々に相手の心に訴えていると言うか、自分が歌の世界に入っていると言う感じがします。
書かれた字体、作者は「思うともっとゆったりした味わい深い字にしたかった」と言われていますが、いつもの真面目さよりややおどけた感じが楽しいです。
「若いもんに花持たせ・・・。」くらいは心がけたいですが、「生きてるうちにバラまいて・・・。」はチョットむりでしょうか?