大和歌は、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける
花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける
古今和歌集仮名序の書き出部分(註参照)です。
(横:半切のほぼ2/5大)
平安時代、日本最初の勅撰和歌集として編纂された「古今和歌集」の序文です。
序文には仮名と漢字のものがあり、そのうちの仮名で書かれたもので
前々から書いてみたいと思っていました。
「唐歌」に対比する「やまとうた」から始まり、
和歌の本質や種類、あるいは柿本人麻呂や山部赤人のことなどが記され、
素人の自分が読んでも比較的理解し易い内容になっています。
また、“万”とか言の“葉”とか、奈良時代にできた「万葉集」との関係も
色々研究がなされているようです。
歌心の無い自分には、鶯や蛙の声を聞いてもセンサーが全く反応しませんが、
“書”ぐらいはなんとか、との思いでトライしてみました。
お手本は一杯見ましたが、本作書く前にはこれらから一旦離れて書きました。
[註]
ほぼ仮名で書かれ原文には、
(漢字も入れた)本コメント欄1行(・・・ける)と2行(花・・・)の間に
「世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、
心に思ふ事を、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり」
なる文言があります。
[補記](コロナ関連)
先週のBS8夜8時からの反町さんMCのプライムの番組で、田中明彦先生が
「政権の結果責任としてキーになるのは“死亡者数”と“その後の経済”で、
当面は“死亡者”を抑えることが大事だ。」とのご趣旨の発言を。
亡くなられた方には申し訳ありませんが、
今のところ日本は圧倒的に少ないところで推移しており、
まさに本質をついた核心部分だと思います。
またその翌日の同番組でノーベル賞の本庶佑教授は、
検査対象の拡充やウイルスそのものの解明などに言及されたほか、
上記の死亡者をなくすためには、当面は“治療薬にも注力すべき”とされました。
「軽症者にはアビガンなど、重傷者にはアクテムラが有効
との国内外からの報告があり、これらを使っていけばいい。
国民は治ると分かれば、コロナなど恐れるに足らず、となる」とも。
次のステップである経済回復にいくには、この国民の安心感こそが肝要で、
そのための治療薬こそがキーになるということでしょう。
先生ご提示の薬はいずれも日本製で、
この分野でも世界をリードし、人類を救ってほしいと願うものです。
コロナ、イライラする部分もありますが、ざっくり見ると日本はそれなりに頑張っていると思います。ただこれを教訓に、今後ほかの国より劣っている部分は素直に反省し、経済の発展と危機管理の調和について検討して欲しいと思います。
その日本の製薬会社が生みだした数種の薬が世界の悪夢を治療してくれる、そんな誇らしい日本だけに公徳心の面でも国民一丸の範を示したいです。