佐万ヽヽのことおも悲多春さくら可那(芭蕉)
さまざまのこと思ひだす桜かな
(高木厚人先生の教本を臨書 各文字の字形は本阿弥切(今練習中)から)
(半切ほぼ1/3大 画仙紙使用)
芭蕉がこの句を詠んだのは45歳の時、奥の細道の旅に出かける1年前とのことです。
毎年、家内と近くの桜並木を歩いています。
このごろは“あと何回見れるかねー”などの会話が多くなりました。
蕾よし、満開よし、花吹雪よし、そして花筏(いかだ)よし・・・。
桜には、人生そのものとダブる何かがあるのでしょう。
さあて、今晩は夜桜でも。
“さまざまのこと”を振りかえりつつ、愛でることといたしましょう。
できれば明日、絵としてアップします。
イカの姿焼の匂いに負けそう・・・。