前週に続き、柴崎春通先生のyoutube動画「水彩画の基本~湖と紅葉を描くコツ」からです。樹木の配置などの画面構成は左右逆にしています。それぞれの秋の樹を、左はwet in wet で、中は渇筆気味に描きました。右はスパッタリング(筆の付け根を指先でたたく)と振り飛ばし(手首を使って振って、止めて、飛ばす)で描くのですが、これがむずかしく、方向と大きさが定まらず・・・です。【補記1】米国大統領選挙 . . . 本文を読む
燃えるような紅葉と湖を描きました。8年前の秋、東北を旅しましたが、特に十二湖付近では、ここ川崎周辺では見ることができない紅葉の鮮やかさに感動、思わず声をあげたことでした。その中でも鶏頭場が池あたりの景色が思い浮かび、2016.11.14付拙ブログでアップしたものを描き直そうと思いました。でも水彩画の筆を持つのも久しぶり(約1ヵ月)のこととて、まずは柴崎春通先生の紅葉を確認してから描こうと。そうです . . . 本文を読む
日々是好日(半切1/2大 パソコンの画像処理で夕暮れ仕立てに)前々から見たことがある言葉でした。恥ずかしながら、てっきり武者小路実篤先生あたりのお言葉だろうと思い込んでいましたが、さにあらず、中国の雲門文偃作の「禅林句集」からの抜粋とのことでした。日日是好日風来樹点頭日新日々新と続くようです。中国の句集の解釈はともかく、この年になりますと、一日一日を大事に過ごしたくなるものです。たとえ、嫌なこと、 . . . 本文を読む
前回に続き、「ぼけたらあかん 長生きしなはれ」の4、5番と、路上の看板にあった歌で印象に残ったものです。4番は、3番のカネをばらまきなさいと、大見えを切ったのとの対比が面白く。歌全体を通しては老人の「諦念」の心境なのでしょう。ところがどっこいこの爺さん、なかなか諦念の域に至りえず、これこのようにブログをしたためたり、テレビに向かってはその偏向ぶりに怒りをぶっつけたり、纏めもの(ユダヤ関連)に苦労し . . . 本文を読む
10年チョット前になりましょうか、ウォーキング途中の道路沿いに大きな看板が目に入り、そこには「ボケたらあかん 長生きしなはれ」とのタイトルの歌が書いてありました。足を止めて読んでみますと、恥ずかしながら、老境に入りかかっている自分には出来ていない、丸で真逆のことばかり・・・。ややあって、ネットで調べて見ましたら、正式な歌「ぼけたらあかん 長生きしなはれ」として発表されているとのこと。路上の看板で見 . . . 本文を読む
夏もわずかと、水遊びにはしゃぐ子供たちを描きました。視点はやや上から、室内プール、小学生の男女児、水深は男児のほぼ膝あたりという想定です。すでに9月に入り例年なら時期はずれかもしれませんが、今年は残暑も猛烈な暑さが続いているということでお許しください。ゴチャゴチャとして複雑で、主役もないような絵になっていますが、こちらもお許し下さい。でも、こういう皆がワイワイと楽しんでいる雰囲気全体を描きたかった . . . 本文を読む
台風10号(昨日熱帯低気圧に)が、先月28日鹿児島に上陸、その後は迷走、居候(いそうろう)を続けました。上陸後、気圧は一気に下がりましたが、全国広域で大雨の被害が報告されています。被災された方にお悔やみ、お見舞い申し上げるとともに、その被害の少なからんことを切に祈るものです。また長期的には、この災禍を乗り越え、そして教訓を活かして次の発展に繋げてほしいと思います。今回の台風の特徴の一つに進路などの . . . 本文を読む
ほぼ1か月半休ませていただきました。この間、本当に暑い日が続きました。いや、今でも続いています。打ち水をする女性を描いてみましたが、今年はその効果も殆どない日が多かったようです。(上掲の絵は教室講師の小玉精子先生の指導を受け、打ち水が跳ねるところを、より強調したものに加筆修正しています。(9.6付))さてさて、毎年この暑い時期になると、思い起こすことがあります。かれこれ30年ほど前、温暖化が叫ばれ . . . 本文を読む
先日(7.4)の教室です。ジンのボトルにカラーグラス、それにプラムをご準備いただいていました。ボンベイサファイアと呼ばれる独特の青色のボトルとそれに呼応したカラーグラス、そして何とも効果的な赤のプラム。私なりに感じた現場の空気はサッパリ感。教室での時間中、最も考えたのが色の配置、中でもバックの色です。現場の空気感やモチーフ素材を活かすため、上掲の色にしました。バイオレット(紫)をベースにビリジャン . . . 本文を読む
藤原行成の「書状」(私的な手紙)を臨書させていただきました。(半切1/3大)「和様の書」(2013年特別展に伴い発行 東京国立博物館など編集)からです。他人様の手紙を臨書したくなるなど初めてのことであります。現存する行成の手紙としては唯一のものとのことです。・・謹言自去春来偏思赴鎮而公私有難抛之事等蹔逗留之間俄奉勅命献五節舞姫相次期明春進發之處忽蒙朝恩不慮昇進雖疎遠之輩一接言談庶為礼為義来賀有数況 . . . 本文を読む
現在開催中の作品展(下記をご参照下さい)に出展している2枚目のものです。「春が来ました!」と、そのものずばりのタイトルで、これも元は2023.4.24付拙ブログ「つつじの競演が始まりました」からです。すぐ近くのマンションの庭園を描かせていただきました。つつじの花も、そして緑の色も色とりどりで、まさに春の訪れを感じる瞬間でした。咲き誇るつつじも素晴らしいですが、“次は私の番よ!&rdqu . . . 本文を読む
現在お世話になっている新百合絵画クラブ(昨年名称を変更 小玉精子先生)の作品展が下記で行われます。私が出展する予定(2点)のうちの1点です。「穏やかなハーバー」とのタイトルで、元は2023.10.16付拙ブログ「夕暮れ時のハーバー」からです。そこでも書きましたが、私なりのこの絵の主題は、画面の下(手前)1/3程度の穏やかな海の部分の表現です。ギザギザしたシャープな波はそれなりの苦労はありますが、ホ . . . 本文を読む
つい先日民放のケーブルテレビで「源氏物語」関連のドラマを何気なく見ていました。劇中バックの画面に、この白氏詩巻と(勝手に)見えた書道の額がぼんやりと見え、オオっと思い次の画面に注目してましたら、明らかに「白氏・・・」と書かれた書物を読んでる画面がアップされていました。当時の平安貴族の間では、白楽天(白居易)の詩歌が好まれ、源氏物語にも白氏の長恨歌が引用されているとは聞いていました。今回あらためて調 . . . 本文を読む
先日(5.23)の教室です。紫と青がベースの味わい深い紫陽花をご準備頂いていました。いつもの通り、教室で試し描きし、帰宅後描き直しました。鉛筆での下描きをしながら先ず考えたのはバックの色をどうするか。それを決めたらそのバックの色や葉っぱの色を、紫陽花の輪郭に沿ってその外側に色を入れました。周りから攻め込むとでもいいましょうか。紫陽花本体は、光の方向からくる全体の明暗を意識しながら細部を入れていきま . . . 本文を読む
4月18日、同月2回目の教室のモチーフ担当で、上の陶磁器を準備致しました。それぞれに違った質感が面白そうで、また、赤が入ったのを選んだのは、絵のアクセントを期待してのことでした。配置は小玉精子先生にやっていただきました。描くに当たり留意しましたのは、右、信楽焼はその特徴であるデコボコ感です。白っぽいところはマスキングインクを使用しました。まあ、存在感は出せたかな、と。中、有田焼の柿右衛門です。光源 . . . 本文を読む