健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

iPS細胞は特定の細胞からしか作ることができない!?

2011-06-01 08:26:15 | 研究
さまざまな細胞に変化できる「万能性」を持つiPS細胞(新型万能細胞)を人間の皮膚細胞から作製する際、ごくわずかに混じっている特定の細胞だけがiPS細胞になるらしいのです(YOMIURI ONLINE)。つまり、全ての細胞がiPS細胞になるわけではないということです。iPS細胞になれる細胞は、もともと万能性を備えているそうです。そのため、特殊な遺伝子を外部から組み込むことで細胞が万能性を獲得するというのです。こうした細胞を「ミューズ細胞」と名付けているようです。ミューズ細胞自体は、すでに筋肉などさまざまな細胞に分化することができるそうです。しかし、そのままでは十分に増殖しないために、京都大学の山中教授らがiPS細胞の作製に使った4種類の遺伝子をミューズ細胞に組み込むことで、増殖能を獲得したそうです、。この増殖能を持つミューズ細胞は、山中教授らが最初に作り出したiPS細胞と同じものだそうです。しかし、ミューズ細胞以外では、遺伝子を組み込んでもiPS細胞にはならなかったそうです。ということは・・・・・。

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