健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

被曝予防に花粉用マスクが有効

2011-12-04 08:30:51 | 研究
花粉用マスクをつければ、浮遊しているセシウムをほとんど吸い込まずにすみ、内部被曝量を減らせるという実験結果が発表されました(ASAHI.COM)。福島第一原発事故直後の3月15日午後3時から翌日午前9時までの18時間、東大本郷キャンパスで、市販されている不織布の立体型マスクを着用して実験を実施。 花粉やほこりに付いて空中を浮遊している放射性物質と、マスクに付着した放射性物質の量などを調べた結果、花粉用マスクでセシウムのほぼ全てを吸い込まずにすむことが確認されたそうです。マスクに付着した放射性物質の量から換算すると、仮にマスクをせずに体内に吸い込んでいれば、内部被曝は9.3マイクロシーベルトに相当していたそうです。もうすぐ花粉症の季節ですね。スギ花粉からセシウムが検出される可能性も指摘されています。花粉症予防にも、被曝が気になる人もマスクを着用すれば防げるのですね。マスクをする人がまた増えそうですね。
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シーラカンスはやはり生きた化石!?

2011-12-04 08:30:28 | 研究
昨年末、「生きた化石」として知られるシーラカンスのゲノムの解読に成功したというニュースが報道されました(YOMIURI ONLINE)。アフリカのタンザニアで捕獲されたシーラカンスの稚魚のゲノムを解析したところ、ゲノムを構成する「塩基対」の数は27億あったそうです。マグロやメダカなど平均的な魚類の約3倍あり、人(約30億塩基対)を含めた哺乳類とほぼ同じであることが判明したそうです。また、個体同士の情報伝達に関係する遺伝子群を調べたところ、魚類と陸上動物に特有の遺伝子を両方とも持っていることも明らかになったそうです。魚類が陸上へ進出した進化の謎を解く手がかりになるのでしょうね。
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