下垂体ホルモンの1つであるオキシトシンを体内に投与すると、食欲低下と脂肪燃焼を促して体重を減少させる効果があることが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。オキシトシンは、性別や年齢に関係なく下垂体後葉から分泌され、特に女性は分娩(子宮収縮)や授乳の際に多く分泌されることがわかっています。また、近年の研究で、人間の信頼関係の形成に影響することも明らかになっているそうです。2年前、オキシトシンが摂食中枢にはたらくことが明らかとなって以来、身体に投与したオキシトシンの脂肪燃焼などへの効果を研究したそうです。高カロリーのエサを8週間与えて体重と内臓脂肪を増やして血糖値を上昇させた雄のマウスに対し、体内に自然分泌されるものより高い濃度のオキシトシンを〈1〉皮下か腹部に1日1回注射〈2〉継続的に分泌するポンプを背中に埋め込む、という2つの方法で2週間投与したところ、投与の約1時間後からマウスの食事量が減り、3日後から体重も減少したそうです。一方で、運動量に変化はなく、脂肪が燃焼されて内臓脂肪が小さくなっているのが確認できたそうです。実験後のマウスの体重は、実験前の13%にあたる4・5グラムも減少したそうです。血圧への影響など副作用もなかったそうです。メタボリック・シンドロームは、内臓脂肪型肥満のほか、高血圧、高脂血症、高血糖のいずれか二つ以上を併せ持った状態を指しますが、オキシトシンが内臓脂肪と高血糖に効果を与え、肥満症の改善にも有効であることがわかったそうです。今後、高血圧と高脂血症にも影響するかを調べ、改善が図れればメタボ解消の有効な手段になるということです。でも、やはり副作用が気になりますね。
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