健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

エベレスト級経験で抗酸化酵素6倍

2011-12-14 08:30:00 | 研究
ヘムオキシゲナーぜ(HO-1)という赤血球を分解して、血管拡張や抗酸化作用
を促す酵素は、高所において高所特有の酸化作用から生体を守る抗酸化作用、酸素
をより取り込みやすいように血管拡張作用があるなど重要な役割を担っているそうですが、このHO-1が高所登山家には高所未経験者の約6倍含まれていることが判明したそうです。酸素が薄い8千メートル級の山に登ると、老化につながると考えられる活性酸素が発生しやすくなり、体に負担がかかるそうですが、酸素が薄い状態が続くと「高地馴化」と呼ばれる現象が起きるというのです。つまり、低酸素から身体を守るシステムが強化されたということのようです。この効果は最長で半年間持続したとも。でも、イコール、登山が身体に良いということにはならないので、注意は必要です。
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