健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

結核中蔓延国の現実

2012-08-04 08:30:43 | 研究
結核というと昔の病気で、少なくとも今の日本ではほとんど患者はいないという印象を持っている方が多いと思います。でも、事実は異なり、日本は中蔓延国になります。昨年中に国内で新たに結核と診断された患者は2万2681人で、前年より580人減ったものの、減少ペースは依然として鈍いことが発表されました(YOMIURI ONLINE)。前年比で1000~4000人だった減少ペースは2008年から減速し、今回の集計でも、前年の患者数と比較した減少率は2・5%にとどまり、その前の3・8%を下回ったそうです。新規の患者を年齢別でみると、免疫力が低下する70歳以上の高齢者が53・8%を占めているそうです。人口10万人当たりの患者数は大阪(28・0人)、徳島(23・6人)、和歌山(23・5人)、東京(22・9人)の順に多かったとも。
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