健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

パーキンソン病の発症を抑える遺伝子

2012-08-23 08:30:34 | 研究
パーキンソン病は、体が震えたり、動きが不自由になったりする難病で、このうち遺伝性のパーキンソン病は、異常を来した「ミトコンドリア」を含む脳細胞が多くなっていくことが原因であることがわかっています。異常を引き起こしたミトコンドリアを含む細胞を使って実験したところ、特定の種類の遺伝子がミトコンドリアの異常を検知し、活性化することを解明したそうです(NHK NEWS WEB)。通常は、別の種類の遺伝子が異常なミトコンドリアを分解するそうですが、これらの遺伝子の連携がうまくいかないと遺伝性のパーキンソン病につながることが明らかになったということです。遺伝性のパーキンソン病の患者は、国内で15万人と推定されるパーキンソン病の患者のおよそ1割で、患者の早期発見につながると考えられているそうです。
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