健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

65歳以上の10%が認知症

2012-08-26 08:30:04 | 研究
認知症高齢者は現時点で300万人を超え、2002年の149万人から、この10年間で倍増しているという調査結果が明らかになりました(YOMIURI ONLINE)。65歳以上人口の10人に1人にあたり、従来の予測を大幅に上回る急増だそうです。厚生労働省は来年度から新たな認知症対策を始めるそうですが・・・・・・。この調査は、2002年段階の推計以来のもので、今回は2010年時点での介護保険の要介護認定のデータから、日常生活で何らかの支援が必要な認知症高齢者数を推計したそうです。2010年時点では、その数は280万人(65歳以上人口に占める割合=9・5%)で、2012年段階では305万人に達しているとみられるというのです。さらに将来推計では、2015年は345万人(同10・2%)、2025年は470万人(同12・8%)と見込んでいます。前回の調査結果による推計では、2010年は208万人(同7・2%)、2025年は323万人(同9・3%)だったそうです。前回の推計を大幅に上回った背景には、急速な高齢化に加え、認知症の啓発が進み、受診者が増えたことが大きいと見られるそうです。
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