健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

体内時計

2012-08-29 08:30:37 | 研究
1日周期でリズムを刻む「体内時計」の時刻を、12時間あけた2度の採血で測定する手法が開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。現在、体内時計の時刻は、日内変動するホルモン量を1~2時間おきに24時間以上採血して測定し、決めているそうです。研究では簡便な手法を探ろうと、健康な男性3人に光量や室温が一定の部屋に36時間滞在してもらい、2時間おきに採血して、1日周期で変化する複数のアミノ酸やホルモンなどの血中物質を追跡したそうです。その結果、体内時計の変化によって物質の増減が一定のパターンを示すことをつかみ、これをもとに「時刻表」を作成したというものの。ずれてしまった体内時計を簡便に把握し、睡眠障害の治療や効果的な薬剤投与の時間を決めることを可能にする成果だそうです。すでに案内しましたが、本研究科でも来月に第4回健康科学セミナー『宇宙のリズムとヒトのリズム』を開催します。まさに、体内時計の話です。
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