気管支喘息を抑える新しい免疫応答機構が明らかになったそうです(財経新聞)。現在、気管支喘息によって年間25万人もの患者が死亡しているそうです。薬剤吸入によって気管支喘息を一時的に抑えることはできるものの、完治はできないため、長期間薬剤の継続投与が必要。研究では、マウスにタンパク質分解酵素を吸入させると、肺胞上皮細胞からIL-33が放出され、このIL-33が免疫細胞である自然リンパ球や好塩基球を活性化することにより、気管支喘息に似た気道炎症を誘発することが明らかになったそうです。また、マスト細胞が存在しないマウスでは、タンパク質分解酵素の投与による気道炎症は起こらないと予想されたが、それに反して、マスト細胞が存在しないマウスでは、タンパク質分解酵素の投与後、制御性T細胞が増えないため、気道炎症が重症化することを突き止めたそうです。さらに、試験管内でマスト細胞とT細胞を混合し、そこにIL-33を加えることによって制御性T細胞だけを増やすことに成功し、マスト細胞を利用して体外で誘導した制御性T細胞をマウスに移植することにより、タンパク質分解酵素の投与による気道炎症が抑制できることを証明したというものです。今後は、生体内のマスト細胞の機能のうち、制御性T細胞の誘導能のみを発揮させる方法を確立することにより、気管支喘息の新たな治療法の開発に結びつくと期待されるそうです。
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