健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

動画広告の評価

2015-08-24 08:30:44 | 研究
脳情報解読技術が、テレビCMを中心とした動画広告の評価・改善・出稿前の効果予測などに応用可能であることが明らかになったそうです(財経新聞)。これまで、テレビCMなどの動画を用いた広告の評価は、静止画を見せて主観で解答するといった方法で行われていたそうです。ですが、この評価方法では、シーンごとのリアルタイムな印象など、より実態に即した精度でのきめの細かい評価を行うことが難しく、評価を踏まえた効果的な改善施策の構築が困難だったそうです。研究では、テレビCM視聴時の男女4名の脳活動データをfMRIにて取得。その結果、脳活動のパターンから、視聴者の認知内容を解読するためのモデルを構築することで、評価したいCMのシーンごとに、その視聴中の脳活動から「認知対象物」「認知対象動作」「印象」について、確率の高いものをアウトプットすることが可能になったそうです。また、テレビCMの型式や手法についても、幅広く対応することが可能であることが分かったとも。研究グループは、2015年9月以降、上記実証実験の成果を基に、実際のマーケティングソリューションとして動画広告・コンテンツ評価サービスのトライアルバージョンの提供を開始することを予定しているそうで、このサービスは、最先端の脳活動情報のビッグデータ、実社会のメタデータ、人工知能による自然言語処理技術、脳情報解読技術を組み合わせた、世界初のサービスになるそうです。
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