健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

隕石衝突でDNAの構成分子が生成される

2015-08-31 08:30:36 | 研究
生命誕生前の地球の海洋に隕石が衝突する際に、無機物からDNAとRNAの構成物質である核酸塩基や、タンパク質の構成物質である種々のアミノ酸が生成することが明らかになったそうです(財経新聞)。生命の遺伝情報はDNAに記録され、その情報はRNAを介してタンパク質の合成に使用されます。これらの物質を構成する核酸塩基、アミノ酸、リボースなどの有機物は、生命起源にとって不可欠な物質であるものの、生命誕生期の地球でこれらの物質がどのように誕生したのかは分かっていませんでした。今回の研究では、当時の地球大気の主成分である二酸化炭素が海洋に溶解して生成する重炭酸を炭素源とする、約1km/sの超高速衝突実験を実施。その結果、これまでに比べてはるかに多い種類、多量のアミノ酸が生成し、さらに複数の核酸塩基も生成することが明らかになったというものでしす。生命誕生の謎が解明されるのでしょうか。
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