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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

船舶からの排出ガス

2016-10-14 08:30:57 | 研究
東アジアにおける船舶からの排出ガス急増により、同地域で年間数万人が死亡し、地球温暖化にも拍車がかかっているとする研究論文がNature Climate Changeに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。製造業と輸出の中心地である同地域では、船舶から排出される微粒子や二酸化炭素(CO2)による汚染が、世界で最も早いペースで進んでいるそうです。研究では、2013年に同地域で確認された船舶1万8000隻以上の記録を基に、排出ガス量を計算し、それによる影響を推定。その結果、東アジアでの船舶の往来は、2005年に比べて2倍以上に増加しており、2013年には世界全体で船舶が排出した二酸化炭素のうち16%を東アジアが占めたそうです。これは、2002~2005年に比べると、約4~7%上昇したことになるそうです。世界のコンテナ港上位10港のうち、8港を有するこの地域は世界全体の海運活動と排出ガス量の6分の1以上を占め、しかも規制されていないそうです。研究チームの推計によると、船舶の排ガスから出る汚染粒子が原因で、中国本土で約1万8000人、日本で約3600人、台湾・Hong Kong・Macauで約1100人、韓国で約800人、ベトナムで約600人が死亡したとそうです。
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