ウスの脳の快楽中枢を人工的に刺激すると免疫力が高まるとの研究論文が4日、Nature Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。有効成分を一切含まない偽薬であっても本物の薬だと信じて服用すると、人の脳の快楽をつかさどる報酬系を活性化できることは以前から知られていたことだそうです。研究では、、マウスの脳の報酬中枢にある特定の細胞を刺激した後、そのマウスから採取した免疫細胞を致死性の大腸菌にさらして培養。すると、これらの免疫細胞は、細菌を殺傷する効力が通常の免疫細胞の2倍以上高かったというのです。次の実験では、これと同じ免疫細胞を別の複数のマウスに接種。30日後、この新たなマウス群も同様に、感染症の撃退に成功する確率が通常の2倍以上高かったそうです。ラセボ(偽薬)の効力を説明する一助となる可能性のある結果だということです。
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