健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

結核感染者

2016-10-27 08:30:23 | 研究
世界保健機関(WHO)は、2016年版の「世界結核報告書(Global TB Report)」を公表し、2015年の世界の結核感染者数は1040万人で、結核の流行拡大は予想をはるかに上回ると警告したそうです(AFPBB NEWS)。2014年の結核感染者は960万人で、感染者の数は急増。死者数も増加しており、15年の死者数は前年より30万人多い180万人。 だがワクチン開発や治療法研究の資金不足は深刻だとWHOは指摘しているとのこと。
結核にかかった人のうち、5人に2人は結核と診断されず治療を受けておらず、また50万人近くが既存の薬剤が効きにくい「多剤耐性結核(MDR-TB)」と診断されていたそうです。その半数はインド、中国、ロシアでの症例とのこと。一方、新たな結核の罹患者は、60%をインド、インドネシア、中国、ナイジェリア、パキスタン、南アフリカの6か国が占めているそうです。患者数が増加する一方で、結核による死者の数は直近の15年間に22%減少しているとも。ですが、依然として結核は昨年の世界の死亡原因の上位10以内に入っているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3104327
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