海水温の上昇に伴ってサンゴ礁を襲う致死性の病気、サンゴの白化が起きる頻度が1980年代以降で5倍近く増加しているとの研究結果がSciebceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この増加により極めて重要な生態系であるサンゴ礁の未来が脅かされているそうです。論文によると、重度の白化現象は、かつては25~30年に1回の周期で発生していたそうですが、現在では平均して6年ごとに発生しているというのです。観光、スキューバダイビングや、サンゴ礁に生息する魚や海洋生物の採集など、世界中で数百万もの人々が生計手段をサンゴに依存しているそうです。海水温が急激に上昇すると、サンゴの中に共生する藻が死に、重要な栄養源が絶たれてしまうそうで、この海水温の上昇が数か月間続くとサンゴが白く変色して死に至る恐れも。今回の研究では、1980年~2016年に発生した全世界100か所における白化現象を分析。この数年間に発生した白化の約30%は、数十キロから数百キロの範囲に及ぶ「重度」の白化だと考えられるそうです。重度の白化の発生リスクは1980年以来、1年当たり約4%上昇しているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3157506?cx_position=4
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