愛知県西尾市港町にある矢作川流域下水道の矢作川浄化センターで、あえてリンの浄化を控え、海に栄養分を流す試験運転が始まり、地元関係者らが先月(12月)25日、運転状況を視察したそうです(YOMIURI ONLINE)。同浄化センターは矢作川流域にある豊田、岡崎、安城、西尾市、幸田町の汚水を集めて浄化し、1日あたり19万6000トンを三河湾に放流しているそうです。しかし近年、処理水がきれいになりすぎて海水に栄養が不足し、アサリの不漁や養殖ノリの色落ちの原因になっているとして、2017年4月、県漁連が県に対策を要請。同センターは、昨年11月から、薬剤の量を調整し、リンの濃度を上昇させる試験運転を行っているというのです。放流水のリン濃度は、4~10月の平均に比べ、11月以降は2倍以上に増加しているそうです。この試験運転は3月まで行われ、その結果を分析して、今後の運転方針に反映させるということです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20171226-OYT1T50043.html
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