イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

11個も指名権有っても使い切れません

2010-04-06 23:12:00 | イーグルス
 相次ぐトレードでドラフト権が11個に増えました。このまま11人指名するのかトレードして減らすのか(増やす必要は無いでしょうけれど)は当日になるまで分かりません。しかし、11人指名したとしてもロスター枠に53人と言う制限が有る以上残せるルーキーには限りが有ります。去年は世代交代を狙って指名を続けてきたOLの若手を次から次へとPSから引き抜かれてしまいました。今年もそう言う事になるだけでは何の為のトレードか分からなくなります。
 11個あるドラフト権を整理します。1巡は24位、2巡は37位と55位、3巡は70位と87位、4巡は105位と121位、5巡は137位、6巡は200位、7巡が補填ドラフト権でトレード出来ない243位と244位です。今年は来年以降の労使交渉で織り込まれると噂されるルーキーに対する契約制限を回避する為にアーリーエントリーの質が高いと言われていますし、3巡までに5つの指名権を持っているのは(それに対する代償を考えなければ)素晴らしい事です。3巡までに5個指名権を持っていますしCLEから貰った4,5巡を上手く使うのは難しい(3巡でも4,5巡でも当たりを引く確率は大して変わらないとは思いますが)ような気がします。補強ポイントがいくつ有ると考えているのかでも変わるでしょうし、トレードアップの駒として使う事も考えているのでしょうが無駄に増やしてしまったなあと思わざるを得ません。
 
 ここから3,4巡条件の中堅RFAを引き抜くような動きが有ると面白いと思っているのですが、それをやるのに実績ある大ベテランをカットしたのでは意味がありませんね・・・

Kolbに勝算は有るのか

2010-04-06 07:15:00 | イーグルス
 Donovan McNabbのトレードでAndy Reidと共に戦ってきたベテランはDavid Akersただ1人となりました(Jeremiah TrotterはUFAのままです)次に古いのが2003年のルーキーFAコンビJamaal JacksonとQuintin Mikellの2人になります。去年Brian Dawkins,TRA,Jon Runyan,Correll Buckhalterが再契約されずLito Sheppardはトレードされ、今年はBrian Westbrook,Darren Howard,Kevin CurtisがカットされSheldon BrownとMcNabbがトレードでチームを去りました。若返ったと言えば聞こえは良いですが、大きな戦力ダウンに直面しているのは間違いありません。
 前から疑問に思っていた、このチームはスーパーボウルに勝つ気が無いのではないか。と言う点が間違っていなかったようです。プレイオフに出れないチームだとファンの支持を得られずチケットやグッズの売り上げに影響するが、勝つ為に大金を注ぎ込む気は無い、9勝7敗のチームを維持する事が1番儲かる。こう言う信念の元チームを経営しているのでしょう。(やる気の無い8-7大関軍団のように・・・)
 それで実際Reidの11年で8回プレイオフに出て、Jeffrey Lurieがチームを買収して金庫番Joe Bannerと組んだ1994年からの16年で10回プレイオフに出ています。これはこれで凄い事なのですが、さすがにこの2年間はサラリーカットに偏りすぎです。オーナーの個人資産が10億ドルを超え、使う気になればいくらでも使える今シーズンにサラリーカットを連発しているのですから使う気が無いだけなのでしょう。


 McNabbの後継者としてQBのスターターに昇格するKevin Kolbがどれだけの能力を持っているか、去年の2試合は悪くない数字を残しましたし一昨年のBAL戦でもエンドゾーン内でINTを貰いましたが逆から見ればエンドゾーンまでボールを運んでいます。しかし、そのエンドゾーンINTは余りにイージーなミスでフリーで待ち構えていたEd Reedに投げ込みましたし、300ヤードを超えた先発2試合は大差で負けていて投げるしかない状況+ヤードを稼がせても時間を使わせたいディフェンスで数字を稼いだNO戦にチーム改革中のKCが相手でした。
 ショートパスのタッチは悪くないですし、ディープへも投げれる肩は持っていそうです。しかし、プレッシャーを怖がる点を解消出来るのかは未知数です。ショットガンからパスラッシュが来る前に早いタイミングで投げ込むカレッジ時代からの移行はドロップバックでのステップやハンドオフの技術と言う点で改善されていますが、パスラッシュが来た時にステップワークでラッシュを交わす技術やプレッシャーを受けながらターゲットを探す能力は未熟でNFLレベルでは有りません。
 プレッシャーを受けていてもぎりぎりまでターゲットを探す事が出来ないのでは通用する筈が有りません、この点をどう解消するのかがコーチの手腕になります。ディープへのパスを諦め、ショートを繋ぐWCOらしいオフェンスに転換する事になるのでしょうが、ショートを厚く守られた時に全く打開出来ないのではないかと懸念します。
 ドラフト2巡で指名されてから4年目のシーズンになります、McNabbの傍で3年間勉強した事を活かせるのかどうか、一昨年のBAL戦よりも去年のNO.KC戦は成長を見せました。KC戦から1年経つ開幕に向けてどう成長しているのか、McNabbをトレードしてまでエースの座を空けたのですからReidは勝算が有るのでしょう。