DET.DENとの三角トレードが成立し、5巡指名権(137番目)をDENに渡してDETのLB Ernie Simsを獲得しました。
SimsはBrodrick Bunkleyと同じFlorida State出身でBunkleyが14位で指名された2006ドラフトで1巡9位指名されDETに入団、ルーキー時からスターターを任され最初の3年間で全試合に出場し123,134,114タックルを記録していました。去年は2週目に肩を痛め、その後膝を痛めた為に11試合出場49タックルと数字を落としました。これは怪我の影響と同時にカバー2をやめた事による戦術転換も影響している物と思われます。
6-0 225ポンドでパワーよりも機動力が売りのLBです。1巡9位の指名でなければ素晴らしい活躍をしているとファンから愛されるべき実績なのですが、4年間合計で2.5サック1INTとビックプレイ能力が全く無い事が大金と高順位を使っている事に対して不満を持たれているようですし、TEN流の4-3ではパワー不足と考えられている為にトレード要員となったのでしょう。
カバー2LBをここで獲得する意味を考えてみます。DET時代はWLBでしたし、サイズを考えてもWLBとしての獲得でしょう。Akeem JordanとOmar Gaitherの2枚WLBは居ますが、GaitherをMLBとしてStewart Bradleyのバックアップ兼ニッケルLBに固定するのであれば3人目のWLB獲得も無駄では有りません。
一般的にはWLBはAkeemとGaitherで大丈夫、不安なのはCris GocongをトレードしてMoise Fokouに任せる形になる(トレードでAlex Hallを獲得はしています)SLBの方なのですが、これはSean McDermottの判断でFokouで行けると思っているのかもしれません。
3人のWLBの誰かをSLBに回す事を考えてみます。Gaitherは多分出来ないでしょう、MLBが出来てSLBが出来ないのは一般的なサイズの順番からするとおかしいのですが、接触プレイが下手なのでTEと正対してセットするような使い方よりもボールキャリアーをフリースペースでカバーしタックルするように使った方が良いでしょう。
Akeemは去年Will Witherspoonに追いやられる形でMLBに挑戦しましたが全く機能しませんでした。その後Witherspoonが放出された時には信頼回復したのだろうと思っていたのですが、Simis獲得を見るとそうではなかったのかもしれません。AkeemがTEに付くのは2TEセットの時くらいなのであまり記憶に無いです。元々ST専用で前に動くLBですし、横に動くMLBは出来ませんでした。改善すべきはTEのカバーですし後ろに動かなければならないSLBでAkeemが活躍するとは思えません。
Simsはカバー2LBですし、縦横への動きと運動量では問題無いはずです。ただ、6-0 225ポンドですし6-4 250ポンドのTEをランブロックで押さえ込めるのかは未知数と言うよりも不可能でしょうね。DET時代からリードブロックを捌けないパワー不足が問題だったようです。20ポンドバルクアップしてSLB転向と言うような事も、出来るのであれば去年のオフにやっているでしょうし、パワーアップは出来ないのでしょう。
結局、3人ともWLBは出来てもSLBは出来ないと私は判断します。3人を上手く使うのであればGaitherをMLBに回す事になる、そう思ってWLB3人体制を納得するしかありません。
5巡指名で元1巡指名選手を手に入れた、しかも致命的な怪我をしたわけではなくHC入れ替えによる戦術転換で弾かれただけですからお買い得なトレードと言って良いでしょう。ただ、欲しいのはSLBですしこのトレードを有効活用するのは難しいでしょうね。堅実な形でデプスを厚くしただけでも5巡ならば上出来かもしれませんが、Akeem好きとしては微妙なトレードです。
SimsはBrodrick Bunkleyと同じFlorida State出身でBunkleyが14位で指名された2006ドラフトで1巡9位指名されDETに入団、ルーキー時からスターターを任され最初の3年間で全試合に出場し123,134,114タックルを記録していました。去年は2週目に肩を痛め、その後膝を痛めた為に11試合出場49タックルと数字を落としました。これは怪我の影響と同時にカバー2をやめた事による戦術転換も影響している物と思われます。
6-0 225ポンドでパワーよりも機動力が売りのLBです。1巡9位の指名でなければ素晴らしい活躍をしているとファンから愛されるべき実績なのですが、4年間合計で2.5サック1INTとビックプレイ能力が全く無い事が大金と高順位を使っている事に対して不満を持たれているようですし、TEN流の4-3ではパワー不足と考えられている為にトレード要員となったのでしょう。
カバー2LBをここで獲得する意味を考えてみます。DET時代はWLBでしたし、サイズを考えてもWLBとしての獲得でしょう。Akeem JordanとOmar Gaitherの2枚WLBは居ますが、GaitherをMLBとしてStewart Bradleyのバックアップ兼ニッケルLBに固定するのであれば3人目のWLB獲得も無駄では有りません。
一般的にはWLBはAkeemとGaitherで大丈夫、不安なのはCris GocongをトレードしてMoise Fokouに任せる形になる(トレードでAlex Hallを獲得はしています)SLBの方なのですが、これはSean McDermottの判断でFokouで行けると思っているのかもしれません。
3人のWLBの誰かをSLBに回す事を考えてみます。Gaitherは多分出来ないでしょう、MLBが出来てSLBが出来ないのは一般的なサイズの順番からするとおかしいのですが、接触プレイが下手なのでTEと正対してセットするような使い方よりもボールキャリアーをフリースペースでカバーしタックルするように使った方が良いでしょう。
Akeemは去年Will Witherspoonに追いやられる形でMLBに挑戦しましたが全く機能しませんでした。その後Witherspoonが放出された時には信頼回復したのだろうと思っていたのですが、Simis獲得を見るとそうではなかったのかもしれません。AkeemがTEに付くのは2TEセットの時くらいなのであまり記憶に無いです。元々ST専用で前に動くLBですし、横に動くMLBは出来ませんでした。改善すべきはTEのカバーですし後ろに動かなければならないSLBでAkeemが活躍するとは思えません。
Simsはカバー2LBですし、縦横への動きと運動量では問題無いはずです。ただ、6-0 225ポンドですし6-4 250ポンドのTEをランブロックで押さえ込めるのかは未知数と言うよりも不可能でしょうね。DET時代からリードブロックを捌けないパワー不足が問題だったようです。20ポンドバルクアップしてSLB転向と言うような事も、出来るのであれば去年のオフにやっているでしょうし、パワーアップは出来ないのでしょう。
結局、3人ともWLBは出来てもSLBは出来ないと私は判断します。3人を上手く使うのであればGaitherをMLBに回す事になる、そう思ってWLB3人体制を納得するしかありません。
5巡指名で元1巡指名選手を手に入れた、しかも致命的な怪我をしたわけではなくHC入れ替えによる戦術転換で弾かれただけですからお買い得なトレードと言って良いでしょう。ただ、欲しいのはSLBですしこのトレードを有効活用するのは難しいでしょうね。堅実な形でデプスを厚くしただけでも5巡ならば上出来かもしれませんが、Akeem好きとしては微妙なトレードです。