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同じ位の数字は残すでしょう

2010-07-04 08:16:00 | イーグルス
 銃撃事件への関与が証明されない限りはMichel Vickを解雇する事は無い、チームは公式に発表しました。1.5ミリオンのボーナス支払いの期日が迫っているようでこの期にカットするのではないか。こう言う見方もあるようですが、現段階で解雇する理由は無いですし当然の対応でしょう。

 
 プレビュー誌やファンタジーフットボールの情報誌を読んでいると、案外Kevin Kolbの評価が高いのが目に付きます。Donovan McNabbが平均して3500ヤード25TD15INTを怪我が無ければ記録してきたのに対し、Kolb率いる2010シーズンもそれくらいはやるだろうと予想する意見が多いのです。これはDeSean Jacksonを筆頭にBrent Colek,Jeremy Maclin,Jason Avantと強力なレシーバー陣を擁している事もKolbの数字が増すと予想する一因でしょう。それはここ2年でパスヤード・パス成功数記録を更新してきたMcNabbが受けてきたレシーバー陣整備の恩恵をKolbが引き継ぐと言う事ですし、去年2試合先発した試合と同等の働きを16試合続ければMcNabbと同等の数字は出す、こう予想したのでしょう。
 問題は16試合続けられるのか、数字を膨らます事と勝利する事が出来るかは別、この2点だと思います。点の取り合いで劣勢となり投げ続けるしかなかったNO戦、チーム再建中のKC戦、ディフェンスに難有りと見られていた2チームと開幕直後の熟成前相手で300ヤードを連続して記録しました。今年はバイウイークまで5勝2敗、その後3勝6敗になるのではないか、先日のオフ会ではこう言う予想になりました。プレイオフ争いが厳しくなる11-12月に同地区が5試合組まれるスケジュール、1シーズン戦った事が無い身体的精神的スタミナ、16試合無事にプレイ出来る可能性は高くないのかもしれません。
 そして、数字を出す事と勝つことは違います。150ヤードしか投げなくても勝てば仕事をした事になりますし、300ヤード投げても負ければ意味がありません。調子が悪い時はなにをやってもダメなMcNabbからショートパスの安定性を選んだ結果がKolbへのスイッチの理由だと私は考えています、良い方に出ればWCOの原点に帰る様なショートパスからのRAC(DeSean.Maclinの両WRはカレッジ時代リターナーのファーストチームに選ばれた実績が有りますからRACが悪いはずがありません)とプレイアクションでDBの動きを止める事が出来るだけのランプレイを軸にしたオフェンスを展開するでしょう。悪いほうに出ればmcNabb-DeSeanの一発でフィールドを広く使っていた恩恵を失いショートパスを読まれ、ランも前掛りで止められる事になるかもしれません。
 良い予想悪い予想、この時期両方有るのは当然です、トレード時にはKolb否定派だった私もこうなったらKolbと共に進むしかないと考えています。DeSeanが50ヤード以上の一発を何度も記録する事は無くなるでしょうけれど、RACを出しやすい所にボールを落としてくれるようになります。色々な面から考えるとやはりMcNabbと同等の数字は残すと言う予想になるのでしょう。