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なぜ補強しないのかが分からない

2010-07-07 01:15:00 | イーグルス
 1巡指名コンビのBredrick BunkleyとMike Pattersonは今年も健在です。特にBunkleyは今チームで1番ベンチプレスを上げる力持ちになっているようで、身体的にピークを迎えていると推測します。問題が有るとすればPattersonの方で、1対1は強いのにダブルチームされると簡単に崩されてしまいます。シーズン終盤に表面化したのが分析された結果狙われるようになったのかバックアップの薄さから負担を掛けすぎた結果スタミナ切れを起こしていたのか、その両方なのかもしれません。
 結局WASをカットされた所を拾ったルーキーFA上がりのAntonio Dixonが3番手に入った2009シーズン、このデプスの薄さはドラフト・FAで解消すると思っていたのですが今年のFA市場の薄さからかFAでは全く取らずにドラフト7巡でJeff Owens、ルーキーFAでBoo Robinsonを加えただけに終りました。DE/DTとして活躍してきたDarren Howardをカットし、後任候補だったVictor Abiamiriも膝の手術を受けて出遅れています。Daniel君やDarryl TappがDE/DTとしてミニキャンプでは練習していたようですがHowardと比べると格落ち感が有ります。
 Dixonは64から90に背番号が変わりましたし期待されているのでしょう。1,2ダウンでランを止めるのがDTの仕事になっていますし322ポンドと1番重いDixonがプレイタイムを伸ばしてくれるとスターターの2人が楽になります。
 3番手を奪われたTrevor Lawsは10-15ポンドバルクアップしてランディフェンスを強化する事を狙ってトレーニングをしたそうです。パワー不足は明らかでしたし今のシステムにパスラッシュDTは必要有りませんからバルクアップは必然です。これで蘇ってくれれば良いのですが、もともとフットワークの良いパスラッシュDTタイプですしどこまでやれるのか大きな期待は出来ないと思います。
 Lawsと4番手を争うのがOwensとBooのルーキーコンビです。Owensはやや小柄で腕が短いのが気になりますがパワーは有るようですし抜ける事よりも受け止める事が重視されるシステムでどうなのかはプレシーズンを見るまで分かりません。Booも怪我さえ無ければドラフトされた筈の人材ですが、こちらもやや小柄ですしランディフェンスが出来るのか微妙です。ランディフェンス特化の3人に加える4人目はパスラッシュ兼任にするつもりでルーキー2人を取ったのならば良いのですが、3-4NT人気で重量級が居なかったから仕方なく取ったのだとすると即戦力にはならないでしょうね。

 FAでもドラフトでも大きな補強はしませんでした。現有戦力に自信が有るのなら良いのですけれど、3番手4番手を見ると大物FAかドラフト上位での補強が必要だったのではないかと思います。ランディフェンスの建て直しが成功するのか、ディフェンスの根底に関わる問題ですし軽視したのが大いに疑問です。