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5巡153位 OT Dennis Kelly

2012-05-05 03:14:00 | ドラフト
 5巡153位 OT Dennis Kelly Purdue

 Chicago出身で入学時は240ポンドのTEだったそうです。レッドシャツ無しで1年目から試合に出て2年生からはLTのスターターに定着しました。

1年生 5試合出場
2年生 12試合出場
3年生 12試合出場
4年生 13試合出場

 スカウティングコンバインには招待されていません。プロデイでは40ヤード5.33、ショートシャトル4.91、スリーコーン7.73、垂直跳び27インチ、幅跳び8フィート8インチ、ベンチプレス30回を記録しています。
 身長6-8で321ポンドがプロデイの計測なのですが、1年前のJRプロデイでは304ポンド、4年生のシーズン中も306ポンド表記なので321ポンドはプロデイでのアピール用(バルクアップ出来ます)ではないかと考えます。腕の長さ33インチは身長を考えるとちょっと短いです。

 長所  素晴らしいサイズとまだバルクアップの可能性を残す骨格。パスプロテクト時の腕の使い方が良い。

 短所  パワー不足、ランプレイでの堅実性が無い。膝が硬く、大外をスピードで抜きに来る相手に対して付いていけない。

 アカデミックチームにも選ばれた真面目な選手で、練習でも試合でも手を抜く事が無いと評されています。240ポンドのバスケットボール選手から306ポンドまでバルクアップしたのですから、トレーニングが嫌いではないでしょうし、321ポンドに増やした事でレベルアップ出来ていれば面白い存在かもしれません。


 個人を特集しているテープは有りません、Purdueでの検索でいくつか見ましたが、何でドラフトしたのか?5巡で取る素材なのか?の答えは見つかりませんでした。
 元TEと言う事でフットワークの良いゾーンブロック型のビックマンかと思っていたのですが、がに股でどたばた走る姿は350ポンド級DTのようですし、反対側のランプレイの時は対面に一回接触した時点でプレイをやめてしまう。パワーで押し切る場面無し、パスプロテクトはまずまずなのですが、サイドステップにスピードは感じません。
 
 評価の高い今年のドラフトの中で、唯一どこを見ても失敗と評価される指名がKelly指名です。INDにGMとして引き抜かれたRyan Grigsonが高く評価していて、その資料を元に指名したようなのですが(INDとの取り合いが早めの指名理由かもしれません)資料を調べている現段階ではなんで指名したのかなあ・・・・・・と言った印象です。