イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ちぐはぐ

2007-12-03 23:07:36 | イーグルス
 A.J Feeleyの先発2試合目になるSEA戦は24-28で負けました。これで5勝7敗です、ワイルドカード争いの6位が6勝6敗ですからまだ望みは有るものの、6勝6敗、5勝7敗に5-6チーム団子状態ですし、地区内やその最後の一枠を争うチームとの直接対戦にことごとく負けている事を考えれば事実上の終戦でしょう。
 
 なんと言っても敗因はA.J Feeleyの4INTです、MLB Lofa Tatupuに3INTを食らってしまいました。最初のプレイではゾーンの切れ目に投げ込んだのですが、WRが釣るはずだったSSがL.J Smithをマークしに来ていて結果的にダブルチームの所に投げてしまいました。2回目のINTは完全にフリーでINTを狙っていたTatupuの守備範囲に投げてしまいました、ターゲットのGreg LweisとCBだけのマッチアップならば最高のタイミングで投げたのですが、Tatupuが見えていなかったようです。最後のINTは残り23秒の所で敵陣11ヤードにまで攻め込み、大逆転かと期待した所で喫しています。これもTatupuさえ居なければTDパスが通っていたでしょう、単純にレシーバーとそのマーカーの1対1しか目に入っていないのが原因のINTでした。これはNE戦でも感じたのですがファーストターゲットをずっと見続けていますからINTを狙われると簡単に食らってしまうのでしょう、MLBをフリーカバーさせてNE戦善戦の一因となったミドルを狙わせるSEA側の作戦にはまってしまった形です。マンカバーに対しては素晴らしいパスを決める事ができるのですが、ゾーンカバーに対する投げて良い場所と悪い場所の区別が付いていないのでしょうか・・・。
 Brian Westbrookは最後のビックリターンを含め、この試合でも頑張りました。ランで93ヤード、パスで7回46ヤード、リターンで64ヤード稼いでいます。しかし、勝敗を分けた1ヤードの攻防では2度中央突破を防がれてしまいました、2度目は空中で押し戻されてしまいましたしディフェンスを褒めるべきなのかもしれません。その次の4th&インチもディフェンスの素晴らしいプレイで止められてしまいました、獲得ヤードに比べてTDが異常に少ない今シーズンを象徴するような前半最後のプレイでした。こういう場面で使う為に獲得したTony Huntはアクティブにならず、Correll Buckhalterも信頼されて居ないのでしょう起用されません。
 
 ディフェンスはMaurice Morrisに45ヤードTDランを貰ってしまいました。Nate Burlesonに43ヤードTDパスを投げられましたが、これもカバーに行ったJ.R Reedが悪天候のグラウンドに脚を取られるなど不運なプレイでした。
 INT寸前のプレイもいくつかあり、ファンブルリカバー出来た場面もありました。しかしボールが手に付かずターンオーバーを奪う事が出来ませんでした、一つでもボールを確保できていれば勝てたかもしれません、みぞれ交じりの悪天候でしたがSEA側は4つINTをしているのですし言い訳には出来ないでしょう。とはいえ、ほんのちょっとした運不運と言う所で全てが悪い方向に出てしまった試合でした、それを跳ね返すだけの地力が無いのでしょうね。

 締めるべきところで締められない、ちぐはぐな今シーズンを象徴する試合でした。もっと楽に勝てても良いはずなのですが、接戦を落とし続けています。去年はランディフェンスが弱すぎて時間をコントロールされ続けました、今年はランディフェンスは強化され、WestbrookはリーグベストのRBと評価される活躍を続けています。それなのに勝てない、勝つべき試合を落とすチームには何か理由が有るのでしょうが、今年のチームの何が勝てない理由なのかが見えません。前半戦は怪我が理由でした、後半戦はタレントが揃いNE戦のように集中して来ていますが勝てません。
 チームを再建するべきと言う意見に対してははっきりとそんな時間は無いと言えます。Brian Westbrookが旬を迎えた今勝たなければ本当の氷河期に落ちてしまうでしょう、TRA,Jon Runyan,Brian Dawkinsの代わりを見つけるのは相当難しいです。T.OとJavon Kearseを呼び込んで勝負を掛けた2004シーズンのような補強をする事が今のチームでスーパーを狙う為には必要でしょう、もうチームに残された時間は少ないのです、最後の勝負を掛けるべきで再建をする時期ではありません。

McNabb,Mikell欠場

2007-12-01 17:10:29 | イーグルス
 負けはしましたが2007シーズンのベストゲームだったNE戦の勢いそのままに終盤戦巻き返せるのかが試されるSEA戦になります。現在5勝6敗ですし、10勝6敗がワイルドカードの最低ラインとするならばもう負けることは許されません。

 足首と指を痛めているDonovan McNabbはダウトフルと公示されました、練習にも参加して居ませんし今週もA.J Feeleyが試合に出る事になるでしょう。NE戦で見せたテンポの良いショート・ミドルへのパスを持続できるのかに注目です。同時にきっちり守られた時にそれを打ち破るだけの能力が無い事も再確認できました、ランパスのバランスも重要です。そのランオフェンスを担うBrian Westbrookは慢性の膝痛に悩まされていますが金曜日の練習には参加しました、試合にも出場予定です。Feeleyは主役になれる器ではないですしWestbrookを軸としたオフェンスを展開する事になります。
 もう1人Qunitin MikellもNE戦に続いて欠場する見込みです。NE戦で活躍したJ.R Reedがもう一度SSに入る事になりますが、今度はShawn Alexanderのランが有ります、ランディフェンスに不安が有るReedをFSにBrian DawkinsをSSに回すのも手かもしれません。
 Brodrick Bunkleyはクエスチョナブルですが、試合には出場できそうです。ランディフェンス躍進の影の功労者はBunkleyでしょう、押されても潰されないようになった事が中央突破を何度も防いでいます。パスプレイではDarren Howradに替わりますしプレイタイムを減らす事でなんとか1試合持たせて欲しいものです。

 SEA側はスターターではWR D.J. Hackettがアウト、Rocky Bernard、Lofa Tatupuがクエスチョナブルです。ディフェンスの中央線に怪我人が出ています、Westbrookの中央突破が出るかがオフェンスの正否を左右します、これまでパワーポイントとして使ってきた右側にPatrick Kerney、Julian Petersonと実力者を並べていますし中央へのランを狙いたいものです。

 NE戦の勢いを持続する為にもこの試合は勝つ事と同時に良い勝ち方をする必要が有ります、Westbrookの中央突破からFeeleyがテンポ良く繋げるオフェンスが出るといいのですが。