イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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契約から補強を考える OL

2008-02-17 23:08:40 | イーグルス
 William"Don't call me TRA"Thomasはルーキー時の5年契約に6年の契約延長をしていて11年の契約が2008シーズンで終わります。サインボーナスは契約延長時に8ミリオンでした、キャップヒットは1年あたり約1ミリオンです。5,4ミリオンのベースサラリーと安くは無いのですが、Winston Justiceが使い物にならなかったですし今年もLTを任される事になるでしょう。背中の怪我に加え膝の怪我も加わって満身創痍ですから契約延長はしないと思われますが、ドラフトで後継者を取れなかった場合には延長するかもしれません。今FA市場でLTを獲得するのは本当に難しいですから。

 4巡指名から契約延長を勝ち取ったTodd Herremansはルーキー時の4年契約のサインボーナスは0,4ミリオン、5年の契約延長で5ミリオンのサインボーナスを貰っています。キャップヒットは7年で割る事になるので1年当たり0,7ミリオン程度になります。ベースサラリーは2008年が0,9ミリオン、その後は1,3ミリオン、1,5ミリオン、1,9ミリオン、2,2ミリオン、2,6ミリオンと段階的に2013年まで増えるような契約になっています。OTとしてはフットワークに難が有り、OGとしてはパワー不足な面があるのですが、本来はOTで生きる選手だと思います。

 何度もIR入りする怪我を負い、OTからOG,Cとコンバートを続けてスターターを掴み取ったJamaal Jacksonは7年の契約延長をして2013年まで契約が有ります、サインボーナスは良く分からないのですが1,75ミリオン程度のようです。ベースサラリーは2008年は0,55ミリオン、2009年は0,72ミリオン、その後は0,82ミリオン、0,92ミリオン、1,12ミリオン、1,22ミリオンとなっています。若干太りすぎなのか動きが悪くなっているように見えるのが懸念材料ですが、Cとしての技術は向上を続けていますし怪我をしなければ当分不動のCとして働いてくれるでしょう。

 2年連続のプロボウルに選ばれたShawn Andrewsはルーキー時の6年契約に加えて7年の契約延長をしています。ルーキー時のサインボーナスは僅か1ミリオンですが、翌年に5ミリオンのロスターボーナスを貰っています。契約延長時のサインボーナスは5ミリオン、2006年に5ミリオンロスターボーナスとして貰っています、サインボーナスは10で割る事になるので1年当たりは0,5ミリオン程度でしょう。ベースサラリーはルーキー時の契約が残る2008年が0,78ミリオン、2009年が0,75ミリオン、契約延長後の2010年は2ミリオン、その後2,5ミリオン、2,75ミリオン、3,75ミリオン、5,2ミリオン、6,2ミリオンと2015年まで増えていきます。足首に爆弾を抱えるAndrewsが契約終了までプレイしているかは微妙なのですが、最後の2年はともかく2013年までは安価で契約していることになります。

 もう1人2008年で契約が切れるJon Runyanは3年契約の最後の年になります。サインボーナスは無しで2006年にロスターボーナスで2,5ミリオン支払っています、ベースサラリーは3,2ミリオンと実力からすれば格安の契約です。2008シーズン中に35歳になるRunyanですから契約満了と共に引退すると思われますが、膝の怪我が悪くなってきてる事以外は懸念材料ですが、実力的にまだ引退する必要はありません、もうプロボウル級のタレントではないですが堅実でリーダーシップを発揮するベテランとして貴重な存在です。若手が成長しなかった場合には契約延長が2008シーズン終了後にあるかもしれません。

 全く成長していないように見えてしまうWinston Justiceですが、4年契約の3年目を迎えます。サインボーナスは2,1ミリオン、ベースサラリーは2008年が0,44ミリオン、2009年が0,53ミリオンです。カットされる事は無いとは思いますが、契約延長をする事も無いでしょう。LTで起用できるフットワークは無いようですしRTにコンバートしてなんとかNFLレベルになってくれるかどうかという所でしょう。

 Max Jean-Gillesも3年目ですが伸びてきません、サインボーナスは0,5ミリオンベースサラリーは2008年が0,44ミリオン、2009年が0,53ミリオンです。太りすぎで足が動かないのが最大の問題でしょう、もう少し動くようになればOGのバックアップとして計算できる選手になってくれると思います。

 OG3番手をGean-Jillesに奪われたScott Youngは2008年が契約最終年です、サインボーナスは0,2ミリオン程度、ベースサラリーは0,52ミリオンです。プレイオフや大事な試合でミスをした選手は徹底的に干すのがAndy Reid流なのですが、2006シーズンのプレイオフで致命的なミスを繰り返していますし、新加入の選手次第ではカットされる候補の1番手になりそうです。

 C/FBのバックアップとして2006シーズン活躍したNick Coleですが2007シーズンはプレイタイムを大きく減らしました。ルーキーFAですしサインボーナスはほとんど無いでしょう、ベースサラリーは0,44ミリオンです。この選手も新加入の選手がよければすぐにカットされる事になりそうです。


 今シーズン限りで契約が切れそのまま引退しそうな元プロボウラーが2人居ます、後継者候補の若手は成長が遅れています。そう言う意味でも今年のドラフトで後継者を上位指名する可能性は十分過ぎるほど有りそうです。今年は1巡候補のOTは非常に層が厚く、将来のスターター候補を19位でも引けると予想されています。ライン良ければあとはどうにでもなると考えているReidの事ですから1巡OL指名する可能性は高いと考えて良いと思います。
 FA市場のOTはRTは何人か出てきますが、LTは良いのは出てきそうに無いです。RTはAndrewsのOTコンバートも考えられますしFAで大金を支払う必要は無いでしょう。
 
 もう一つ、私は補強の必要は無いと思っていますが、LGのHerremansからグレードアップが必要とする意見があります。この部分にはAlan Fanecaが市場に出てきます、ただ非常に高価な買い物になりますし手は出さないでしょう。もう1人Mike WahleがCARをカットされて獲得に動くことを期待したのですが、あっさりSEAと契約してしまいました。グレードアップになるようなFA選手は居ませんし、ドラフトで取るならばOTでしょう、OTを取ってOGで勉強させるのは良いと思いますが。、

契約から補強を考える WR

2008-02-16 16:45:20 | イーグルス
 6年30ミリオンでFA加入したKevin Curtisは加入1年目から1000ヤードを突破し年俸に見合った働きをしてくれました。サインボーナスは2ミリオンと少なく、2007年に5ミリオン、2008年に1,5ミリオンのロスターボーナスが支払われます。去年29歳だったCurtisに年齢的な衰えが来た場合に解雇しやすくしているのでしょう。ベースサラリーは2008年と2009年が1,9ミリオン、2010年は3,4ミリオンでその後は4ミリオン6ミリオンになっています、最後の方は支払う気がないと考えても良いでしょう。

 ルーキー時の5年契約に加えてすでに5年の契約延長をしているReggie Brownはルーキー時のボーナスは公表されて居ません、翌年の2巡指名Winston Justiceのボーナスが2,1ミリオンと言われていますので、約2ミリオンと考えて良いかと思います。契約延長時のボーナスはサインボーナスとロスターボーナス含めて10ミリオンと言うことです、これがどれ位の割合になっているのかを想像すると、キャップに余裕が有る時にゴーストが残るサインボーナスではなくロスターボーナスと言う形で支払うのを好むチームですしそれ程多くのサインボーナスは支払われていないのではないかと考えます。ベースサラリーはルーキー時の契約が残る2008年は0,54ミリオン2009年も0,64ミリオンと低く、契約延長分が始まる2010年も1ミリオン、その後も1,2ミリオン1,6ミリオンと控えめで、2013年が3ミリオン、2014年が3,7ミリオンになります。ベースサラリーが低い事を考えると、スターターから降ろされたとしてもそう簡単に解雇はされないでしょう。

 3番手を争う若手の1人Jason Avantはサインボーナスが0,45ミリオン、ベースサラリーは2008年が0,44ミリオン2009年が0,53ミリオンです。
 もう1人の若手Hank BaskettはルーキーFAでMINと契約後にトレードされてきた為にサインボーナスはMINに置いてきています、ベースサラリーは0,44ミリオンで2008シーズン終了後RFAになります。
 2人を比べると、スロットからS,LB相手ならば置いていくだけのクイックネスを持つがCB相手だとマークを外すのが難しいAvant。CB相手ならば6-4のサイズで圧倒できるが、LB相手でもスピードで引き離せないため密集では案外使いにくいBaskettと特徴が分かれます。スロットにはAvant,スターターの控えにBaskettと2007シーズンは起用されました、Baskettは6-4のサイズを活かすためにTE(FL)として起用するのも手ではないかと思います、今のままでは飼い殺しでもったいないです。

 Avantに変わりシーズン終盤スロットで良い働きをしたGreg LewisはルーキーFAで入団後契約延長を勝ち取った生え抜きです。契約延長は6年でサインボーナスは0,8ミリオン、ベースサラリーは2008年が0,6ミリオンでその後も0,65ミリオン、0,67ミリオン、0,72ミリオンと2011年まで契約が有ります、これは下手をすると今の労使契約のベテランミニマムよりも安いかもしれない位の契約になっています。STでも起用できて、システムを熟知するベテランですし、カットされる事無くチームの重鎮として居続けることになるでしょう。
 
 出来る事ならば本当のエースレシーバーを手に入れてBrownをスロットに降格、3WRセットではCurtisをスロットからBrownをワイドアウトから使うようしたいのですが、他のポジションとの兼ね合いを考えるとWRだけの補強と言うわけには行きません、現実的には3番手のWRのグレードアップを考える事になると思います。
 ドラフトは1巡候補は少ないのですが、2-3巡候補に個性が有る選手が多いようですし、6-4位の大型レシーバーが多そうですから3巡くらいで良いのが残っていれば指名するのではないかと考えます。
 FA市場に出てくるWRの中では、トレードの噂も何度か有ったOAKのJerry Porterがまず候補になります、チームが必要とする縦へのスピードを持っていますしサイズも十分です。去年NEに移籍したDonte Stallworthは契約上解雇が濃厚です、FA市場に出てくれば縦へのスピードは言うまでもありませんしシステムを知っている出戻り大好きAndy Reidの事ですから契約に動くかもしれません。
 3番手を争う若手の成長を待つ事にした2007シーズンでしたが、結局はベテランLewisが3番手に入りました。今年も若手の成長を待つのか、大物の獲得に動くのか、私は3年10ミリオン程度の中堅か3-4巡でスロット候補を加えるのではないかと予想します。

契約から補強を考える RB

2008-02-15 09:06:31 | イーグルス
 オールプロBrian Westbrookが契約の見直しを要求するのではないかと噂されていますし、バックアップ陣の契約は短期間の為に非常に流動的です。

 Westbrookは5年30ミリオンの契約延長をしていますが、2007年のベースサラリーは2ミリオン、2008年は3ミリオン、その後3,5ミリオン、4,5ミリオンと非常に安い契約になっています。他にサインボーナスが6ミリオン、2006年に支払われるロスターボーナスは3ミリオン(これを2重に支払ったようです)サインボーナスを年割りすれば1年につき1ミリオン程度のキャップヒットになります。
 今再契約をするならば7年50ミリオン級の契約になるでしょう、そう言う事を考えればWestbrook側が契約の見直しを要求するのは当然とも言えます、今の契約が安すぎますし後3シーズン契約が残って居ます、小柄なWestbrookを今のまま使い続ければ3年後には磨り減ってしまうでしょう・・・。10ミリオン位のサインボーナスを支払ってあげて2年程度契約延長するような形で契約の見直しが行われるのではないかと考えています。

 Correll Buckhalterは2008シーズンで契約が切れます、ベースサラリーは1ミリオン、サインボーナスは不明ですがそう多くは支払っていないでしょう。使ってあげれば100ヤード走る事も出来るのですが、使ってもらえないのですから能力を発揮出来る訳がありません。Andy Reidは事ある毎に2度のACL手術から復帰してきたBuckhalterは手本になる存在で精神面での貢献が大きいと言い続けています。使ってもらえないのはMatry Mornhinwegが嫌っているのでしょう・・・。
 スターターで使われた試合では100ヤード走りました、怪我の多いWestbrookのバックアップと言う意味では十分な存在ではあります。しかし、Westbrookとプレイタイムを分け合う事が出来るRBがチームには必要です、1ミリオンと安くない給料を貰っていますしFA・ドラフトでそのようなRBを獲得した場合にはカットされる危険があるでしょう。

 Tony Huntは3巡指名で入ってきましたが、ショートヤード専門ですら使ってもらえない状態です。契約は4年契約でベースサラリーはミニマムx4年、サインボーナスは0,8ミリオンのようです。カレッジではパワーだけで押し切れたorOLが強力で誰でも走れただけでNFLではスピード不足で全く通用しない外れくじを引いてしまったようです。個人的にはすぐにでもカットして次のくじを引くべきだと思いますが、もう1年様子を見る事になるでしょう。

 Westbrookの劣化コピーRyan Moatsは契約最終年度を迎えます、ベースサラリーは0,45ミリオン、サインボーナスは0,7ミリオンの4年割になります。スピードは有るもののパスキャッチが下手、リターナーも出来るけどファンブル多発と試合で使いにくい選手です。もう誰も期待していないでしょうが、手薄すぎるリターナー陣の中では一発TDを狙える存在では有ると思っています。そう言う意味でキャンプまでは様子を見る事になるでしょう、RB枠と言うよりもKR枠での確保になるでしょうから、リターナーに成れなければカットされると思います。

 ファンブルしないがリターン出来ないReno MaheはUFAになります、帰って来ない事を皆で祈りましょう。

 RBはドラフトで豊作と言う情報があります、FAにもスターター経験者が何人か出てきそうです。Westbrookが居ますからエースになれるようなRBは必要ありません、Westbrookを休ませる事が出来れば十分です。Buckhalter,Moatsが契約最終年度ですし、1人は入れる事になるでしょう。
 FA市場で明らかにBuckhalterよりも上と見られるMichael Turner、Jamal Lewisには手が出せないでしょう。個人的にはChris Brown、Michael Pittmanの加入が面白いと思っていますが、この2人ならばBuckhalterをちゃんと使ってあげればそれ程変わらない気もします。


 FBではThomas TapehがUFAになります、今年のFA市場に出るFBは不作で恐ろしい事にTapehがベストではないかと言われているようです。JACのGreg Jonesも再契約してしまいました。再契約の可能性は十分にあるでしょう。

 2年連続でIR入りしているJason Davidとは2年間の契約延長をしました、ベースサラリーは2008年が0,295ミリオン、2009年が0,385ミリオンです、サインボーナスは無いと考えて良いはずです。TapehがUFAですしチーム唯一のFBになります、このまますんなりスターターを与えられるとは思いませんがキャンプ終盤までにカットされる事も無いでしょう。

契約から補強を考える QB

2008-02-14 00:42:48 | イーグルス
 スカウティングコンバインが始まるまで一週間となりました、まあドラフトの前にFA交渉が有りますし、ポジション毎の契約状況を見てみます。

 Donovan McNabbは契約は2013年まで有るのですが、12年の契約延長の終盤に差し掛かっていますしキャップヒットが凄まじい事になります。その為に2008シーズン終了後に契約の見直しをするかトレードに出すかの決断をする事になるかもしれません。ルーキー時のサインボーナスは7年間ですでに支払い終わっていますし、契約延長時のボーナスは20ミリオンなのですが、これはサインボーナスとしてではなく、2002年に13ミリオン、2003年に7ミリオンロスターボーナスとして支払っていると言う情報もあり、それが正しいのならばMcNabbを放出した場合のゴーストサラリーは存在しない事になります。
 ベースサラリーは2008年が6,3ミリオン、2009年が9,2ミリオン、その後は10ミリオン、12ミリオンと増えて行くことになります。プロボウル級の活躍が出来るならば、10ミリオン支払う事に何も問題はありません、勝てるQBにはいくらでもつぎ込むべきです。やはり問題は怪我が増えた事による能力と耐久性の低下でしょう、1シーズン乗り切れないのでは能力が高くても意味がありません、プレイオフに健康で居る事が重要なのです。2006シーズンに負った右膝のACLは2007シーズンが進むにつれ動きを取り戻している事を見れば2008シーズンには本来の動きが出来る事を期待して良いと思います。
 つまり、健康なMcNabbを放出する可能性はほとんど無いと言う事です、トレードの申し込みがあったとしてもこのオフに受ける事は無いと確信します。ただ、TRA,Jon Runyan,Brian Dawkinsが引退しチーム再建が始まる次のオフシーズンにMcNabbを放出しA.J Feeley,Kevin Kolbにスイッチする事は十分に考えられます。

 MIA,SDと不遇の時代を乗り越えてきたA.J FeeleyはSDをカットされた後にチームに復帰しました、2年契約でしたが、去年のオフに3年契約延長し2010年まで契約が残ります。契約延長時のボーナスは2ミリオンでうち0,5ミリオンは2007年のロスターボーナスのようです、つまりサインボーナスのキャップヒットは0,5ミリオンずつと言う事になります。ベースサラリーは2008シーズンが0,9ミリオン、2009が1,3ミリオン、2010が1,8ミリオンになっています。QBと言うポジションである事を考えればスターター経験もそれなりに有りますし決して高くは無いと思います。
 能力的には良くも悪くもバックアップQBが精一杯と言う所でしょう、McNabb,Koy Detmer負傷後に救世主となった2003シーズンはOLから3人プロボウラーが出ましたしRB3人を使ったランオフェンスがメインでした。そしてMIAではRicky Willamsの突然の離脱でオフェンスの主役になる事を強要されて失敗しています、SDではDrew Brees,Philip Riversに次ぐ3番手として過ごしました。そして翌年のキャンプでカットされています。チーム復帰後はATL戦で勝利し、NE戦では素晴らしい働きをしますが研究されたSEA戦ではINTを量産して敗北します。つまり、バックアップとして急場を凌ぐだけの能力は持っていても、研究された上でそれを乗り越えるような能力は持っていないと考えられます。McNabbを追い出すようなQBではありませんが、2番手としてキープするのには極上の能力と年俸のバランスを持っていますしこのまま契約終了まで3年間チームに居るものと考えます。

 ほぼ出番無しに終わったKevin Kolbですが、カレッジからNFLのシステムに慣れる為の勉強をしていたと思えば出番無しに終わった事を気にする必要はありません。2巡35位の割に契約は安めです、サインボーナスは0,5ミリオンで2008年に2ミリオンのロスターボーナスが発生します。ベースサラリーは2008年が0,37ミリオン、2009が0,46ミリオン、2010が0,55ミリオンとルーキー時のミニマムです。キャップに空きがなかった訳で無いのに2008年にロスターボーナスを支払う契約にした時にMcNabbの怪我の具合を見てMcNabbが復活するようならばトレードに出すのではないかとも言われました。このボーナス発生を1年遅らせた事がトレードへの布石だとするならばMcNabbが復調傾向にあり、Feeleyが実戦でそれなりに仕事をしましたから欲しがるチームが有るならばトレードに出される可能性が無いわけではありません。
 FA市場に出てくるQBを見てみると(もちろん3,1カットで更に増えるのですが)Daunte Culpepper、Rex Grossman、Billy Volek程度しか目に付くQBは居ませんし、Kolbにそれなりの価値が生まれる可能性は十分に有りそうです。QB育成実績があるAndy Reidの下で1年勉強していますし、今年ルーキーQBを取るよりも確実性が高いでしょう、そう言う意味でも次世代の若手QBを欲しているチームにトレードされるかもしれません。
 もちろん、チームとして再生期に入る来年のオフにMcNabbを放出する事を計画しているならばKolbを2009シーズンのスターターとして育てる事になりますし、もう一年McNabb,Kolb共に様子を見てどちらかを放出するのかもしれません。

2007シーズンを振り返る

2008-02-13 08:48:13 | イーグルス
 コーチとシステムについても2007シーズンを振り返ろうかと思っていたのですが、Donovan McNabbの怪我が長引いた事でオフェンスは全てが狂いました。やりたい事がなにも出来ずに終わってしまった感があります。
 ディフェンスはランディフェンス崩壊が致命傷になった2006シーズンの反省からランディフェンス最優先のシステムに移行しました、しかしこのシステムを支えるはずだった鉄壁のDB陣からプロボウラー2人が怪我で居ない事が多く機能していたとは言いにくい状態です。
 怪我人が出た中でどう修正するかがコーチの力量だとは思います、そう言う意味では満足できる状態ではないのですが、プロボウラーが5人欠場する試合も有りましたし手の打ち様が無かったと言えなくも無いです。
 コーチ陣はほぼ入れ替えなしで2008シーズンも戦うわけですが、Marty Mornhinwegを使い続けて良いのかは非常に微妙な問題だと思います。ただ単にBrian Westbrookの個人技に全てを任せただけと言われても仕方が無いような、何の工夫も無いオフェンスを展開しました。これはAndy Reidが仕事に専念する事で良くなる可能性も有りますが、オフェンスが劇的に改善される事は期待しない方が良さそうです。
 ランディフェンスが数字上改善されたディフェンスですが、単純にTrent Coleだけ押さえればラッシュが届かずDB陣が怪我でボロボロだった為にパスを投げた方が早かっただけと言えなくもないです。NE戦で見せたような変化の有るパスラッシュを全ての試合で用意するだけのエネルギーをJim Johnsonが持ち続けられるのかと言う体力勝負の所が有ります。
 
 オフェンス改善の為には3人目のWR強化が必要です、若手が伸びてくるのを待つ余裕はありません、2009年の事を考えないのならばWRを一枚加える事でオフェンスの補強は大丈夫でしょう。もちろん、TRA,Jon Runyanが抜ける事やWestbrookのバックアップを考えないわけにはいきませんが。
 ディフェンスはDLのデプス改善が重要です、スターターに昇格したJuqua Thomasをサードダウン専用に戻す必要が有りますし、3番手以降のDTの弱さはチーム最悪でしょう。そしてニッケルCBの強化が至上命題になります、サードダウンを簡単にクリアされてしまうのはニッケルの弱さが原因です。
 スターターのFA流出がほとんど無いオフシーズンです(逆に言えばFAで買い物をするほどの余裕もありません)FAよりもドラフトでの補強が中心になるでしょう。ドラフト権はHank FraleyのトレードでCLEから5巡を手に入れたようです。他にJeff Garcia,Donte Stallworth,Micheal Lewis,Redrick FoodとFAで失いました、入ったのがKevin CurtisとMonte Reagor程度ですし5-7巡を3-4個貰えると予想します。ドラフト権はたくさん有りますし、弱点の補強を数撃てば当たる方式で補強してくれる事を期待します(特にリターナー候補を3人位指名してくれる事を熱望します)

 スペシャルチームは全て作り直す方向でお願いします・・・・・良い所が一つもありませんでした。