イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

GrossもScaifeも出てきません

2009-02-20 08:33:20 | イーグルス
 サラリーキャップが2010年以降無くなる可能性が強くなっている事を考えれば、来年のキャップだけクリア出来ればあとはいくら払っても良いような大型契約で選手を引き止めるのは当たり前です。今年もプロボウル級のタレントはほぼ全員タグを貼って引き止める事になりましたが、Eaglesはタグを使わずに選手の流出を許す事になりました。

 去年はL.J Smithにタグを貼り、4,6ミリオンでの1年契約で引き止めました。プロボウル級の評価は無いとしても5年30ミリオンの価値は有ると考えていましたから、単年4,6ミリオンなら問題なく払える金額だと思っていました。
 今年のL.Jのプレイのレベルと若手のBrent Celekの成長を考えればL.Jにタグを貼らないのも仕方が無いのでしょうが、現段階でUFAになるTEの中ではL.Jが一番の評価を得る状況になっています。ドラフトで上位指名をするのが規定路線なのでしょうが、グレードアップが必要なTEで現状維持すら出来ない現状は問題があります。

 TRAもそのままFA市場に出す事になりそうです。手術をした事でJon Runyanの確保が出来ると計算したのでしょうが、LTとしてのパスプロテクト能力では一流のTRAをそのまま放出して良いのかと言う点で疑問が残ります。Runyanは手術の結果最悪8月までリハビリに掛かると言う診断ですから確実に開幕に間に合うという保障はないですし、年齢的な衰えは隠せません。ここはTRAを残してRunyanも安価でキープするのが正解だったのではないかと考えます。
 Runyanが間に合わない場合プロボウラーを2枚欠く事になります、ドラフト上位を使って1人補充するとしてもFAでもう1枚取る事になるでしょう。Andrews弟と密約有るのかもしれませんが、今年FA市場に出てくるOTは揃いも揃って怪我人だらけです。少なくとも今シーズンは無事に過ごしたTRAの評価は高いはずなのですが・・・

 今年はFAで放出して来年の補填ドラフト権を取りに行く年なのですが、このまま3月を迎えると30ミリオン以上キャップを残す事になるようです。もちろんL.JにTRA,Runyanを出すだけでなくそれなりに補強をするのでしょうが、FA市場に良い選手が出てこないのですから獲得競走は激しくなります。ここはFA・ドラフトの結果を見てからトレードやタグの撤回が出来る事を考えてもTRAにタグを貼っておくべきだったと考えます。

暫定デプスチャート

2009-02-18 21:42:44 | イーグルス
 RFAの2人にはオファーを出すでしょう、UFAの選手が全員抜けると仮定しての暫定デプスチャートを作ってみます。ただし、双方が残留を希望しているBrian Dawkinsは入れて考えます。逆に出来高払いの勘定が良く分からないDan Kleckoは居ない物として考えます、今の段階で2009年4ミリオンキャップヒットする事になっています。

    ファーストチーム    セカンドチーム    サードチーム
QB  Donovan McNabb    A.J Feeley      Kevin Kolb
RB  Brian Westbrook    Lorenzo Booker
FB  Kyle Eckel
SE  Kevin Curtis       Hank Baskett
FL  DeSean Jackson     Reggie Brown
Slot Jason Avant       Greg Lewis
TE  Brent Celek       Matt Schobel

LT  Todd Herremans    King Dunlap  
LG  Nick Cole        
C   Jamaal Jackson    Mike McGlynn
RG  Max Jean-Gilles    Mike Gibson
RT  Shawn Andrews    Winston Justice

LE  Victor Abiamiri     Jaqua Parker    Chris Clemons
LT  Mike Patterson     Trevor Laws
RT  Brodrick Bunkley    
RE  Trent Cole        Darren Howard   Bryan Smith
WLB Akeem Jordan     Omar Gaither
MLB Stewart Bradley    Joe Mays
SLB Cris Gocong       Tank Daniels

LCB Asante Samuel
SS  Quintin Mikell 
FS  Brian Dawkins      Qunitin Demps
RCB Sheldon Brown     Jack Ikeguwonou
K   David Akers
P   Sav Rocca
KR  Quintin Demps
PR  DeSean Jackson
LS  Jon Dorenbos

 
 OLとDBにRBがすかすかなのが良く分かります、特にOLとDBは全く数が足りません。再契約での引き止めとFA戦線、ドラフトでチーム力をどれだけ立て直せるのか、難しい仕事になりますがフロントには正しい判断が求められます。

トレード要員

2009-02-18 04:18:00 | イーグルス
 Lito Sheppardの放出は100%間違いないと思うのですが、Reggie Brownを放出するのかが分からなくなってきました。

 Asante Samuel加入の噂が出始めた頃からLitoは契約更改かトレードをするようにチームに求め出しました。FA交渉解禁前の話なのでSamuelの加入が決まっていた訳ではないのですが、そこら辺は暗黙の了解と言う奴なのでしょう。ドラフト時にトレードされると言う話も有り、実際にいくつかのオファーは有ったのですが全て断りました。その後ミニキャンプをホールドアウトしトレーニングキャンプ前には進まない契約交渉の為に代理人をDrew Rosenhausに変えましたが、結局チーム側は契約更改をせずに済ます事になりました。開幕時にホールドアウトしない代わりにシーズン終了後に放出する事を約束したと言われています。
 今の所チームの契約下に有りますが、今のまま2009シーズンも戦う事は絶対無いでしょうし、今から契約更改をするとも思えません。3月になる前にカットされるのか、FA戦線開始時・ドラフト時にトレードを狙うのかになるでしょう。もちろんただで放出するよりもトレードを狙いたいのですが、2008シーズンのLitoはプロボウル2回選出とは思えない酷いプレイを見せ続けました。商品価値としては3巡で売れれば上出来、ネームバリューを考えても4巡程度まで落ちてしまったのではないかと思います。ただ、ベースサラリーは3ミリオン程度とプロボウル経験者としては格安ですからオファーが全く無いと言う事にはならないと思います。

 もう1人放出が噂されるReggie BrownですがGM Tom Heckertが2009シーズンもロッカーに帰ってくるとインタビューで公言しました。しかし、DeSean Jacksonの加入でポジションを失いましたし、逆側にもKevin Curtisが居ます。そしてスロットでBrownを使った事が有りませんし、タイプ的にもワイドアウトで使う選手です。そう言う意味でDeSeanとCurtisからポジションを奪わない限り居場所が無い現状、Brownを残す事に意味があるのかと考えると、トレードする方向になるのでは無いかと考えます。
 スロットにJason Avantを固定して成功しました、これが無ければCurtisをSTL時代のスロットに戻すと言うような形でBrown,Curtis,DeSeanを同時に使うこともあるのでしょうが、Avantがチームで最も堅実なレシーバーですし良い形を崩す事はしないでしょう。
 チームに居場所は無くなりつつありますが、2巡指名で入団して以来3年間エースレシーバーとして起用されてきましたし、怪我でポジションを失っただけと言う見方も出来るBrownを安く売る必要も無いのかもしれません。良いオファーが有ったら放出する程度の考えでも問題は有りません、契約はあと5年有るのですから。

欲しい選手リスト

2009-02-16 23:57:11 | イーグルス
 フランチャイズタグを貼られる選手が出てきていますが、今年のEaglesにタグを貼って引き止める選手は居ないと思います。個人的にTRAにはタグ貼って引き止める必要があると思うのですけれどね・・・

 補強が必要なポジションでFA市場に出てくる予定の選手の中から欲しい選手を挙げてみます。
 まずOLですが、LT,RTのスターターがFAで、34歳と35歳ですからOTの若返りを図りたいところです。目玉はCARのJordan Grossになりますが、タグを貼られる可能性も有りますし、今年のOLでは頭1つ抜けた存在ですからかなりの高額商品になります。左右両方でプレイ経験が有るのは使いやすいですし、ランブロックの出来るLTが欲しいチーム状況を考えれば獲得に動くのは間違いないです。
 そしてShawn Andrewsの実弟になるCINのStacy Andrewsも面白い存在です。去年タグを貼られて残留しましたが、シーズン終了後に膝の手術をした事で市場価値は落ちているでしょう。精神的に不安定な兄のお目付け役にも適任ですし、膝の手術からちゃんと復帰出来るのであればRTとしてプロボウルクラスの能力を持ちます。
 TRAからの若返りと言う点ではパスプロテクトは一流でもパワーは二流のJAC Khalif Barnesも狙うべきです。パワーアップは多分出来ないLT専任の選手なのですが、サイズとフットワークを高いバランスで持っていますし何より若いです。ぜひ獲得して欲しい選手の1人です。
 この3人の中から1人獲得出来れば、ドラフト1,2巡でもう1人補強する事で若返りを済ませる事が出来るでしょう。TRAとRunyanで10ミリオン使っていましたし、少しくらい値が張っても獲得しなければなりません。

 TEはL.J SmithとFA解禁前の引きとめはしない事になりました、当然補強が必要です。ここはCelekにスターターをやらせてルーキーを育てる可能性も有りますし、FAで補強する可能性もあるでしょう。ただ最近はFAで補強したTEで外し続けています、だからドラフトで取るとも考えられますが、逆に考えると最近は毎年のようにTEを補強し続けています。
 TENのBo Scaifeがレシーブ・ブロックのバランスが良いスターター候補の補強になるでしょう。6-3と高さは普通ですし、特別なスピードも有りませんがキャッチ力を考えればL.Jよりも使いやすいターゲットになってくれるでしょう。
 RFAで最低でも2巡確保、多分1巡を渡さなければならない事になるHOUのOwen Danielsですが、それだけの価値が有ります。プロボウルに補欠出場した2008シーズンは70キャッチ、2007シーズンも63キャッチとレシーブ型のTEとして実績は十分ですし、まだ26歳と若いのでこれからピークを迎える選手です。1巡28位と引き換えでもTEのグレードアップを重視するのならば取りに行く可能性は有ると思います。
 FAではないのですが、KCのTony Gonzalezが相変わらずトレードを求めています。フロント・コーチ陣総入れ替えの状態ですからトレード要員として市場に出てくるのか分かりませんが、今年も96キャッチを記録していますし33歳になる年齢はネックですがまだトップレシーバーとしての仕事が出来るでしょう。人事一新でチームの若返りを考えるのであれば案外安くトレードで手に入れる事が出来るかもしれません、ピークを過ぎたチームを考えれば後1-2年に全てを賭けるという意味でGonzalezと思惑が一致するかもしれません。
 中堅FAで外し続けていますし、取るならプロボウル級を狙う事になるでしょう。今までのスターターL.Jのバックアップを探しているのではなく、今度はスターターを探す事になるのですから。UFAでScaifeに人気が集まるでしょうから獲得は難しいかもしれません。ドラフト権と引き換えになる事を考えると上記の2人になるでしょう、Celekスターターはブロック面での不安が大きいですし、何らかの形で補強は必須です。

 RBとFBですが、ここもドラフト中位と中堅FAを取っては外す事を繰り返しています。RBではBrian WestbrookのクローンSD Darren Sprolesが市場に出てくれば面白いでしょう、5-8で180ポンドとサイズは有りませんしパワーもWestbrookとは比べ物になりませんが、運動能力の高さは負けていません。まだ25歳ですし通算100キャリーしかしていませんから使い減りの心配も有りません。Westbrookのクローンを探しては外しているチーム事情を考えるとSproles獲得に動く可能性は有りそうです。
 JACからカットされた場合にはFred Taylorが個人的に取って欲しいRBの筆頭になります。33歳になりましたが、怪我しないシーズンは1000ヤードを越えてきましたし、Westbrookと共に1試合15キャリーで分け合う存在としては最適だと考えます。

 FBにはSEAのLeonard Weaverが唯一若手で市場に出てくる選手になりそうです。他はランブロック専用のベテランばかりですし、それなりにパスが取れる事を採用の条件にしているチーム事情まで考えるとFAでの補強は難しいかもしれません。Weaverはシステムが同じですし獲得に動くと予想します。

 CBはJoselio Hansonとの再契約が出来るかどうかで大きく状況が変わりますが、スターター2人は安泰ですしニッケル・ダイムバックの獲得を目指す事になります。ベストの選手はOAKのNnamdi Asomughaですが、スターターを大金出して引き抜く事はしないでしょう。DETからカットされたLeigh Bodden、JACをカットされたDrayton Florence共に怪我が多いですが6-1のサイズを持ちますし獲得することが出来ればチームの弱点を埋める事が出来るでしょう。
 
 SではSTLのOshiomogho AtogweにCLE Sean Jonesがビックプレイメーカーとして気になります。ただこの2人はミスも多いですし、大金を支払って獲得するべき選手なのかは難しい判断になりそうです。
 NYGのJames Butlerは6-3のサイズが有ります、大型TE相手の時やレッドゾーンだけでもサイズが有るDBを入れる事が出来れば失点を減らす事が出来ると思います。それほど高い値段にはならないでしょうし、2年間同じシステムでプレイしていますから即戦力として起用出来るでしょう。
 Brian DawkinsとQuintin Milell共に高齢ですしTEのカバーを苦手としています。サイズが有ってパスカバーの上手い選手を取りたいのですが、カバーが上手いSは高値になりがちですから獲得は難しいかもしれません。

TRA,Runyan流出ならOL2枚取りが必要です

2009-02-15 22:45:42 | イーグルス
 ドラフトの前にFA選手の引き止め、そしてFA戦線が有るので、今の段階でのチームニーズには大した意味は無いのですが、スカウティングコンバインが近いですし今の段階でのチームニーズを考えてみます。

 まずはTRAとJon RunyanがFAになり、Shawn Andrewsが使えるのか良く分からないOLが最大の補強ポイントになるでしょう。ドラフトで毎年取っているのですがいまいち芽がでないままになっている為にバックアップなら務まる程度の若手・中堅選手はデプスに溢れていますから数を取るよりも上位で即戦力を狙うべきでしょう。3つある1日目の指名権を使うべきです。

 次はBrian Dawkinsの後継者にQuintin Dempsが成れるのか未知数ですし、Lito Sheppardの離脱が確定的でJoserio HansonがFAになるDBも補強が必要です。個人的にはSよりもサイズの有るCBの方を優先して取るべきだと考えていますが、チームの伝統的にCBは5-10程度でスピードを優先しますからDBの大型化にはCBよりもSを取って貰う方が良いのかもしれません。スターターは高いレベルで揃っているので上位ではなく3-4巡で1人、5-7巡で1人のような取り方になるかもしれません。

 そしてBrian Westbrookが30歳を迎える事でクローズアップされるRBのバックアップ、ここはCorrell Buckhalterを見てもそこそこのバックアップ要員ではなくダブルエースになるような大物の獲得が必要ですし取るなら1日目です。

 L.J Smithとの再契約交渉をしない事になったようですし、TEの獲得も必要です。Brent Celekにブロックは出来ませんし、スターターに成れるバランスの良いTEを獲得する事になるでしょう。即戦力のスターターが必要と言う事で1巡指名が噂されていますが、2-3巡指名が良い所でしょう。

 そしてDT,1,1,2巡と高順位の3人が居ますが、ランストップ専門です。Darren HowardやVictor AbiamiriをパスラッシュDTで使うから本職のDTはランストップだけで良いのかもしれませんが、ランパス両面で使えるDTも必要でしょう。下位指名でくじ引きをすると思います。

 そして、本当に支払ったのかフランチャイズ指名のポジション別年俸TOP5とかを見ると10ミリオンのDTになっている Dan Kleckoも問題です。多分これはFBでの起用と言う事でキャップのへそくりを溜めようとしたらDTに再コンバートされた為に出来高をクリアされてしまったのでしょう。
 これは出来高払いの計算を悪用したうちのフロントが得意とする貯金で、出来高は前年の成績を元にクリア可能かを判断します。そしてクリア可能と判断された場合はその出来高払いの分もキャップに計算されます、シーズン終了後に実際クリア出来たのかを判定して支払われる時にクリア可能と見越して計上されたキャップの中でクリアされなかった分を翌年以後に持ち越せると言う制度が有ります。
 Kleckoの場合はディフェンスで10タックルしたら5ミリオン、サックしたら5ミリオンとかの出来高を条件にして置き、FB起用なら絶対にクリアされないはずがDT起用でクリアされてしまったのでしょう。ただ、クリア見込みのキャップ計上が10ミリオンで実際の支払いはミニマムだった可能性も有ります。正確な数字はもう少し後に出るのでしょうし、まさかそう言う出来高で契約したのならばクリアされると思った時点でベンチに下げるでしょうからさすがに10ミリオンは支払っていないとは思います・・・・・・・
 FBは1年目から活躍する選手が少ないですし、FAでの獲得になるのでしょう。RB/FBのようなタイプを取るのも良いとは思うのですが、Tony Huntでの失敗が有りますからドラフトでのFB指名の可能性は低いと思います。

 優先度はOL,RB,DBがやはり高いです。1日目の3個はOLに2個とRBでも良いかもしれません、そして3-4巡でDB,TEを補強、今年はオフェンスのテコ入れに偏る位で丁度良いでしょう。もちろん再契約にFA戦線の動向次第ですが、コンバインではOL,RBにDB,TEを注目して見たいと思います。