WR Elvis Akpla

　WR　Elvis Akpla　 Montana State

　最初はOregon大に2007年に入学、レッドシャツで過ごした後に2009年に転校しています。その後3年間プレイしドラフトに臨みました。

1年生　Oregon大、プレイせず
Montana Stateに転校
2年生　10試合出場　27レシーブ　380ヤード　3TD
3年生　12試合出場　43レシーブ　682ヤード　4TD
4年生　12試合出場　57レシーブ　1045ヤード　11TD

　スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード4.53、ショートシャトル4.36、スリーコーン7.24、垂直跳び36インチ、幅跳び9フィート11インチ、ベンチプレス20回を記録しています。
　身長6-0　193ポンド

　短評は無し

　映像見た印象ですが、トップスピードの速さよりも、トップに近いスピードを持続出来るスタミナに味が有りそうです。ミドルでカットを切ってマークを置いていくプレイが目立ちました。が、ディビジョンのレベルの低さが原因のマークの甘さを突いている印象が大きくNFLレベルで同じ事は出来ないと思います。Jeremy Maclinに特性が似た選手です。

情報が少ないです

　OTA始まりましたが、練習に取材陣が入っていないのでしょうレポートも練習後のインタビュー中心です。

　怪我人はKeenan Claytonがスポーツヘルニアの手術を受ける事になりました、結構長引く箇所なので7月末のトレーニングキャンプまでに完治するかは微妙です。
　1月にスポーツヘルニアの手術を受けていたBrent Celekは練習に復帰し、首の怪我を負っているJamr Chaneyも練習しています。完全に休んでいるのは脳血管の手術をしたMike PattersonとACLで手術をしたColt AndersonにJason Petersになります。契約延長を手に入れたLeSean McCoyはコーチの指示で練習を休んでいて、ルーキーFAのCB Cliff Harrisは大学の授業に出ています。

　2年目を迎えるJaiquawn Jarrattは194ポンドから203ポンドにバルクアップ、Caset Matthewsも232ポンドから250ポンドにバルクアップしています。1年目から2年目のこの時期が身体的には一番成長すると言われていますし、パワーアップが良い方向に出る事を期待します。

　LB陣ではChaneyがWLBのバックアップに回り、Brian Rolleがスターター。MatthewsはMLBの2番手。SLBはルーキーMychal KendricksがスターターでMoise Fokouが2番手のように再編成されています。ChaneyにWLBが出来るかはちょっと分かりませんけれど、現状でパズルをするならばこうなるだろうと言う配置になっています。

　Mike Kafkaの肩が弱いのは分かりきっていますし、Trent Edwardsもディープへ投げるイメージは有りません。ルーキーNick FolesがバックアップQB3人の中で最も強肩でディープへ良いボールを投げたようです。練習の映像を見た感じだとショートのコントロールが良くなかったように見えていましたし、やはり投げ方には少し違和感があります。それでもディープに放れるのはチーム戦術として良いアピールでしょう。

WR McKay Jacobson

　WR　McKay Jacobson　BYU

　2006年に入学し1年目から試合に出ますが、その後BYU独特のモルモン教布教留学の為に2年間日本に来ていました。札幌のモルモン教会に居たそうで、日本語で会話が出来るそうです。
　帰国後2009年から3年間試合に出ています。WACのアカデミックチームに選ばれています。

1年生　13試合出場　28レシーブ　547ヤード　3TD
モルモン教布教の為に日本に留学
2年生　9試合出場　23レシーブ　556ヤード　4TD
3年生　13試合出場　37レシーブ　410ヤード　1TD
4年生　13試合出場　25レシーブ　323ヤード　1TD

　スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード4.50、ショートシャトル4.13、スリーコーン6.67、垂直跳び37インチ、幅跳び9フィート8インチ、ベンチプレス12回を記録しました。
　身長5-9 7/8　188ポンド

　短評は有りません

　映像を見た感じですが、スピードタイプでミドルレンジで仕事をする選手でしょう。NFLレベルで特別速い選手ではないと思います。スピードで優位に立てない時に何かが出来るのか、ロスターに残のは難しそうです。

WR Damaris Johnson

　WR　Damaris Johnson　Tulsa

　Louisiana出身でレッドシャツ無しで1年目から試合に出ます。WR/RB/KR/PRとして起用され、全ての合計ヤードで2008シーズンのNCAAトップに輝き。翌年も全米1位の記録を残しました。3年生でも万能選手として起用されています。しかし、デパートで働いていた彼女と共謀して2800ドルの商品を14ドルで買える様に横領した罪で逮捕され、チームを追放されました。3年生の時にAPのオールパーパスセカンドチームに選ばれています。（DeSean JacksonやJeremy Maclinも選ばれた事が有る、ラン、レシーブ、リターン等万能選手に与えらます）

1年生　13試合出場　53レシーブ　743ヤード　10TD
KR　54回　平均23.6ヤード　1TD　PR　6回　平均3.8ヤード
2年生　12試合出場　78レシーブ　1131ヤード　3TD
KR　46回　平均24.6ヤード　PR　17回　平均14.1ヤード　1TD
3年生　13試合出場　55レシーブ　560ヤード　7ヤード
KR　34回　平均26.6ヤード　1TD　PR　23回　平均12.7ヤード　1TD

　スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード4.52、ショートシャトル4.20、スリーコーン6.80、垂直跳び30インチ、幅跳び9フィート5インチ、ベンチプレス13回を記録しました。チームを追放される前、3年生の時の記録では40ヤードを4.45で走っています。
　身長5-7　171ポンド　腕の長さは27インチです。

　寸評は特に見当たりません。

　試合を見た印象ですが、4巡指名のBrandon Boykinよりずっと良いリターナーですね。縦に速く、速度を落とさないままステップワーク
で小さい穴に飛び込んでいきます。トップスピードも十分ですし、ほんの少し加速の悪いDeSeanを見ているようです。
　問題は前科が有ると言う事、ファミコンが欲しくてルームメイトの部屋から盗んだり、後輩をモデルガンで撃ったりするのとはちょっと違います。プレイベートワークアウトに呼んで面接をしたり、コーチを大学に派遣して情報を仕入れているので大丈夫、と地元紙には有りましたが、どうでしょうねえ・・・
　リターナー枠で53人ロスターに入る可能性は十分に有ると思います。

今日からOTA

　今日からベテラン参加のOTAが始まります。ルーキーとの契約も1巡指名のFletcher Cox以外全員と済んでいます。
　ロスター変更はルーキーFAで契約していたQB Jacory Harrisをカットしています。枠を一つ空けて他チームのカット選手を拾う準備なのでしょう。QBはMichael Vickがスターターなのは決定事項、2番手をMike KafkaとTrent EdwardsにルーキーNick Folesで争います。5番目のHarrisにはチャンスが無い状況でした。

　ベテランが練習に参加する事になりますが、注目は新加入のDemetress Bellになります。Jason Peterがシーズン絶望の代役としての契約ですが、5年35ミリオンにふさわしい活躍をすればそのままLTとして固定されるでしょう。
　平均的なLTとしての能力は持っていると思います。あとは怪我が多く、キャリアの半分近くを欠場している問題を克服出来るかです。アクシデントとしての怪我と体質的な怪我が有ると考えていますし、Bellの体質が怪我に弱いのかどうかもプレイ内容と同時に見る事になります。

　もう一人の新加入はDeMeco Ryansです。アキレス腱の怪我から不調が続いていますが、4-3から3-4への移行が問題なのかアキレス腱の後遺症なのか、ディフェンスの要としての獲得ですし、この補強が成功するかどうかがディフェンスの浮沈の鍵を握ります。
　去年終盤の試合を見た感じでは怪我の影響はそれほど大きくないように見えました。が、2年目くらいの動きの良さと比べるとちょっと衰えてると思います。
　去年が3-4ILBの潰れる方でしたから、ワイド9でも大きな混乱は無いと考えます。OLをパワーで処理するタイプではないですけれど、それなりに捌くのは下手ではないです。

　そしてAsante Samuelを放出してスターターのイスを与えられたDRC、Nnamdi Asomughaと左右どうなるかは不明ですが、Samuel放出の時点で契約延長とセットでしょう。元プロボウラーながら膝の負傷で放出され、去年は動きが良くなかったDRCの値段は結構難しい交渉になるでしょう。

　ヘルメットだけしか付けず、コンタクトの無い練習ですから実戦とは違いますけれど、どれくらい動けるのかは見えるはずです。Bell、Ryans、DRCの評価が楽しみです。