GamePassのコーチフィルムで第3,4Qのディフェンスを見直しました。
うちのオフェンスはスクリメージ付近でのだましあいでLBたDBの足を止める、ミスリードさせるので全体図を見る必要ってあまり無いのですが、ディフェンスはSの位置やLBのカバーとか上から見ると全然違います。
前半の大量リードで第3Q始まってすぐにブリッツ控え目のプリベントに近い(そこまで下がって無かったです)形になり反撃を許しました。これは結果逃げ切ったので、時間使わせた予定通り。でも良いのですけれど、それなら15点の差はキープして欲しいものです。
具体的に、今年のディフェンスの特色をあげて行きます。
CBとWRの関係は結構自由、大型選手が好きと公言するChip Kellyらしく、両CBとも小さい機動力タイプではありません。バンプでもっと押さえ込むかと予想していたのですけれど、7ヤードくらいのクッションを取る事も有り、シチュエーション的にここは両方ホールドしに行くだろうと言う場面でもクッション大きいとか、抑えれば良いと指示されているのかもしれません。
あと、片方のCBを10ヤード程度下げて13-5ヤード下がったSの2人とスリーディープ気味、逆のCBはLBと一緒に4ヤードくらいでゾーンを作る。こういう左右非対称のセットが結構ありました。このセットから素直に動く形と、そこからCBブリッツとか入れたり変化は有るのですけれど、あまり効果的なカバーにはなっていません。(大量リードで取られても抜かれるなの指示だったのでしょうけれど)
パスラッシュではTrent ColeとConner Barwinを4-3のRDE,RDTで並べて、左側にFletcher CoxとCedrick Thorntonを入れるなど、ハドルの時点でメンバー入れ替えをしないでおいてセット時に奇襲するワイルドキャットのディフェンス型のような事もやっています。
相手に手のうちを読ませないChipの方針がディフェンスにも現れていると思います。ただ、CBのタレントが厳しいのとLBのゾーンカバーが微妙な為に機能するには時間が掛かるでしょう(これはどのチームも運動能力の高いTEに蹂躙されてますけどね)
上手く回りだせば、相手が変に考え込んでくれて良い方向に一気に行く。一旦止まってしまうとなかなか次ペースを握れない。裏表系プレイコールのチームに良くある流れの変化、これがWAS戦ではもろに出たと言う事なのでしょう。今後、キーになるプレイが固まってきて、そこからの裏表と言う形になるのでしょう。ある程度手札を見せ終わってから、もう一回Chipのシステムを考える事になると思います。