昨日の日曜日、燧(ひうち)ケ岳に登ってきました。 ほんとは草紅葉目当てで尾瀬沼一周のお手軽ハイキングの予定だったんだけど、尾瀬保護財団のHPを見てたら、『燧ケ岳の紅葉は今が最盛期・・・』 とか、『広沢田代と熊沢田代 (登山途中にある湿原) が天国のようだ!』 な~んて記事があったので、ついついその気になっちゃった・・・ (^^ゞ
福島側からの尾瀬散策の起点、尾瀬御家(みいけ)の駐車場に車を停めて、8時10分に登山開始。
噂には聞いてたけど、この登山道はスタートから急坂の連続で足場も悪い・・・ でも、周りのオジちゃん・オバちゃんに負けるわけにもいかず、途中這いつくばりながらもひたすら登る。
登ること30分、「広沢田代」に到着。 呼吸を整えながら木道を歩く。 草紅葉がきれいなんだけど、楽しむ余裕なし、だってすぐそこに次の登りが見えてる・・・ (T_T)
次の熊沢田代までも同じような急登。 汗はダラダラ、心臓バクバク・・・ 写真撮る余裕なし。
無理だったら適当なとこで引き返そうと思ってたんだけど、この急坂、登りより下りの方が大変そう・・・ ってな訳で、登るっきゃない! 後悔先に立たず (^_^;)
で、 やっと熊沢田代に到着! ここで、小休止することに・・・ ここは、広沢田代より広々してて、とっても良い景色。やっと草紅葉を楽しむ余裕ができた (^^)v
かみさんが 「あとどれくらい?」 って聞くんで、「まだ半分」って答えたら、目を廻してたな (@_@)
後で聞いたら、「騙された!」 って思ってたらしい (~_~;)
登りの途中から見る熊沢田代。
この後の登りは、これまでに比べたらちょっとはマシだった。慣れてきたせいか、呼吸と足どりが一致してきたみたい。 でもきつい・・・ (^_^;)
なんか、頂上っぽくなってきたな、と思える景色!
で、登山開始から2時間と5分、とうとう山頂の「俎 (まないたぐら、2346m)」 に到着。 \(^o^)/ヤッター
しかし、肝心の景色はガスで全く見えず。 せっかくここまで来たのに・・・ (T_T)
流れの速いガスの中に、もう一つの山頂 「柴安 (しばやすぐら、2356m)」 を発見! ここ、俎より標高が10m高い。 近くにいたプロっぽいおじさんが、「あそこに行かなきゃあ燧に登ったことにはなんねえよ!」 な~んて言ってるし、その間にガスが晴れるかも・・・と思い、柴安を目指すことに・・・
燧ケ岳の最高点まであと10mだ! 一旦、下るけど・・・ (^。^)
ガイドによると、柴安まで所要20分。 で、下り始める。 5分、10分、「あれ、そろそろ登りなんだけどな?」 と思いつつさらに下る。 15分経過、「長英新道分岐」 って看板があった ・・・ えっ、長英新道って下山道じゃん・・・ 道、間違えた ( ̄_ ̄|||) ???
ショックで振り返ると、おお~っ、ガスが晴れて、きれいに山頂が見えてる・・・で、ダブルショック (~_~;)
いまさらあそこまで登る気にもなれないので、景色をおかずにここでちょっと早めの昼食。 しかし、山頂も紅葉もきれいだな・・・
燧ケ岳、至仏山とともに尾瀬を代表する山ですが、標高2356mは東北一の高さを誇るそうです。 んん、ということは、私しゃ、あと10mで東北一を逃したわけか・・・ これもあの忌々しいガスのせい・・・って、私が間抜けなだけか、トホホ (T_T)
ところで、これって 「燧に登ったことにはなんねえ」 んだろか (^_^;)?