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北海道美術ネット別館

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■辻徹個展 木と漆の仕事 (5月13日まで)

2008年05月12日 21時13分38秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 1963年札幌生まれ、東京藝大の大学院を修了し、現在は茨城県で漆芸に取り組んでいる辻さんが、4年前の三越札幌店での2人展以来、ひさしぶりに札幌で発表しています。

 筆者は、見に行く時間がなく、やっとのことで仕事を抜け出してさっとのぞいてきました。
 作品は、和室に合いそうな大きな机や飾り棚から、香合や、「さいころ」と題した立方体の小さくてスマートな花器まで、さまざま。とくに、朱を塗った皿などは、木が本来持っている自然な質感を生かしているのが、特徴です。
 大から小まで、どれもごくシンプルで、しかし隙と無駄のないデザインです。
 今回目を引いたのが、水指類で、玉虫色した水指のペアには、いったいどうやって色と鈍い光沢をつけているのか、不思議な思いでした。  
 辻さんが住んでいる茨城県は良質の漆産地として知られているそうですが、生産は衰退しており、それに歯止めをかけようと、地元の若者たちと一緒に漆復活への取り組みも始めているそうです。


08年5月8日(木)-13日(火)10:00-18:00(最終日-15:00)
大同ギャラリー(中央区北3西3、大同生命ビル3階 地図A)

□サイト http://www1.ocn.ne.jp/~ware/

03年の個展(画像なし)


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