10月中にひらかれた、または開催中の展覧会について書かれたエントリへのリンクです。 . . . 本文を読む
平野さんは1914年(大正3年)生まれで、90歳を越したいまも健筆をふるっています。その「純粋さに魅了された」という白鳥さんが、平野さんの絵を展示するためにひらいた2人展です。点数も、平野さんのほうが多めになっています。
平野さんは、「戸塚風景」といった昔の作品もありますが、ここ何年かの人物画がメーン。モデルになっているのは孫娘の詩織さんです。
特筆すべきなのは、近年になるほど、絵の調子が明 . . . 本文を読む
うつわではなく、陶による造形をめざす陶芸家のグループ。今回の出品は滝本宣博、林雅治、堀江隆司、前田英伸の4氏です。
とくにテーマなどを設定しているわけではないのですが、モノトーンの作品がほとんどで、統一感のとれた会場になっています。もっとも、林さんは「どうも似たような感じになってしまって…。色がなくてさびしい」と苦笑していました。
その林さんは、白い管がうねうねと曲がりくねった「廻り」や、9 . . . 本文を読む
北海道美術ブログを更新しました。2006年11月分の札幌とその近郊のギャラリー情報を掲載しています。
毎月のとおり、あらたに案内状やフライヤーが入手できしだい、随時更新していきます。とくに11月は、札幌市資料館の日程表がまだ手に入っていないのが、まずいですねえ。
http://bijutsu.exblog.jp/ . . . 本文を読む
マシュー・バーニーの映画2本をシアターキノで見た。結論から先に言うと、つまんなかった。
「拘束のドローイング9」は、捕鯨船が舞台。でも、これ、一見、日本のクジラ文化へのリスペクトに見えて、じつはオリエンタリズムなんじゃないかなあ。
特殊撮影がうまくいっていないので、肝心の変身が効果を挙げてない。
「クレマスター3」は、長すぎ。
イマジネーションあふれる映像という観点からすると、テリー・ギ . . . 本文を読む
小樽出身で、金沢美術工芸大の大学院2年生に在籍中の若手による初個展。アクリル画が大半です。
正確な言い回しはわすれたのですが、ピカソが「何十年もかかってやっと子どものようにえがけるようになった」という意味のことを言っておりまして、そのことばを思い出しました。
ただし、星川さんは、単にかわいらしいから、子どものような絵を描いてるんじゃないと思います。むしろ、デュビュッフェのような、一種の異化効 . . . 本文を読む
くどいようですが、おさらい。北海道陶芸会は、プロの陶芸家の団体です。公募展ではありません。
むろん、道内にはたくさん陶芸家がいますから、すべての陶芸家を網羅しているわけではありません。
また、「北海道陶芸協会」「北海道陶芸作家協会」とは別の団体です。
ことしは、東京の京王プラザホテルでも展覧会をひらいたり、スウェーデン・リンショーピン市でおこなわれた「北海道スタイル」の展示に参加したりと . . . 本文を読む
札幌市民の方ならご存知かと思いますが、さっぽろテレビ塔は最近、ずーっと試験点灯を繰り返してます(それにしても、9年ぶりに電球を更新するそうだけど、9年でダメになるってのは、早過ぎません? 松下さん)。作業する人は大変ですね。え? 遠すぎてわからない? それでは(高所恐怖症の人は続きを見ないほうがいいかも)。
ひえー、まじ怖ぇぇ!
「15」の右上なんですけど、人の . . . 本文を読む
やった~!
まあ、こうなることは、第2戦を取ったときからわかっていたが。
満員の札幌ドームでは、ファイターズはけっして負けないのだから。
それにしても、5試合通じて、ドラゴンズのほうがチャンスは多かったような気がする。
ちょっとの差が勝敗を分けたんだな。 . . . 本文を読む
もうそろそろ初雪のたよりがきかれそうですが、「芸術の秋」は終わらず、あれこれ時間の確保になやましい季節です。
北海道美術ネットの表紙ですでにお知らせしているとおり、10月29日には、世界的な現代アーティストであるクリスト&ジャンヌ=クロード夫妻が札幌を訪れ、講演することになっています。夜にはレセプションもあるそうです。
どうやら講演会の券は完売とのこと。
しかし、この日クリスト夫妻のほうに . . . 本文を読む
勘のいい人なら見る前に気づいたと思うけど、展示品のうち8割ぐらいは文字・写真のパネルが占めている。のこりが、記録映像、ドローイングやエスキス、立体模型など。じっくりパネルを読んでいくと、1時間半以上はかかる。写真も文字も、図録に収録されているものとおなじなので、正直なところ、図録を手に入れれば、あえて展覧会は見なくてもオッケーかなという気もする。
実際に展覧会でなくては味わえないのは、庄野泰子 . . . 本文を読む
水彩連盟は1940年に発足した全国公募展。水彩の公募展といえば、日本水彩画会の道支部展は以前からひらかれており、出品作の大半は穏健な写実の画風が大半。これに対し、水彩連盟のほうは、もうすこし作風に幅があるようです。今回、本部から出品になった5点のうちにも抽象画がありました。また、日本水彩画会道支部のメンバーの多くが道展とだぶっているのに対し、水彩連盟のほうは道展、新道展、無所属の混成部隊です。
. . . 本文を読む
帯広在住で、毎秋札幌で個展を開いている中谷(なかや)さん。近年は、モノタイプ版画「碑(いしぶみ)」シリーズにとりくんでいて、ことしは「碑・古事記」と題した連作を展示しています。
とにかく、表面に浮き出た錆の印象が圧倒的です。
錆の表面と、凹凸だけをずっと見ていても飽きません。それほど、マティエールに力の注がれた作品だといえそうです。
制作技法についてはお聞きしてきませんでしたが、下のリンク . . . 本文を読む
こんどの土・日曜が会社の研修なので、きょうが代休になった。もちろん? ギャラリー回りに出かける。
朝9時15分出発。
1カ所目はギャラリー山の手。
バス2本と地下鉄2本を乗り継いで行く。
次いで、バス、琴似駅から東西線、南北線を乗り継ぎ、北18条で降り、テンポラリースペース。
つぎに、南北線を、北24条までひと駅だけ乗って、gallery粋ふようへ。
星川さより絵画展については別項。 . . . 本文を読む