(承前)
裏小樽モンパルナスと呼ばれるスペースでは、小樽の画家三宅悟さんが個展を開いていました。
最初入ったときにはちょっと照明が暗いかなと感じましたが、慣れるとそれほどでもなく、味のある空間で、ちょうどいいぐあいに音が響きます。
「私的」というのは、家族や子どもたちを描いた旧作の絵を多く展示しているためでしょう。
近年の三宅さんは、風景などが多くなっています。
筆者が見ていると . . . 本文を読む
26日は猛暑日でギャラリー巡りを休んでしまったので、27日に出かけました。
月寒中央駅メトロギャラリー
→茶廊法邑(美しいひと絵画3人展~小林麻美、佐野妙子、田中郁子。~31日)
法邑さんの企画は時としておもしろい顔合わせを実現させます。
筆者の目の前で佐野さんと田中さんが
「はじめまして~」
とあいさつしているのを見て、びっくりして
「マジ受ける~」
と笑いだしてしまいました。
. . . 本文を読む
8月24日は午後7時過ぎに帰宅するという驚異的な早帰り。こんな時間帯にバスに乗ることがほとんどないので知らなかったのですが、一時は50人以上の乗客で混雑していました。
25日は会社を休んでNTT病院で内視鏡検査と軽微な手術。
しばらくアルコールや旅行や重たい荷物を持つのはダメという、つらいお達し。
この日は、
mima 三岸好太郎美術館「おばけのマ~ルとたからもの」→
コ . . . 本文を読む
(承前)
札幌市中央区北5西2にある札幌ESTA(エスタ)が今月限りで、北海道新幹線札幌延伸工事に伴い閉館します。
地下の入り口や、地下食品売り場の10階直通エレベーターの前には、ポストイットに、閉館を惜しむ人々の言葉や絵が書かれて、たくさん貼られています。
閉鎖を残念に思う人が少なからずいるのは、この施設の歩みとは無関係ではないかもしれません。
つまり、1978年から現在まで、ち . . . 本文を読む
8月20日(日)
仕事も兼ねて、札幌駅から朝9時の特急列車に乗り、深川へ。
連日の暑さの中、北海道のコメどころ空知地方の水田の生育は順調なように、車窓からは見えます。
深川駅前のアートホール東洲館で「砂田友治・陽子回顧展」。
故砂田陽子さん(全道展会員)はほとんど個展を開かない人だったので、これは貴重な機会。
渡辺貞之館長に偶然会い、しばし歓談。こんなに話のおもしろい方だと . . . 本文を読む
(承前)
つぎの目的地は、モエレ沼公園ガラスのピラミッド。
カーナビゲーションに道順を尋ねると、有料道路に乗れとのご宣託。
さすがにそれには応じかねるので、有料道路に沿って走っている札幌新道を進みます。
三角点通りに折れて、モエレ沼公園へ。
鈴木悠哉「ARCHAIC FUTURE」は、薄暗い会場に、ごくシンプルな形状をした立体が点在し、記号のようなものが壁に投影されていました。
. . . 本文を読む
自家用車なので、公共交通機関では行きづらい箇所を、効率的にまわりたい。
そう思って最初に向かったのは、北広島市ふれあい学習センター「夢プラザ」でした。
北広島市の美術展示会場といえば、北広島駅裏の芸術文化ホールがおなじみですが、ふれあい学習センターのことはまったく知りませんでした。
北広島駅を中心にして広がる市街地とは離れた大曲地区のセンター機能を持った建物なんですね。
ただし、 . . . 本文を読む
8月19日(土)。
会社は休み。
新千歳空港まで行く妻子をバス停まで自家用車で送っていった流れから、車でのギャラリー巡りとなりました。
北広島市ふれあい学習センター
→北広島市芸術文化ホール(北海道二紀展。~20日)
→モエレ沼公園ガラスのピラミッド(「鈴木悠哉 ARCHAIC FUTURE」。~27日)
→ゴルディロックス(駒澤千波「ハナビニワ」。~27日)
→カフェ北都館ギャラリー( . . . 本文を読む
(承前)
映画監督の展示を文学館で行うことにどういう意味があるのだろう。
筆者はとても懐かしく、興味深く見たが、小津の監督したフィルムを20本以上スクリーンで見ている筆者の感覚が万人に当てはまるかどうかよくわからない。
本の表紙や、自筆原稿用紙をいくら眺めても、作品を読まないことには、その文学者のことは理解できないだろうが、それ以上に、映画のポスターや半券をにらんだところで、その監督につい . . . 本文を読む
(承前)
※タイトルの(9)は(8)に改めました。
長らく北海道で過ごし、現在は奄美大島の海に面した町を拠点に絵画制作を行っています。
奄美大島の自然の中で生活をしていると、鮮やかな木々や水などの色彩が目の中に入り込んで来て、色彩が光の恵みによる現象であるということを強く感じます。
本展の作品は、奄美大島の特有の自然環境の中で捉えた色彩を、自己のフィルターを通して記録できないかと考え制 . . . 本文を読む
(承前)
市立小樽文学館と美術館、市民ギャラリーを見た際の話はまだ残っていますが、先を急ぎます。
小樽で撮った写真を並べます。
冒頭は、1日に1本もバスの来ない、運河沿いの停留所。
運河 plus gallery。
「運河プラザ」と博物館の間の、急な階段を2階に上ったところにあります。
上ろうとしたら、小樽市内の染織家Sさんとばったり。
この会場で「Hello Phot . . . 本文を読む
けさ8月15日の北海道新聞「おくやみ」面の、千歳市の項に載っている愛澤光司さんは、陶芸家の愛澤さんではないでしょうか。
13日死去。87歳でした。
通夜は15日、葬儀は16日のようです。詳しくは新聞をご覧ください。
愛澤光司(愛沢光司)さんは、北海道陶芸会、北海道陶芸協会のメンバーであり、新道展にも陶のオブジェを出品し、さらに中央の団体公募展である光風会でも入選を重ねていました。
また . . . 本文を読む
8月12日は起きたら昼だった。
暑くてこの日も午前2時に目がさめてしまい、風呂に入って汗を流し、夜明けとともにベランダに椅子を出して読書。
前日休んだのでギャラリー巡り。
ギャラリーエッセ(伏木田光夫展 生命のフリーズ)
→プラニスホール(アートプラネッツ・ラスト展。~20日)
→スカイホール(太田欽舟 書の個展)
→さいとうギャラリー(THE JOINT EXHIBITI . . . 本文を読む
(承前)
小樽詩話会は、1963年に発足した詩の同人誌です。
旭川の「青芽」が終刊になり、600号を超えいまなお雑誌の発行を続けている小樽詩話会は、いまや道内最長寿の文学誌の一つといっても過言ではないでしょう。
同人も小樽だけではなく、オホーツク管内など各地に散らばっています。
特徴をいえば、冒頭画像で、戦後日本版画の鬼才といわれる一原有徳さんの担当した表紙の号が並んでいることからも . . . 本文を読む