8月30日は、今月初めて、札幌の最高気温が25度を切った日という。暑かったことしの夏ももうおしまいだ。
27日は、午前中こそパソコンの前にすわってだらだらと文章を書いていたが、ついに午後沈没。
モエレメント(モエレ沼公園での、アンビエントミュージックとアートの催し)には行けずじまい。
週初めからのつかれがたまっていたのだろう。
ライジングサンや号外制作もさることながら、キンビでの行列が . . . 本文を読む
9月分の札幌市・近郊のギャラリーのスケジュールをアップしました。ケータイからだと、下のURLから、「カテゴリー」→「scedule」と入ると、展覧会の日程を出先で確認することができ、とても便利です。
例によって、あたらしい案内状を入手しだい、更新していきます。
http://bijutsu.exblog.jp/ . . . 本文を読む
今月はアップがおくれ、さくいんの意味を果たさないまま月末になってしまいました。ご容赦ください。■■は、この文章を更新した時点で開催中の展覧会、■は終了済みの展覧会です。
現代美術
■中橋修展「内包」-内にあるもの-
■村田由紀子展
版画
■国画会北海道グループ展
■府川誠版画展
■鳴海伸一ピエゾグラフ ピンホール写真展
絵画
■真鍋敏忠水彩画展
■国展(絵画部)北海道作家展
■ACT5
■ . . . 本文を読む
冒頭の家は「うぶすなの家」。1924年(大正13年)に建てられた民家を、安藤邦廣筑波大教授が再生したものです。
ちなみに、手前にならんでいる黄色い看板は、作品があることを示すもので、妻有にいる間、たくさん目にしました。
今回のトリエンナーレの特徴のひとつは、やきもの作家の参加。もうひとつは廃屋の活用。このふたつにあてはまる展示場でした。
新潟日報のサイトから記事をひきます。
陶芸家が競演 . . . 本文を読む
全道各地で撮影した、北海道の開拓に尽くした人の野外彫刻、その数なんと102点。たいへんな労作の個展です。モティーフになっているのが、高官貴顕だけでなく、文学者やアイヌ民族、無名の人々までふくまれているのには、好感がもてます。作った人も、榎本武揚の佐藤忠良、小林多喜二文学碑の本郷新、エドウィン・ダンの峯孝など、豪華メンバーです。
写真のほうも、野外彫刻の撮影には欠かせない、望遠レンズの多用によっ . . . 本文を読む
しばらくの間、改装のため休館していた札幌市資料館(中央区大通西13 地図C)のミニギャラリーが8月29日、再開しました。
1室を6日間借りていちばん安い部屋で12600円という価格は、利用者にとってはありがたい存在です(逆の立場からすれば、官による民業圧迫以外のなにものでもないけど)。
2階の全6室という構成は変わりませんが、これまでのギャラリー4が「大通交流ギャラリー」という名になって、 . . . 本文を読む
毎日展の審査会員、奥村素紅さん(札幌)主宰の「抱墨会」門下で、各教室で先生をしている12人による、初の展覧会。奥村代表をはじめ、おなじ人が、漢字、かな、調和体と、分野をまたいで作品を発表しているのが特徴です。また、かなの臨書が多い半面、漢字は行草書の創作が多いです。
奥村代表のほか、岡崎青暉、小野寺泰篁、国本聖沙、熊倉美翔、佐藤韶光、柴山霞香、鈴木春想、竹内栄、冨樫祥苑、野尻範結、松浦幸侑、 . . . 本文を読む
リンゴの箱の底に敷き詰められた緩衝材に、ジェッソを塗り、水彩の赤で着彩したものを、会場いっぱいに展示したインスタレーションです。
会場中央には、石膏などによるリンゴも置かれ、中央に1個だけ本物のリンゴがあります。
下に敷かれた新聞は、村田さんの誕生日であり、終戦記念日でもある、8月15日のもの。
本物のリンゴは
「真実はひとつだけ」
ということの暗喩だそうです。
村田さんは、道展には . . . 本文を読む
札幌に藤窯をひらいている陶芸家、中村さんの個展。デパートなので、茶器が中心で、茶碗など日常の器もあります。銀彩、抜き絵、象嵌など、いろいろな技法を駆使しているわりには、おちついた灰白色の器が多く、統一感があります。
陶板もいくつか壁にかかっていました。「追憶」「エーデルワイス」など。陶芸作品としてはめずらしく叙情性が感じられます。
ボンボニエールとは、西洋風の香合なんでしょうか。
カ . . . 本文を読む
ことしの「20周年記念 北の日本画展」のときにも書いたけれど、今橋さんのこの、昨年の道展佳作賞を受けた「流れゆく先」という絵、好きだなあ。「日本画の装飾性」ということについて、すごく自覚的なのです。女性(作家自身がモデルのようです)のすわっているパッチワークキルトの敷き布や、琳派を思わせる川の描写などがおもしろいと思います。
もうひとつの特徴は、フキやシダ、オオウバユリなど、ふつうの花鳥画では . . . 本文を読む
社中を超えて道内各地の女性書家があつまったこの展覧会も32回目。もちろん、道内の女性書家で参加してない人もいます。例年のとおり、意外とかなが少なく、漢字が多数。墨象、近代詩文もけっこうありました。篆刻はゼロ。しばらくなかった前衛書(文字でない作品)は、第一人者の竹下青蘭さんが復帰しました。会場で偶然会ったご本人は「ゆったりと書いた」とおっしゃっていましたが、筆者の目には、なんだかゆっくり落ちてい . . . 本文を読む
札幌の若手版画家、鳴海伸一さんが、いつもとは違ったタイプの作品にとりくみました。
偶然に任せて撮ったピンホール写真をもとに、
ピエゾグラフ、
ポリマープリント、
リトグラフ写真製版、
フォトエッチング
といった技法で版画作品に仕立てています。
被写体は、鳴海さんの職場に近い、札幌芸術の森の有島武郎旧邸などです。
見た感想をひとことで言うと
「どこか、なつかしい」
っていう感じでしょうか。
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谷内’caz’和美さん、岩城聡洋さん、竹下正剛さん、福智仁英さんの4人によるグループ展。
冒頭の画像は竹下さんの写真です。
右側のは、ユリのバックに、友人に描いてもらったというさまざまな色の油絵を置いて撮ったもの。
色紙を置いて撮ることはよくありますが、油絵はマティエールがあるから、おもしろい効果を出しています。
ユリはすべておなじ花です。
中央の大きな作品は、輪切りにしたトマトやパ . . . 本文を読む
自宅を出たのが午前10時15分。ずいぶんおそい出発だ。きょうのギャラリー回りは、都心部の南側から出発することにして、まずGALLERY ART-MANへ。
ギャラリーの野口さんと話していて、ことしのライジングサンロックフェスティバルにも、ギャラリーとしてブースを出していたことを初めて知る。メーンゲートの近くだそうだ。ひえー、知っていたら、のぞきに行ったのに。
つづいて、アートスペース201 . . . 本文を読む
最初にバスを下りて見たのは、古郡弘「胞衣 みしゃぐち」。土をくりぬいて作った、大規模な作品。なんだか遺跡みたいだ。
土の切れ目から、願入(がんにゅう)の集落が見渡せる。
「旧冬季分校」という古い建物には、1階に松岡真澄「蓮渡り-逸楽郷へ」。表裏に描かれた二双六曲の屏風が、蓮の敷き詰められた池の上に浮かび上がるというインスタレーション。
狭い階段を上って . . . 本文を読む