(承前)
札幌生まれの彫刻家で、大通公園の「泉」や釧路・幣舞橋の「道東の四季・冬」など戦後日本の野外彫刻をリードしてきた本郷新。
彼の釣り人の号「抜海」と同じ名をもつ抜海駅(稚内市)が3月15日のダイヤ改正を機に廃止される前に、冬の抜海へ行ってきた紀行の第15回です。
抜海漁港から2.3キロ。あたりに人家などがほとんど何もない道を歩いてきて、抜海駅に着きました。
稚内行きの列車に . . . 本文を読む
(承前)
いよいよ、本郷新の釣り人としての号「抜海」にまつわる稚内の冬の旅も佳境です。
佳境というか、あいかわらずばかな旅の報告ですが…。
札幌・大通公園の「泉」や札幌駅前の「牧歌の像」などで知られる札幌生まれの彫刻家、本郷新が、「抜海」の名をつけた稚内の漁港から、3月のダイヤ改正で廃止される抜海駅までを歩くのです。
吹雪じゃなくて、ほんとうに助かりました。
この季節の北海道の . . . 本文を読む
(承前)
真冬なので、前項に書いたとおり稚内公園は閉鎖されているし、中央公園などの野外彫刻もすっかり雪に埋もれています。
ホテルから近い観光名所の「北防波堤ドーム」は、話のタネだと思い、夜と朝に足を運んでみました。
かつてライブペインティング大会の会場になったこともある、ながーい建造物です。
確かにその巨大さは圧巻で、古代ローマの神殿もかくやという規模ですが、端から端まで歩くと . . . 本文を読む
(承前)
話の順番が前後しますが、無事に「太陽の手」を見終わり、再び白糠橋を渡って中心部に戻ってきました。
日が落ちて、急に冷えてきました。
実は出発前に、白糠町営バスの時刻などをネットで調べてきていました。
白糠整形外科医院の前まで来て、あと5、6分すればバスが来ることがわかっていたのですが、どうにも寒くて、じっと待っている気分になれません。
東へ向け、足を速めて歩きます。
. . . 本文を読む
(承前)
「小さな冒険」というのは、この無謀なバス乗車のことを指していたわけです。
車窓から何か面白いものが見えたら降りようと思っていたのですが、「せっかくだから全線完乗してやろう」という気持ちが勝ってしまいました。
途中、手宮を過ぎましたが、かつてバスターミナルがあった場所は、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)になっていました。
バスはターミナルのあったところから左折して、手宮中 . . . 本文を読む
(承前)
このシリーズは11日ぶりのアップとなります。
吉野隆幸さんの個展会場がある、白樺通沿いを目指して、南へと歩みを進めます。
根室線の踏切を渡り、伏古別公園の中を突っ切ります。
公園内の野球場はシーズンを終えて閉鎖になっていました。
公園を南北に貫通する道は、右へカーブします。
ギャラリーとは逆方向に進んでいますが、帯広川が流れているのでしかたありませ . . . 本文を読む
Happy Christmas(War is over)ハッピークリスマス2024/ ジョン レノン / 歌詞
”Stop the war!”
”Stop Genoside!”
という声が、トロントで、サンフランシスコで、ロンドンで、ストックホルムで、東京で、街角やキャンパスに響いているのを、日々パソコンや . . . 本文を読む
とくに意味のないスナップ写真です。
ブログの下書きにアップしていましたが、そろそろ使わないと賞味期限切れなので。
以前も書きましたが、今年の11月は、あの渡辺淳一氏が嘆いた北海道の11月らしい月でした。
雪がとけては降り、降ってはとけて、足元はぬかるみ歩きにくいことこの上ないありさまです。
でも、暖かくて、紅葉が続いて、雪なんてぜんぜん降らずに歩きやすい11 . . . 本文を読む
(承前)
昼食を食べて、正午ごろ店を出ました。
外は相変わらず雨が降っています。
納内おさむない駅までは10分弱の道のりです。
道道51号旭川深川線に沿って、近年は甲子園出場で有名になったクラーク記念国際高等学校があります。
校舎に隣接してたっているのが、冒頭画像の建物です。
これ、めっちゃ渋くないですか?
なんか由緒がありそうな、美しい建物です。
駅前通りと道道の交叉 . . . 本文を読む
すみません。アートとなんの関係もない話題です。
札幌市内の道路幅は、国内の他の場所に比べると、おおむね広いです。
おそらく、計画的につくられた都市であることと、積雪期への対応という二つの理由があるのでしょう。
ところが、地図を見ていると、南4条西10丁目附近にやたらと幅の狭い道路があるのです。
近くに来る機会があったので、行ってみることにしました。
石山通から北海道難病センター . . . 本文を読む
11月2~4日に、小樽市街や札幌の円山公園で撮った写真をアップしています。
紅葉はすでに終盤に近付きつつありますが、こういう凋落の光景のほうが、筆者の心に染みてきます。
2024年10月26日の定点観測とその他の写真 - 北海道美術ネット別館毎年10月下旬あたりで、札幌の大通公園12丁目の紅葉を撮影しています。今年は、昨年ほどではなかったにしろ、かなりの暑い夏でした。初雪こそ . . . 本文を読む
毎年10月下旬あたりで、札幌の大通公園12丁目の紅葉を撮影しています。
今年は、昨年ほどではなかったにしろ、かなりの暑い夏でした。
初雪こそ早かったものの、気温も平年より高めに推移しており、木々の色づきはまずまずといったところだと思われます。
おおまかな印象ですが、早く色づく木といつまでも青々と葉を茂らせている木との差が、例年に比べると大きすぎるのではないかと感じます。
. . . 本文を読む
今年の秋はずいぶんと駆け足でやってきたようです。
9月に入っても暑い日が続いていたわりには、10月になるかならないかのうちに木々の葉が色づきはじめています。
雪虫も飛んでいました。
以下、10月3日撮影。
9月30日、モエレ沼公園。
9月27日、札幌芸術の森。
. . . 本文を読む