(承前)
この調子だといつまでたっても終わらないので、ピッチを上げていきます。
ぼやぼやしていると8月になってしまうし。
7月26日、5カ所目は、ビストロカフェ+ギャラリー・オマージュで「日常かんぱにー×伸紅 2人展「紅色の日暮れ、ある喫茶店にて」」というイラスト展。
ほとんどが女の子メインで、喫茶店(あえてカフェといわないのがおもしろい)っぽいアイテムを周囲に散らしています。サムホー . . . 本文を読む
6月の続きです。
道内で7月に開かれたおもな展覧会の記事へのリンク集です。
書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。
カテゴリー分けは厳密なものではありません。
随時更新します。
現代アート
■■共振ー本郷新+北海道の現代アーティスト
■クスミエリカ展 私たちは積層で出来ている
■■長坂有希 : Living with Otherness
■三神恵爾展 希 . . . 本文を読む
(承前)
スカイホール全室を用い、毎年開かれている書展。
おそらく、この会場で開いているうちで、仕切りの移動壁を最も有効に活用している展覧会ではないかと思います。
いちばん手前が、方舟会(大久保北叟、佐藤仙翠、富樫草臥、中村六處、山田聳宇、山田倘羊の6氏)。
次の空間が大澤千仭書展。
そのとなりが3人展で、いちばん奥が、山田聳宇さんが指導する風心会という、おおむね4部構成になってい . . . 本文を読む
(承前)
昨年から「南へモンパルナス」展の開催に尽力してきた札幌市南区の上杉高雅さん。
同区で吹きガラスによる作品を作っています。
さいとうギャラリーでの個展も何年か続けているとのことですが、筆者は初めて見たような気がします。
冒頭の作品群(題はついていない)が目を引きました。
クラゲが泳いでいるようで、見た目には涼しそうですが、ご本人は暑くてこれ以上作れなかったといいます。
ガラ . . . 本文を読む
24日午後からすこし体温が高く、自宅で休養していました。
しかし、動こうとすれば動ける体調なので、26日はギャラリー巡りに出かけました。
朝イチで札幌市資料館をよく訪れるのは、朝9時からあいていることが多いためです。
この週の展示は
・彩和会水彩画展
・自殺予防工作
・アングル´81 写真展
・本間大雅 個展
・ヤギマサヤ個展”周遊旅行”
・武井優子 水彩画展 水彩で古へにふれる
の六 . . . 本文を読む
(承前)
ウポポイ(民族共生象徴空間)に慰霊施設があることは、昨年7月に、まゆんさんと小田原のどかさんの対談を聞くまで知りませんでした。
せっかく胆振管内白老町まで来たのだから訪れるべきだと思いましたが、ウポポイ内に立っている案内板には何も記されていないのです!
国立アイヌ民族博物館の案内係に尋ねました。
いったん敷地を出て、左側に行くとあるそうです。
「10分ぐらい歩きます」 . . . 本文を読む
昨年、東京都美術館でインスタレーションやワークショップなどによる大規模な個展を開いた、ニューヨーク在住の荒木珠奈。札幌のギャラリーでの個展では、版画23点と、9組のセラミック(陶磁)作品を出品している。
手掛ける作品の種類は幅広いが、一番長く続けているのは版画。メキシコ留学時代の1994年ごろに始めた。今回最も古いのは「うちシリーズ」という副題が付された98年前後の連作。これらは、道立近代美 . . . 本文を読む
(承前)
この胸像については、2020年の「第162回直木賞の川越宗一さんが受賞作「熱源」を書くきっかけになったピウスツキの胸像とは」という記事に書いたことがあります。
詳しくは上記の記事に飛んでほしいのですが、ブロニスワフ・ピウスツキ(1866~1918)はポーランド人です。
ロシア皇帝の暗殺未遂に連座して逮捕され、流刑先のサハリンでアイヌ民族の肉声を録音し、貴重な記録となっています。
. . . 本文を読む
先にお知らせしたとおり、今月から「北海道新聞」に展覧会評を書くことになりました。
2024年7月は次の2本です。
・荒木珠奈展
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1041104/
・三神恵爾展
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1043246/
荒木さんは28日までト・オン・カフェ(札幌市中央区南9 . . . 本文を読む
7月22日(月)
午後から車を出して、カフェ北都館ギャラリーで河口真由美展。
家の近くでシカに遭遇した際の体験に着想を得た「しかたない」など、実は日常をもとに描いた抽象画。
河口さん、秋のコンチネンタルギャラリーでの個展も開くそうで、すごいペースです。
北都館はこの日で終了。
北広島の「黒い森美術館」に終了8分前に飛び込み、jobin. さんの個展。
広い空間をどう生かすか、新た . . . 本文を読む
(承前)
岩見沢始発の14:12発、小樽行き212M普通列車に乗ります。
ロングシートの6輛編成です。
函館線を走る列車は、札幌駅の前後がいちばん込んでいて、岩見沢のあたりではすいていることが多いです。
筆者が乗ったときも、1輛に3、4人といった程度でした。
意外なことに、この日は9回公共交通機関を利用しましたが、鉄道はこの1回きりでした。
せっかく小さな旅に出た割には、あまり旅 . . . 本文を読む
(承前)
さて、空知管内栗山町を離れ、岩見沢経由で江別に向かいます。
栗山駅からは中央バスの路線バス、12時25分発「岩見沢ターミナル」行きに乗ります。
こちらは1日に下り15本、上り14本走っており、始発も栗山駅だったり由仁や長沼だったりします。
ただ、いつものようにICカード乗車券「Kitaca」で乗ろうとしたら、読み取り機が無くて、ショックでした。
バスは国道234号 . . . 本文を読む
(承前)
7月12日のギャラリー巡りについては「その3」で完結したはずでしたが、「その2」(映画『アンゼルム』の話)と「その3」の間の事柄がなぜかすっぽりと脱落していました。
書いた覚えはあるのに、謎です…。
せっかく書いたのに、どこに行ってしまったんだろう?
シアターキノを出て「西8丁目」電停から内回りの市電に乗りました。
昼下がりの電車はそれほど混雑しておらず、すわっていくこと . . . 本文を読む
(承前)
退職したらあれもしよう、これもしようと夢想していたことは、ほとんど達成できていません。
前回書いたように、これまで仕事の多忙さなどで訪れることがかなわかなった展覧会に、かなり行けるようになってきたことぐらいしか、変化がないようなのです。
ところで、筆者の主たる業務(?)であるギャラリー・美術館巡りで、ずっと気にかかっていたことがありました。
1カ所でも多くまわろうとすると、来 . . . 本文を読む
札幌のjobin.(じょびん)さんは、先月、中央区の喫茶店で個展を開いたばかり。それからこの個展までの間に、東京と仙台でも発表しているというから、驚くほかはありません。
今回は、大きな窓から森が見え、光が差し込む開放的な空間。
もっとも、jobin. さんはむしろ、広くない空間を巧みに利用するほうが得意だったりしますが、今回は、三脚にも似た三角錐型の部品を並べて、そこから雲型の作品やモビー . . . 本文を読む