8月のおもな展覧会の記事へのリンクです。このエントリは随時更新します。
■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。
ごじぶんのblogに展覧会の記事を書いた方は、ここにトラックバックを送ってくださってかまいません(もちろん、個々の展覧会をとりあげた記事のほうがトラバ先としてふさわしいですが、個々の記事の遅れがひどいので)。
現代美術
■第19回そらいろ展
■大島潤也展 . . . 本文を読む
昨年の第40回展でも書きましたが、雑誌などで見るかぎり、白日会の本展(ことしは東京都美術館、来年からは国立新美術館で開催)では、写真と見まごうばかりのスーパーリアリズム的作品が増えているらしいです。
そのためか、白日会北海道支部の長老、平野俊昌さん(札幌)によると
「最近は入選するのがたいへんなんです」
とのことで、入選していない絵も、こんどの支部展には展示してあるそうです。
そのスーパーリ . . . 本文を読む
藤野さんは札幌在住の画家。美術文化協会と新道展の会員です。
年1回以上個展をひらいているほか、さいとうギャラリーの夏冬の企画展にも出品しており、作品を目にする機会がとても多い人です。
抽象が多いのですが、見てむつかしさを感じさせるところはほとんどありません。宇宙のエネルギーというのか、舞う天使というのか、ことばにはかんたんにできない「なにか」が、どの作品からも感じられます。
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今週はいろいろあって、会期の終わるぎりぎりのタイミングで展覧会場に駆け込むことが多い。
月曜は、チャオへ。
林玲二さんにしてはさらっとした感じの絵だった。
火曜は、市立病院の検査でくたびれきっていたが、最終日の展覧会がふたつあったので、のぞいてきた(青玄洞とアートマンギャラリー)。
青玄洞は、陶芸2人展。
前田育子さんは、白磁のうつわ。手に持つと、意外とずっしり重い。
清水し . . . 本文を読む
有島武郎ゆかりの北大黒百合会は、道内でも屈指の歴史を誇る洋画の団体として、ご存知の方も多いと思います。さっぽろくろゆり会は、北大のOBや教官、元教官らが札幌で毎年ひらいている展覧会です。
したがって、黒百合会には所属した経歴のない人も大勢います。
アマチュアの絵画が多いのですが、例年、そのなかで異彩を放っていた、陶芸の小峰尚さん(茨城県)と、現代美術の野又圭司さん(岩見沢市栗沢町)の作品 . . . 本文を読む
北海道書道展などには、2-4文字程度の漢字作品を出している札幌のベテラン書家、山田さん。今回は、スカイホール全室を用いた個展で、半分を、白居易(白楽天)の名高い漢詩「長恨歌」を主題にした作品が占めており、いつもとはちょっとちがう山田さんの面が見られる展覧会になっています。
もっとも、古典にしっかり軸足を据え、直球勝負の作品(楷書=かいしょ=という意味ではない)という山田さんらしさは変わっていま . . . 本文を読む
先週、ギャラリー回りをしていたときのこと。
名前を名乗ったら
「ああ、あの…」
という反応をされたことが2度あった。
すごく、はずかしい。
こんなブログをやっていて、いうのもなんだけど、じぶんは、ギャラリー回りをこっそりやっているつもりである。
知らない作家さんに対して、これこれこういう者なので写真を撮らせてほしい-などと言い出すことはめったにない。
知らない人に、じぶんのネットやブ . . . 本文を読む
調子わるい。
体調がよくない以上に、ヤル気が出ないことおびただしい。
ねむれないのではなく、朝なかなか起きれないのがこまる。
仕事はなんとかこなしているが、あまりぱっとしない。ミスもやった。
「望来現象」にも「樽前Arty」にも行けなかった。
ダリ展も、post ship3人展もまだ行ってない。
26日、ついにエントリを1本もアップできなかった。ことし、ずっとつづけてきた連続更 . . . 本文を読む
…たのしみにしていた方々、すいません。
ひさしぶりに掲示板がもりあがっているようですが。
わたしが踏んでしまいました。
恒例の報告ですが、このブログの「本館」にあたるサイト「北海道美術ネット」の表紙のアクセスカウンタが27日、300000に達しました。
290000は7月11日に達成していますから、47日で1万を上積みしたことになります。
これは、28万から29万になったと . . . 本文を読む
北海道新聞、8月25日の中・北空知版から。
【芦別】ふるさとの芦別を拠点に創作活動を続ける洋画家、石岡剛さん(62)の画業40周年を記念する洋画展が28日まで、市内北3東1の本誓寺文化交流ホールで開かれている。
展示しているのは石岡さんが創作のテーマに据え、描き続けている「窓辺の花」シリーズなど、この10年間、ヨーロッパ各地を旅して描きためた作品の一部で0号から40号の油絵約30点と新城 . . . 本文を読む
「日本画と輪郭線」ということを、ちょっと考えてみたい。
もともと人間が絵をかきはじめるときには、輪郭線が存在する。浮世絵や大和絵にも、中世欧洲の絵にも輪郭線はきっちりひかれている。
しかし、近代欧洲の絵画には輪郭線がない。これを最も徹底したのはおそらくレオナルド・ダ・ヴィンチであろう。彼の絵はスフマート(ぼかし)技法が駆使されている。モナリザの顔と、野山の風景とを区切る線は、けっして描かれ . . . 本文を読む
学生の団体をのぞけば札幌では最も古い歴史のある美術団体でしょう。1936年(昭和11年)に始まっています。
なにがすごいといって、創設メンバーがなお健在で、会の代表として健筆をふるっていることでしょう。平野俊昌さんで、今回も3点出品しています。
もうひとつ記しておくべきことは、このエントリをやっとアップした8月下旬、大同ギャラリーで、同会の初の小品展がひらかれていることです(23-28日)。 . . . 本文を読む
市立札幌病院に行った。
見舞い以外では、同病院が現地に移転してからは初めてだ。
あちこちの部屋を出入りしていると、院内の廊下にはいろいろな絵が飾られていることに気づく。
冒頭の画像は、金丸直衛「ポプラ並木」。
金丸は1914年小樽生まれ。三浦鮮治らに絵を習った後、上京し、戦後は一水会常任委員を務めるなど、具象画の描き手として活躍した人だ(故人)。
おおまかな筆使いが心地よい。
. . . 本文を読む
さいとうギャラリーではときどき、プロ写真家による高水準の個展がひらかれる。
どういう事情があるのだろうと思っていたら、元「コマーシャル・フォト」編集長で、退職後は札幌に住んでフリーで活動している吉岡達夫さんが企画しているのだった。
今回の菅原一剛写真展も吉岡さんの企画。菅原さんは、北海道の出身ではないが、父親が北大出身とあって、知り合いがこちらにたくさんいるそうだ。
糸井重里の超有名サ . . . 本文を読む