北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■紺野修司展 (2024年11月2~15日、深川)ー11月15日納内→深川→岩見沢(4)

2024年11月21日 06時48分00秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
(承前)  紺野修司さんは1933年(昭和8年)深川生まれ。  高校在学中に道展に入選し、武蔵野美術学校(現武蔵野美大)で三雲祥之助、山口薫、森芳雄、麻生三郎の教えを受けます。また在学中に札幌・富貴堂書店で、同じ札幌西高の出身である笠井誠一、上野憲男と3人展を開いています。  56年の卒業後、東映動画に入り『安寿と厨子王丸』や『西遊記』などの動画に携わります。61年には虫プロの創設に参画し、世界 . . . 本文を読む

有村尚孝さん(岩見沢、画家)死去か

2024年11月20日 08時51分00秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞2024年11月20日付おくやみ面の岩見沢市の項に載っている有村尚孝さんは、新道展の元会員で、岩見沢郊外の風景を描いていた有村さんではないでしょうか。91歳。  美術ジャーナリストの五十嵐恒さんがホクレン広報誌に寄せた文章によると有村さんは1933年(昭和8年)、檜山管内江差町生まれ。北海道学芸大(現在の北海道教育大)函館分校を卒業し、新道展には65年初入選を果たしています。また創元 . . . 本文を読む

■十勝ゆかりのアーティスト12人 トンネルのあっちとこっち (2024年11月5~18日、札幌)

2024年11月20日 08時00分45秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 レタラ・スペースの企画で「北海道のアーティスト50人展」の一環。  十勝の作家のうち、帯広コンテンポラリーアートをけん引してきた5人は「北海道のアーティスト50人展」など札幌でもおなじみですが、その下の世代も紹介してみようということで、上記5人衆のうちの鈴木隆さんに人選で協力を仰ぎ、はじめての開催となりました。  出品者は次のとおりです。    赤間裕史(書、音更)  臼井愛子(写真、帯広) . . . 本文を読む

深川市納内町ぶらりー11月15日納内→深川→岩見沢(3)

2024年11月19日 17時56分00秒 | つれづれ写真録
(承前)  昼食を食べて、正午ごろ店を出ました。  外は相変わらず雨が降っています。  納内おさむない駅までは10分弱の道のりです。    道道51号旭川深川線に沿って、近年は甲子園出場で有名になったクラーク記念国際高等学校があります。  校舎に隣接してたっているのが、冒頭画像の建物です。  これ、めっちゃ渋くないですか?  なんか由緒がありそうな、美しい建物です。  駅前通りと道道の交叉 . . . 本文を読む

詩人の谷川俊太郎さん死去で思い出したこと

2024年11月19日 09時22分33秒 | 新聞などのニュースから
 谷川俊太郎さんを一度だけお見かけしたことがあります。  2004年6月24日、札幌のギャラリー門馬で谷川さんによる詩の朗読会が開かれた際、ギャラリーの門馬よ宇子さんに招待されたのでした。  どの詩が読まれたのかはおぼえていませんが、筆者は、谷川俊太郎の詩といえば、1975年に『定義』と同時に刊行されたことでも詩壇の話題になった詩集『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』の表題作をまず思い . . . 本文を読む

■中根隆弥展 砂浜の中の川 (2024年11月8~14日、小樽)

2024年11月18日 17時29分15秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 小樽の梁川通でまちおこしの拠点になっている裏小樽モンパルナスで初めて行われたアーティスト・イン・レジデンス。第1号滞在作家となった山梨県の中根隆弥さんが、小樽で入手した廃品を活用したインスタレーションによる個展を開いていました。       裏小樽モンパルナスのサイトには 小樽市ふるさとまちづくり協働事業助成事業/池袋アートギャザリング公募展 IAG AWARDS 2024EXHIBITION . . . 本文を読む

■渡辺貞之展「存在と眼」(2024年11月1~29日)を見に深川市納内の Cafe & Lunch Gardy へー11月15日納内→深川→岩見沢(2)

2024年11月18日 10時55分00秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
(承前)  ことし5月に訪れた Cafe & Lunch Gardy (ガーディ)再訪です。 ■水彩 高松秀人展(2024年5月1~30日、深川)―5月24日に訪れたギャラリーは7カ所(5) - 北海道美術ネット別館(承前。(3)はこちら)会期が残り少ないので、シリーズの(4)より先に、こちらの(5)を先にアップします。深川駅前にあり意欲的な絵画展を次々に企画しているアートホール . . . 本文を読む

2024年11月15日納内→深川→岩見沢(1)

2024年11月17日 19時31分51秒 | つれづれ日録
 どうも後手後手にまわっているようで申し訳ないのですが、11月15日、深川のアートホール東洲館での紺野修司展がこの日最終日ということで、どうしても見たくなって出かけました。  物故画家(1933~2013)は、今後いつ見ることができるか、わからないので…。  赤レンガテラスに近い西5丁目通りの北4西5の乗り場から9時発の都市間高速バス「高速あさひかわ号」に乗って出発です。  高速いわみざわ号など . . . 本文を読む

2024年11月14日小樽→札幌

2024年11月17日 00時00分01秒 | つれづれ日録
 さすがにこれではいけないと、14日はひさしぶりに外出しました。  裏小樽モンパルナスでの「中根隆弥展 砂浜の中の川」が最終日なので、まずは小樽へ。  ふつうなら札幌駅からJRか都市間高速バスに乗るところですが、この日は南北線で北24条まで行き、北24条西4丁目から北大経由の「高速おたる号」に乗るという裏技を使いました。  朝ドラを見終わってからこの高速バスに始発(札幌駅前8時55分発)から乗 . . . 本文を読む

■どんだりこんだりいこか展 (2024年11月13~17日、小樽)

2024年11月16日 23時17分20秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 江別の長畑ふみ子さんがデザインした案内はがきだったので、なぜ小樽で? と思ったのですが、長畑さんの教室展ではなくグループ展のようです。絵画と工芸あわせて8人が出品しています。    小樽の道展会員、末永正子さんが「season」と題した絵を4点、「one day」2点、題の記載のない絵を1点の計7点も出していました。  旧作だと思うのですが、「season」の1点は、列車の車窓風景や窓にたれ落ち . . . 本文を読む

2024年11月10日から13日まで

2024年11月16日 12時36分00秒 | つれづれ日録
 総じて元気のない日々で、この週前半にギャラリー巡りに出かけたのは12日のみ。  真駒内の桜山を散歩したあと、GALLERY kamokamo でファイバーアート3人展を見ました。 ■たおやかなもの ファイバーアート3人展 (2024年11月10~16日、札幌) - 北海道美術ネット別館小樽郊外に「日日工房」を構え、札幌はもちろん国内外で盛んに発表を続けている染織造形家の加藤祐子さんが、東京 . . . 本文を読む

zolin gallery への道 (地下鉄南北線「澄川駅」からバス乗り継ぎ)

2024年11月15日 14時15分00秒 | ギャラリー、美術館への道順
 札幌市南区澄川の、通称「緑ケ丘」と呼ばれる閑静な住宅街の一角に、zolin gallery(ゾウリンギャラリー)が2024年11月誕生しました。  最寄りの駅である、地下鉄南北線「自衛隊前駅」から約1.5キロ(徒歩25分)、「真駒内駅」からはもう少しかかります(真駒内駅からの裏道ルートについては要望があれば紹介するかもしれません)。  駐車スペースは2台分だそうです。  南北線「 . . . 本文を読む

■たおやかなもの ファイバーアート3人展 (2024年11月10~16日、札幌)

2024年11月15日 09時08分27秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
   小樽郊外に「日日工房」を構え、札幌はもちろん国内外で盛んに発表を続けている染織造形家の加藤祐子さんが、東京と大阪の知人作家に声をかけて3人展を開いています。  ギャラリーカモカモは決して広い会場ではありませんが、巧みな配置で、ユニークな作品が並んで見ごたえのある展示になっています。      加藤さんの「やわらかな襞ひだ」。    つぎの画像は「たおやかなものたち」「フリルが見える」「布層 . . . 本文を読む

札幌市内で最も細い道路はどこにある?

2024年11月14日 21時20分15秒 | つれづれ写真録
 すみません。アートとなんの関係もない話題です。  札幌市内の道路幅は、国内の他の場所に比べると、おおむね広いです。  おそらく、計画的につくられた都市であることと、積雪期への対応という二つの理由があるのでしょう。  ところが、地図を見ていると、南4条西10丁目附近にやたらと幅の狭い道路があるのです。  近くに来る機会があったので、行ってみることにしました。    石山通から北海道難病センター . . . 本文を読む

最近の札幌(3) ギャラリー巡りの「中心部外し」について

2024年11月14日 10時29分25秒 | つれづれ日録
(承前) 熱心な読者の方ならお気づきかもしれません。 筆者にとってギャラリー巡りは生活の中心のひとつですが、その在り方が最近大きく変わってきています。 手短にいえば「必ずしも札幌の中心部のギャラリーに足を運ばなくなった」ということです。  実名を挙げるのもいささかしのびないのですが、・さいとうギャラリー・スカイホール・三越ギャラリー・ギャラリー大通美術館・カフェビストロ+ギャラリー・オマージュ・富 . . . 本文を読む