■が2つあるものは、エントリ更新の時点で開催中の展覧会です。(このエントリは随時更新します)
■北海道書道展(招待・会員)
■安住公美子展。鮮やかな抽象画
■本田明二彫刻展
■ぽんち展はリラックスした写真展
■佐藤泰子さくらさくら展
■多面的空間展
■岩間隆「アトリエ木夢」木彫展と「TAG」
■二科北海道支部展(絵画)
■川本エミ子展
■小川智油絵展
■北海道抽象派作家協会展
■恵波ひでお・荒井 . . . 本文を読む
4月28日の北海道新聞「南空知・岩見沢」版に、長沼アート協会設立の記事が出ています。
【長沼】町内を拠点に創作活動している陶芸や彫刻などの芸術家たちがこのほど、「長沼アート協会」を設立した。美術工芸分野のジャンルを超えた交流組織で、合同の作品展を開くほか、会員のアトリエなどが一目で分かる地図を作製し、「芸術のマチ長沼」をアピールする。 芸術家のほか、ギャラリー運営者などもふくめ、33人で発足。 . . . 本文を読む
書道の世界で「道展」といえば「北海道書道展」。美術の世界では3つの公募展がしのぎを削ってきたが、書道はこの道展が質量ともに他の公募展を圧していると思う。近年は、1度に展示しきれないので、
・招待・会員作品(ことしは4月26-30日、札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)
・公募作品(5月3-7日、同)
・会友作品(5月5ー9日、札幌パークホテル)
の3つに分けて展覧会をひらいている。
一般公募→ . . . 本文を読む
岩見沢の道教育大を卒業した若手。
色彩と色彩がせめぎあう抽象画を描きます。
筆者が気に入ったのは、オレンジと青を基調にしたこの作品。
縦70センチ、横4メートルの大きな作品です(安住さんの絵には題がありません)。
なにかを表象しているわけではないのに、とてもドラマティックな展開をはらんでいて、見ていて飽きることがありません。
ただ、色と線があるだけなのに、力のある絵だと思います。
「 . . . 本文を読む
本田明二(1919-89年)は、戦後の北海道を代表する彫刻家です。もちろん本郷新や佐藤忠良も、ビッグネームなのですが、道内(札幌)に拠点を構えていたというのが、本田の存在感大きいと思います。今回は、本田明二ギャラリーの所蔵する彫刻7点と、個人像の9点組み木彫レリーフ「鶴の舞」、それにエッチング4点とデッサン15点(裸婦が中心)が展示されています
「鶴の舞」は、めったに見られない大作ではあります . . . 本文を読む
油絵だと、どんなにプライヴェイトなタッチなものでも、いざ額縁をはめて壁に掛ければ、作品然とするものですが、写真は、そうとはかぎらないと思います。
この国で撮られている写真の大半が、家族や友人、旅行などの記録であることを思えば、シャッターを切ってそれをプリントすることは、絵画をめぐる行為にくらべると、はるかにカジュアルな感じがします。
毎年8月に小樽の旧手宮線跡で開かれている「鉄路写真展」の出 . . . 本文を読む
毎年、油彩の個展と、パステル画を中心とした個展「さくらさくら展」を交互にひらいている自由美術協会会員の佐藤泰子(たいこ)さん(札幌在住)。2003年には自由美術賞を受賞しています。今回の個展の出品作も年が明けてから制作したという、精力的な活動ぶりですが、今回は「疲れてきたし、個展に追われているみたいなので、2、3年休んで、そのあと自選展みたいな展覧会をしたい」と話していました。
以前、佐藤さ . . . 本文を読む
今週はいそがしかったので平日にギャラリー回りができず、きょう、1dayカードを使って、まとめてギャラリーをまわってきた。
スカイホール、さいとうギャラリー、ギャラリーユリイカ、ギャラリー大通美術館、札幌時計台ギャラリー、道新ぎゃらりー、NHKギャラリー。
大通からさっぽろまで地下鉄。
石の蔵ぎゃらりぃはやしで昼食。
札幌駅からジェイアール北海道バス「新札幌駅行き」に乗り「北1東6」で下り . . . 本文を読む
北斎研究の基本的文献。
明治26年の出版とあって、章立てのない文語文はあまり読みやすくはないが、まだ北斎を直接知る人が生きていただけに、その人たちからの取材の成果も盛り込まれている。
徳川家斉将軍の前で、鶏の脚に墨をつけて紙のうえを走らせ、紅葉の絵と称した-とか、名古屋で巨大な達磨の絵を描いたとか、興味深いエピソードも多い。
翁(北斎のこと)は、酒を嗜(たしな)まず、茶を好まざれども、常に . . . 本文を読む
朝から晩まで会社にいるので、ほとんどギャラリー回りができてない。
朝から晩までって、アンタ会社員でしょ、と突っ込まれそうだが、筆者の職場の場合、退社は深夜でも、昼間に空いた時間がぽっとできたりして、そういうころあいを見計らって、会社から徒歩1分の札幌時計台ギャラリーをのぞいたりできることが多いのである。
こういうときは、都心に職場があってほんとによかったと思う。
ところが今週は、空き時間 . . . 本文を読む
北海道新聞4月26日の室蘭版に、22日にひらかれた「市民シンポジウム みんなで語ろう! 室蘭美術館の未来像」の詳報が出ています。
主催の「室蘭に美術館をつくる市民の会」の小原章嗣会長、佐久間恭子副会長(画家、全道展会員)、國松希根太文化女子大室蘭短大専任講師ら5人がパネリストとなって、夢のある意見を語っています。
紙面によると、室蘭市は、市文化センター地階ギャラリーの運営を、2008年度にも . . . 本文を読む
わりと似た感じのグループ展がつづけてひらかれている「たぴお」ですが、今回は、出品作の大半を、抽象画や半抽象が占める、しぶい展覧会になっています。
案内状のはがきには、漆山豊、上條千裕、中森秀一、林教司、藤川弘毅、渡辺英四郎の6氏の氏名が印刷されていましたが、渡辺さんの作品は見あたりません。
藤川さんだけが写真です。人形をいろんな角度から撮影しています。人形は、まるでビジュアルロックバンドのメ . . . 本文を読む
もう終わってしまった展覧会で、もうしわけないのですが、札幌市写真ライブラリー(中央区北3東5、サッポロファクトリー・レンガ館3階)で4月23日までひらかれていた学生合同写真展「EX-05」は、2週目のほうが断然おもしろかったです。
北星学園大、北海学園大、北海学園大II部、札医大、浅井学園大OB、武蔵女子短大、酪農学園大、北大、札教大の18人によるコラボレーション。とくに入り口附近にびっしりと . . . 本文を読む
道立近代美術館の売店に、ムンクの「叫び」の登場人物を模した人形があったので買ってきた。
2100円。
ちょっと高い。
「scream Jr.」
というのが商品名のようだ。
ムンク美術館の許可を得て、米国の会社が企画し、中国で造っている、と書いてあるが、ムンク美術館のオンライン・ミュージアムショップでは取り扱っていないようだ。
ただし、わが家では、「水曜どうでしょう」の「フィヨルドの恋人 . . . 本文を読む
「北海道美術ネット別館」にお越しいただきありがとうございます。
当ブログは、「北海道美術ネット」のブログ版です。
2005年10月にスタートし、06年2月以降、毎日更新しています。
おもに札幌でひらかれている美術展(書道、写真などをふくむ)について、ふつうの美術愛好家の立場から書いた感想が、おもな内容です。
このほか、ときどき書く日記「つれづれ日録」や、素人くさい写真「つれづれ写真録」と . . . 本文を読む