札幌を拠点に、北海道内を中心にしたアートの情報発信や、展覧会の紹介などをしているブログです。
ほぼ毎日更新しています。
2000年に始まったサイト「北海道美術ネット」から徐々に移行し、05年にブログを始めました。
東日本大震災をはじめ災害の犠牲者の皆さまにつつしんで哀悼の意をささげるとともに、避難者が一刻も早く落ち着いた生活に戻れますように、また世界から戦火がやみますように、祈念して . . . 本文を読む
ロシアによるウクライナ侵攻が始まり3年がたちました。 米国では「24時間で戦争を終わらせる」と豪語したトランプが大統領になりましたが、そんなにうまくいくはずもなく、訪米したウクライナのゼレンスキー大統領と会談は口論に終わりました。 トランプのプーチン大統領寄りの姿勢は目立つ一方です。ブルームバーグなど米メディアは4日(日本時間)、米政府がウクライナ支援を . . . 本文を読む
ギャラリー巡りの記録は2月21日を最後に10日間ほども途絶えています。
体調が思わしくなく、2月中はあまり外出していませんでした。
ご案内をいただいていたにもかかわらずうかがえなかった展覧会がいくつかあります。申し訳ございませんでした。
28日は午後から外に出ました。
ト・オン・カフェで小助川裕康さんの個展を見ました。
巨大な山の絵は、ライジングサン・ロックフェスティバルでのライ . . . 本文を読む
札幌市南区の朝日さんが昨年に続いて開いている個展は、昨年300点以上出品していたF8号の抽象絵画を、今回も100点余り出していて、創作意欲の旺盛なところをみせています。※カンバスの大きさが6号とあったのを修正しました
こちらは1998年から2000年代の、墨による作品。
東京で発表した際、墨象・前衛書の書家からグループ入りを誘われたというのも、うなずける作品です。
墨や和紙を使って . . . 本文を読む
北海道教育大の大学院修了後も充実した活動を続けている札幌の中村まり子さん。
2023~24年には mima 道立三岸好太郎美術館の若手展「#みまのめ」にも出品しました。
カフェ北都館ギャラリーでは昨年、3月に個展、夏には4人展を開いています。
今回、絵がかなり変わったと思います。
大地や風景と一体化して「もこもこ、ぷにぷに」した赤ちゃんたちをやわらかな色調で描いているのは同じでしょ? . . . 本文を読む
(承前)
前項、あまりに画像が多く長文になったので、芸術祭の周辺の話を分割して、以下に書きます。
なお、浴室内にも、ガラス窓に色のついた半透明の板を貼り、さまざまな色のあかりを設置するといった装飾がなされていましたが(荒井純一氏による)、さすがにカメラを持ち込むことができず、画像はありません。
露天風呂からの眺めは絶景とのことですが、この日の男風呂は水風呂とのことで、外へ出るのはあきら . . . 本文を読む
(承前)
前項は、ごく手短にいえば
積丹といえば、釣り、キャンプ、民宿、ウニ丼!
なので、
山の風景を写真に撮ったり人工の施設などを見て回ったりするのが好きな人は、あまり行かないよね(鉄ちゃんも)
という話でした。
その結果、当たり前といえば当たり前ですが
冬の来客が極端に減る
わけです。
道内観光地の宿命ともいえます。
スキーリゾート地と流氷が来る所は別ですが。
. . . 本文を読む
1月の続きです。
2月にアクセスが多く、よく読まれた記事のうち上位20本は次の通りです。
1(2)2025年、道内で見られる美術展について、正月現在でまとめてみました 678PV (1月5日)
2025年、道内で見られる美術展について、正月現在でまとめてみました - 北海道美術ネット別館北海道新聞2025年1月1日の紙面に載っていた情報から抜粋します。・アニメーション美術の創造者「新・ . . . 本文を読む
1月のまとめの続きです。
2月に足を運んだ美術館やギャラリーなどの美術展会場は49カ所でした。
50の大台を割り込んだのは、昨年4月の43カ所以来です。
1月の50か所、12月の53カ所、11月の66カ所、10月の100カ所と推移しており、5カ月連続で減っています。
展示そのものが減る冬場であることに加え、後半に体調を崩し外出しなかったことが響きました。
ちなみに2024年2月 . . . 本文を読む
1月の続きです。
道内で今月開かれたおもな展覧会の記事へのリンク集です。
書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。
カテゴリー分けは便宜的なものです。
試みに「卒展」の区分けを設けました。
随時更新します。
現代美術
■Snow Pallet 18-winter again-
■積丹温泉芸術祭
■無自覚なシマウマたち 札幌市立大学デザイン学部藤沢レオ研 . . . 本文を読む
変な題をつけましたが、「積丹温泉芸術祭」の紹介記事の前座と思ってください。
積丹しゃこたんを北海道民で知らない人はいないでしょう。
地図を見ると、積丹半島は北海道から日本海に突き出た最も大きな半島です。
にもかかわらず、筆者が積丹半島を訪れたのは半世紀以上ぶりです。
幼いころに親類の車に乗せられて神威岬に行ったことがあるだけで、ほとんど記憶にありません。
これは当てずっぽうに言 . . . 本文を読む
わずか8日間の会期。
しかも公式サイトにはいまのところまったく言及がない(Instagram と Facebook Page には同時投稿あり)ので、ここに記録を残しておきます。
同館が着実にコレクションを充実させていることがわかる展覧会でした。
冒頭画像は三岸好太郎「北海道風景」。
三岸の初期作品でよく見られる、あのもっさりとしたビリジアンが全面に配されています。
( . . . 本文を読む
道立三岸好太郎美術館が北海道ゆかりの優れた若い作家を紹介するシリーズ企画の10回目。
同館のサイトによると、4人は
生まれ育った土地と自身の関係をテーマに、フィールドワークで生じた体験や記憶をインスタレーションとして展開する秋元さなえ。
自らの身体が風景に溶け込んでいくような感覚的イメージを大画面に瑞々しく描きだす川村正寿。
多色摺木版と発泡インクを用いたシルクスクリーンにより、既視感のある . . . 本文を読む
(承前)
マテックプロダクツの1階ショップで買い物をして、あとは帰るだけです。
帰路は歩いて数分の「帯広三条高校前」から、都市間高速バス「帯広特急ニュースター号」に乗ります。
中央バス、ジェイ・アール北海道バス、十勝バスなど5社が共同運行する「ポテトライナー」号に対抗して、北海道バスが新規参入した都市間バスです。
筆者はこのとき、同社のバスをはじめて利用したのでした。
日 . . . 本文を読む
第28回岡本太郎現代芸術賞の選考結果が発表され、旭川の齋藤玄輔さん『語り合う相手としての自然』が、最高賞に次ぐ岡本敏子賞に選ばれました。
おめでとうございます!
第28回岡本太郎現代芸術賞 受賞作品 | 岡本太郎記念館
美術手帖ウェブ版によると、同作は
岡本太郎美術館の展示空間で特徴的なガラスに囲まれた空間で発表された《語り合う相手としての自然》は、東日本大震災の原発事故を題材にしたも . . . 本文を読む