澄川排水(小泉川) (4) - 北海道美術ネット別館(承前)前項(3)で予想したとおり、右手の道は、旧河道に沿っているらしい。上の画像で見るとわかるが、左側が小さながけになっている。そこを、かつての澄川排水が流れていた...goo blog
なんと10年ぶり(!)のシリーズ再開です。
これまで「澄川排水」というシリーズ名でしたが、地元ではかつて「小泉川」と呼ばれていたこと . . . 本文を読む
札幌市豊平区を流れる、中ぐらいの川。
下流は白石区で、直線化された区間を流れた後、豊平川に注ぎます。
同区西岡を南北に貫く水源地通りから右に折れて、川べりを歩きました。
福住1条3丁目の途中から、2丁目と1丁目の境界の地点まで、右岸は歩行者専用道路になっています。
ありがたいことに、踏み分け道がついていて、歩くことができました。
家と家がこんなに近接しているの . . . 本文を読む
(承前)
豊平川が山あいを抜けて大きく左にカーブして、いよいよ札幌の平野に乗り出すあたりから、合流する支流はすべて右岸側からである。それもそのはず、川は北北東を目指して流れるが、地形は北のほうが低い。左岸側からは、分流する流れ(創成川)はあっても、流れ込むのは無理だ。
さて、流れ込む川は順に、真駒内川、精進川、逆川、望月寒川もつきさっぷがわ…となる。逆川以外は、いずれも札幌南郊の丘陵地に発 . . . 本文を読む
三里川というのは、札幌市清田区から厚別区にかけて流れる小さな川で、平岡公園をへて北上し、厚別公園のわきを過ぎて、JR函館線と千歳線の分岐するあたりで厚別川に注ぐ。
筆者は川に沿って散歩するのが好きなので、この三里川のほとりも歩いたことがある。
1996年ごろのことだ。
平岡公園のなかで、原始的な細い無名の支流をいくつも合わせるので、川べりを制覇するのには、かなりの時間がかかり、何度 . . . 本文を読む
「河口」展に参加する澁谷俊彦さんの作品を見に行った際、新川の河口附近で撮影した写真がまだあるので、ここで紹介する。
国道337号の「第一新川橋」の少し下流側。
この附近は交通量もほとんどなく、札幌市内であることが信じられないほど、のどか。
平日は、周辺の水再生プラザや配送会社などに出入りする車輛があるかもしれないが。
新川と濁川の合流点。
画像の手前側が濁川だが . . . 本文を読む
2016年春の「新川の河口に橋があったのか。」という記事で小樽内橋について書いたが、まさか2年後に現地を訪れることができるとは思わなかった。
この橋の由来については、その記事、あるいはサイト「花畔ばんなぐろ・網」、ブログ「第六の絶滅」の該当ページがくわしい。
要するに、ここには江戸末期の1858年から橋が架けられていたが、たびたび洪水で流出し、1980年代には、真ん中が鋼製で、両端が . . . 本文を読む
この「さっぽろ川あるき」というのは、アートとあまり関係ない、純粋な趣味のカテゴリーです。
重兵衛沼は、札幌市中央区北3~4条の西26丁目附近にあったとされる沼沢地である。
これまで筆者は、この沼の跡が、北3西26であると信じていた。
下の地図で見るとわかるように、道路の形状が将棋の駒を横倒しにしたような、札幌では珍しい区画になっているからである。
しかし、2018年6月10日には . . . 本文を読む
二里川は、札幌市東部を流れる厚別川のちいさな支流です。
いちばん下流の、厚別川との合流点に近い橋は、国道12号にかかる「釣橋」という橋で、ジェイアール北海道バスの停留所名にもなっていたので、ご存知のかたもいるでしょう。
吊り橋でもないのに、ふしぎな名前がついています。
もう少しさかのぼると、大谷地バスターミナルや北星学園大のわきを通ります。
「わらび緑地」から南側はほとんどが暗渠にな . . . 本文を読む
アートとは無関係の話です。
道央道を苫小牧東インターチェンジでおりて、国道36号に出るまでの間、道路の右側にちらちらと見える低地が、以前から気になっていた。
しかし、ハンドルを握りながらでは、注意して観察することができない。
今回、バスに乗って、車窓からその姿をとらえることができた。
「トキサ沼」という名らしいが、由来はわからない。
地図を見ると、沼の上を道路がまたい . . . 本文を読む
東橋あずまばしは、札幌の一大幹線道である国道12号の橋である。
市内随一の川である豊平川に架かる橋としては、一条橋、豊平橋、幌平橋、藻岩橋と並ぶ、歴史のある橋だ。
札幌の中心部から、市内屈指の主要道路である「北1条通」を、東に13丁目まで進み、交叉点で右折したところに架かっている。
橋を渡れば白石区であり、国道は岩見沢から旭川へと続いている。
ちなみに、その交叉点から、直進すれば国道2 . . . 本文を読む
北海道新聞「どうしんウェブ」から。4月7日アップの記事。
厳密に言うと小樽市内の話なので「さっぽろ川あるき」というカテゴリーには入らないような気がするし、ましてやアートとは全く関係のない話ですが、個人的に興味深いのでアップします。
なお、確かに現地は小樽ですが、新川の流域は大半が札幌市内です。
30年渡れず…小樽内橋撤去へ 市、来年度以降に着手 最初の橋は江戸時代
【小樽】小樽市は銭 . . . 本文を読む
飴屋晶貴さんの鉛筆画展「菊乃と佐兵と青沼静馬」がギャラリー犬養(札幌市豊平区豊平3の1)で12月16~21日に開かれています。
この鉛筆画は、かなり精緻なものですが、今回はその紹介ではなくて(飴屋さん、すみません)、会場の一角になぜか貼ってあった、1964年の札幌市地図が気になったので、そのご報告です。
これほど、伏籠ふしこ川の下流域をいきいきと描いた昭和期の地図は珍しいと思います . . . 本文を読む
この展覧会について紹介するなら、まずは次の3項目について書くのが常道だろう。
1. 谷口顕一郎さんはどんな人か
2. 凹へこみとはどういう概念か
3. 本郷新記念札幌彫刻賞とは何か
しかし、順序立てて述べていくのもつまらないので、ここでは、谷口さんが今回の個展のテーマに据えた琴似川のことから書き始めたい。
豊平川はもちろん、厚別川や新川などとくらべても、札幌の中での琴似川の存在 . . . 本文を読む
(承前)
前項(3)で予想したとおり、右手の道は、旧河道に沿っているらしい。
上の画像で見るとわかるが、左側が小さながけになっている。
そこを、かつての澄川排水が流れていたようだ。
もっとも、左側(西側)のへこみがはっきり分かるのは、短い区間で、あとは住宅地の中に埋没してしまう。
川はさておき、この一帯(豊平区平岸4条16丁目)の一大特徴は、札幌市にしては極めて道路幅 . . . 本文を読む
(承前)
引き続き、北へ向かって歩く。
地下鉄南北線の澄川―南平岸間と、平岸霊園がある高台の間の地区を、かつて流れていた「澄川排水」の跡をたどる小さな旅の続きである。
このあたりは、高層住宅が多い。
ただし、5~8階ぐらいの建物が多く、それほど新しいものではなさそうだ。
冒頭画像、右手に高層住宅が見える。その下の道路のあたりを、昔は澄川排水が流れていたものと推察される。
左 . . . 本文を読む