4月のおもな展覧会の記事へのリンクです。このエントリは随時更新します。
■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。
ごじぶんのblogに展覧会の記事を書いた方は、ここにトラックバックを送ってくださってかまいません(もちろん、個々の展覧会をとりあげた記事のほうがトラバ先としてふさわしいですが、個々の記事が遅れがちなので)。
なお、大幅にアップがおくれている「3月のおもな . . . 本文を読む
下沢さんは1960年生まれ、札幌在住の陶芸家。
以前は、力強いオブジェを関西で、うつわを札幌で-と、場所によって発表する中味を変えていましたが、ここ数年は札幌でも異分野の作家との2人展などで、大作の立体を、精力的に発表しています。
今回はうつわの展覧会。
ただし、2004年ごろにはたくさんあった黒っぽいうつわは姿を消し、大半が織部と粉引になっています(黒釉と楽焼もすこしあります)。
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ユーモラスなゴリラやブタの木彫で知られる小笠原み蔵さん(札幌)の呼びかけで「ジャズ」をテーマにしたクラフトのグループ展が実現しました。クラフトのグループ展はちょくちょく開かれていますが、これほどテーマが明快で、会場の統一感がとれている催しはとてもめずらしいのではないでしょうか。
すべての作品がジャズを表現している、というところまではいっていませんが、音楽にからむ作品が大半を占めています。
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小品はなく、100号以上の油彩10点のみで構成した個展。
松井さんの絵には、かならずといっていいほど、白っぽい透明の直方体が描かれています。
これは、病理診断標本というもので、患者の病変した組織や細胞を標本にしたものです。これを薄くスライスして色を着け、医師が顕微鏡でのぞいて診断を下すのです。
松井さんは約40年、札幌医大で技師として働き、この標本づくりが大好きな仕事だったそうです。
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身野さんは1971年兵庫県生まれ。神戸大法学部卒という異色の経歴の持ち主だ。
三越のサイトから紹介文を引用しよう。
関西画壇の若き人気作家、身野友之先生の個展を開催いたします。今も残る古き良き街並、人々の生活と台地(原文ママ)、自然との関わりをつなげる水辺をテーマとした、独自の視点でとらえた作品。そして、作家の住む京都をじっくりと描いた新作の数々を、ぜひご高覧下さいませ。
公募展には所 . . . 本文を読む
1月から毎月個展をひらき、2、3月は会場でライブドローイングも実施。そして4月はライブドローイングのみと、精力的な活動をつづける藤谷康晴さん(石狩在住)。
考えてみれば筆者は、ライブドローイングの最中におじゃましたのは初めて。2月はちょうど藤谷さんが描き終わったタイミングだったし、3月は初日のライブが終わった後の、翌日の朝だったし。
筆者が会場のアートマンギャラリーをおとずれたのは、全2日 . . . 本文を読む
今週は、雪がちらつく日もあったが、大型連休に入ってようやく春めいた陽気になった。
28日は恒例のギャラリーめぐり。
アートスペース201からスタート。
下沢敏也CERAMIC EXHIBITION/陶工房SHIMOZAWA&HOKUTOU 工房展(陶芸)/wunder kammerなど。
下沢さんはうつわが中心だが、個性的な織部。
下のフロアの工房展も、いわゆる陶芸教室の作品展とは . . . 本文を読む
米原さんは1961年東京都生まれ、江別在住のガラス工芸作家。
ドイツ・デュッセルドルフ美術館をはじめ国内外の美術館、コレクションに作品が収蔵されるとともに、2004年度には美術館(江別市セラミックアートセンター)で個展がひらかれるなど、道内を代表するガラス作家として高い評価を受けています。
発表も、道外が多く、札幌でまとまった数が見られる機会は少ないので、この週末に時間のある方はぜひどうぞ。 . . . 本文を読む
上條千裕、漆山豊、中森秀一、林教司、藤川弘毅、渡辺英四郎の6氏が出品。
ふだんは写真を発表している藤川さんは、めずらしく立体を床置きしています。
5個の立体を、うねうねと曲がる7本のワイヤでつないでいます。さびた色が特徴です。
林さんは、コーヒー豆みたいなフォルムを描いた「種子」のシリーズを出品。
かつて札幌で個展やグループ展で発表活動をしていた上條さんは、家族の関係で、仙台 . . . 本文を読む
(28日、一部の時間表記を訂正しました)
仕事でくたびれきっていたけど、micro.最後の写真展に立ち寄った。
1階は、micro.オーナーの足立くんの写真展。
2階は、これまでmicro.で作品を発表したりしてきた大勢の人の写真、イラストの展覧会になっていて、筆者がおとずれたときもまだ搬入に来ていた人がいた。
もうこれ以上展示できないのでは、というぐらい、壁はびっしりと埋まっていた。 . . . 本文を読む
4月10日の北海道新聞札幌市内版から。
渡會純价さん(全道展会員。札幌在住)がシャッターに絵を描いたというので、さっそく見に行ってきました。
なんだか子どもがかいた絵みたいで、たのしいです。
無味乾燥なシャッターをアートで飾って街に潤いを持たせようと、札幌の版画家がこのほど、都心部の駅前通りに面した宝石店のシャッターに絵を描いた。シャッターをキャンバスに見立て、アートに変えてしまおうとい . . . 本文を読む
道内第三の都市、函館にも多くの美術家がいるが、函館以外で定期的に個展を開いている人はわずかである。毎年、となると、外山さんひとりではないだろうか。
「北海道抽象派作家協会」の同人としても年2回発表しているから、札幌の人にもおなじみの画家だと思う。
外山さんは、10年ほど前から、毎年の絵のテーマをアルファベットにしている。ことしのテーマは「J」。
こう書くと、事情を知らない人はなんのことかと . . . 本文を読む
いままで何度か教育大の写真部の展覧会を見てきたけれど、今回がいちばん良かったと思う。
総じて言うのは、あまり意味がないかもしれないけれど、全体として、「外部にも目を向けている」という印象を持った。
それは、単純に「社会派」だといっているのではない。そういう、ルポルタージュ系の写真ということではない。ただ、自分のうちに引きこもっている写真ではないなあ、という感じを抱いたのだ。
なお、大半は . . . 本文を読む
07年4月23日(月)-28日(土) 10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
佐藤さんは札幌在住、新道展会員の画家。
「北の風土を描く」なんて、よく言いますが、たんに題材が北国の動植物だとか、そういう表面的なことだけではなく、北の四季や気象の本質に迫る本物の絵を描いている人は、それほど多くはありません。
佐藤さんは、なかば抽象的な世界 . . . 本文を読む