北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

平間文子さん(旭川、画家)死去か

2024年08月29日 19時46分20秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2024年8月29日「おくやみ」面の旭川市の項に載っている「平間フミコさん(96)」は、もしかすると、画家で、「美術旭川」誌の編集・発行、国劇画廊(のちのヒラマ画廊)運営に携わった平間文子さんのことではないでしょうか。  平間さんの絵画といえば、花を大きくあしらい、吹き渡る風が生命感を伝えてくれるような画面を思い起こします。 (冒頭画像の左は、2020年秋に旭川市民文化会館のロビーで . . . 本文を読む

吉田豪介さんの訃報

2024年08月29日 09時23分54秒 | 新聞などのニュースから
 江別在住の美術評論家、元市立小樽美術館長の吉田豪介さんが2024年2月に亡くなっていたという記事が、8月29日の北海道新聞に載っていました。 吉田豪介さん死去 89歳 元市立小樽美術館長、美術評論家:北海道新聞デジタル元市立小樽美術館長で美術評論家の吉田豪介(よしだ・ごうすけ)さんが2月12日午前10時52分、江別市内の病院で老衰のため死去していたことがわかった。28日、家族が公表した...北 . . . 本文を読む

DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)休館へのニュース、アート業界に衝撃

2024年08月28日 13時18分36秒 | 新聞などのニュースから
 昨日2024年8月27日夕方アップの日本経済新聞電子版の記事( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC277KZ0X20C24A8000000/ )が、各方面に強い驚きを与えています。  記事の冒頭部分を引用します。 DIC川村記念美術館が休館へ 資産効率で投資家が要望 - 日本経済新聞DICは27日、保有・運営するDIC川村記念美術館(千葉県佐倉市) . . . 本文を読む

【お仕事報告】2024年7月

2024年07月27日 11時30分53秒 | 新聞などのニュースから
 先にお知らせしたとおり、今月から「北海道新聞」に展覧会評を書くことになりました。  2024年7月は次の2本です。 ・荒木珠奈展 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1041104/ ・三神恵爾展 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1043246/  荒木さんは28日までト・オン・カフェ(札幌市中央区南9 . . . 本文を読む

財界さっぽろ2024年7月号「新庁舎に鎮座 岩見沢市長(松野哲)が言い値で買った8000万円彫刻(意心帰)」を読んだ

2024年07月10日 21時28分24秒 | 新聞などのニュースから
 道内で出版されている月刊誌「財界さっぽろ」の7月号に、安田侃さんの彫刻をめぐるニュースが出ていました。  商売の妨害になってしまうので、ここに中身を転載することはしませんが、無料で読める書き出し部分だけでもなんとなく中身はわかると思われます。  以下、書き出しの引用。  岩見沢市役所新庁舎のエントランスに置かれ、来庁者を出迎えている彫刻「意心帰」。実は市長の松野哲氏のもと、市議会でチェックさ . . . 本文を読む

松本暎子さん(書家)死去

2024年07月06日 22時38分07秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2024年7月5日付によると、書家の松本暎子さんが2日に亡くなったそうです。  96歳でした。  道内のかな書を代表する松本春子の三女として生まれ、彼女が1936年(昭和11年)に創設した「さわらび会」を引き継ぎました。  藤女子大学でも長年、書を教授してきました。  66年、北海道書道展で準大賞を受け、会員に推されるとともに、創玄展でも準大賞を受賞。  76年に毎日書道展で審査会 . . . 本文を読む

リチャード・セラ氏死去、85歳 挑戦的な公共彫刻(米国の彫刻家)

2024年03月28日 00時00分00秒 | 新聞などのニュースから
gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-_affairs_sadnews_TIQNDQHZXBMCZO36ZWWN4JAGUE  鉄の彫刻で知られ、ミニマリズムあるいはポストミニマリズムを代表する存在として活躍した、米国のリチャード・セラ氏が死去しました。  アート情報サイトのTOKYO ART BEAT は次のよう . . . 本文を読む

神田一明さん(旭川の画家)死去

2024年03月27日 18時25分32秒 | 新聞などのニュースから
 旭川の画家で、道教大旭川校教授として後進の育成に尽くした神田一明さんが亡くなりました。89歳でした。  1934年(昭和9年)東京生まれ。  45年の東京大空襲で罹災し、弟の神田日勝らとともに一家で十勝管内鹿追町(当時は鹿追村)に移りました。  開拓農家のつらい日々でしたが、帯広柏陽高から東京藝大の油画科に進学。  彫刻家の比呂子さんとは学生結婚だったと聞いています。    卒業後は北海道に戻 . . . 本文を読む

鮫島惇一郎さんの訃報と「札幌から見える山」

2024年01月09日 23時07分00秒 | 新聞などのニュースから
 9日朝、新聞を読んでいたら「おくやみ」面に鮫島惇一郎さんの名があった。  筆者としては、鮫島さんといえば、朝比奈英三さんとともに編者として名を連ねた『札幌から見える山』(北海道大学図書刊行会)である。  1981年に刊行され、地方出版としては珍しいベストセラーになった。  円山、藻岩山、手稲山ぐらいは、たいていの市民が知っている。  それ以外の、百松沢山(三段山)、空沼岳、恵庭岳、風不死岳と . . . 本文を読む

篠山紀信さんと北海道

2024年01月06日 15時16分45秒 | 新聞などのニュースから
 写真界の第一線を走り続けた写真家の篠山紀信さんが1月4日に急死した。  訃報は、朝日新聞と系列の日刊スポーツが先行した。  朝日新聞は1面に本記(末尾に一部を引用)を、社会面に、大ベテランの大西編集委員の評伝を掲載し、他の媒体を圧倒した。  本論に入る前に、このブログでは、「写真力 篠山紀信展」が札幌芸術の森美術館で開かれた2014年に、記事2本を書いているが、残念なことに 「篠山紀信 札幌」 . . . 本文を読む

遠軽の木工房「ハナノ工場」が毎日新聞で特集されていた

2023年12月12日 12時12分12秒 | 新聞などのニュースから
 2023年12月9日の毎日新聞を開いてびっくりしました。  オホーツク管内遠軽町の木工作家が、半ページほどを使って大々的にとりあげられていたからです。  筆者は22年春まで同町にいたのに、この作家は取材したことがありません。  なんだか 「やられた!」 という気持ちになりました。  検索すると、毎日新聞のウェブ( https://mainichi.jp/articles/20231208/ . . . 本文を読む

Idemitsu Art Award 2023 グランプリに高橋侑子さん(札幌出身)「室内のリズム」

2023年12月10日 07時15分00秒 | 新聞などのニュースから
 12月9日、なにげなく朝日新聞を見ていたら Idemitsu Art Award 2023 エネルギーに満ちた若手作家の活躍を応援 という全面広告が載っていました。  このAwardは昔は「シェル美術賞」「昭和シェル現代美術賞」といわれ、今年で52回目となる歴史のある美術(絵画)の賞です。  今回「室内のリズム」でグランプリを受賞した東北芸術工科大の大学院1年・ . . . 本文を読む

北見の画廊喫茶「シンチャオ!」閉店へ

2023年11月29日 21時29分52秒 | 新聞などのニュースから
 …という記事を北海道新聞デジタルで読んでから半月がたってしまいました。  その記事によると、閉店は11月28日。もう過ぎてますね。  篠木輝子店長は88歳。  筆者は、この店には行ったことがありませんが、前身の「薔薇館」(北4東3)には何十回訪れたかわかりません。  いわゆる画廊喫茶で、月替わりで絵画グループ展などを開いていました。  篠木さんは自ら絵筆を執って油彩画を描き、全北見美術展などに . . . 本文を読む

二部黎さん(彫刻家、矢臼別平和資料館を育てる会事務局長)が亡くなっていた

2023年11月04日 07時51分43秒 | 新聞などのニュースから
 10月28日、二部黎(にべ・れい)さんが亡くなっていたことを、ツイッター(X)で知りました。  80歳。死因は「がん性腹膜炎」と報じられています。  二部さんは小樽出身。  北海道教育大釧路校を卒業して教員になりましたが、30歳ごろのとき彫刻家を志して本郷新に師事したと聞いています。  2003年にオホーツク管内斜里町来運に移り住みました。  その後、陸上自衛隊矢臼別演習場(根室管内別海町など . . . 本文を読む

札幌のバス路線再編に大ショック

2023年10月28日 23時59分59秒 | 新聞などのニュースから
 blog の更新が減っており、25日はひさしぶりにアクセスが3けたになってしまいました。  忙しいのにくわえて、先日のニュースがショックでした。  札幌市内で最大の路線網を持つ「北海道中央バス」(本社は小樽)が、12月1日の冬ダイヤで大幅に路線を見直すというのです。  しかも、その理由が「赤字路線だから」ではなく、運転手不足だというのですから、なんともいえません。  筆者は西岡というところに住 . . . 本文を読む