9月のおもな展覧会の記事へのリンクです。このエントリは随時更新します。
■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。
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現代美術
■ヤノベケンジ展「トらや . . . 本文を読む
日本ハム、初の2連覇 優勝は東映時代含め4度目(共同通信) - goo ニュース
仕事の日。
会社に行く前に、札幌市資料館と札幌市教育文化会館ギャラリーに立ち寄る。
帰りは、閉まる直前の札幌時計台ギャラリーに駆け込む。
鈴木なを子木版画展、予想以上におもしろかった。猫800匹大行進!(←数えるなって)
萩原勇雄油絵個展。道内の風景画が中心で、花の絵もある。さすがに手馴れているベテラン . . . 本文を読む
地下鉄東西線を円山公園駅で降りて、ギャラリー門馬へ行くべくバス停に向かったら、バスは出た直後。つぎのバスは20分以上来ない。
そもそも、円山公園から啓明・旭ヶ丘方面への便は1時間に5本ほどあるのだが、11分間に3本ある時間もある一方で、このようにやたらと間隔のあいている時間帯もある。ジェイアール北海道バスは平準化を図ってほしいと切に思う。
ギャラリー門馬では、KさんとOさんにおいしい珈 . . . 本文を読む
青森県弘前市の西どなり、平賀町(現平川市)生まれの20代で、ことし札幌に移り住んだ中嶋さんの個展。近年はあまり見られない本格的なインスタレーションになっています。
インスタレーションに本格的もなにもあるものか、という声がきこえてきそうですが、近ごろの若手の作品は、ドローイングや映像、工芸的な小品が多いだけに、ここまできっちりと仕上げてきた姿勢は評価できるのではないでしょうか。
正面に設置さ . . . 本文を読む
1932年、帯広生まれで、道内の前衛書をリードする書家のひとり、長沼透石さん(毎日書道展審査会員、奎星会同人会員・審査会員)。地元・帯広では何度か展覧会をひらいており、札幌では初となる個展です。
おなじく奎星会に属する札幌の竹下青蘭さんの師匠さんにあたるそうです。
「師匠でも、ぜんぜんわたしと違うでしょう?」
と竹下さんはおっしゃっていました。「展(2)」の、飛沫の散り方などをのぞけば、 . . . 本文を読む
日展とならび、国内最大の書展の地方展。
「わが県は◎◎が盛ん」「この地方は▲▲のメッカ」
というときは、時として割り引いて聞いたほうがよいこともあるけれど、北海道が書の盛んな土地であることは、本当らしいです。
毎日展も、審査会員が、首都圏1都3県に次いで多い部門もあります(つまり、大阪府や愛知県より多い)。
そのせいか、両会場に展示されているのは7部門1397点(26日夕刊の毎日新聞より) . . . 本文を読む
日記を書き継ぎ、日々を紡ぐように線を集積させ続ける高橋靖子さんが、深川市内の2会場で個展をひらいています。
深川駅前のアートホール東洲館では、ここ20年ほどの油彩を、回顧展ふうに展示。
駅から徒歩20分ぐらいの、しずかな住宅街のなかで、渡辺通子さん(全道展会友)が主宰する小さな建物「うなかがめーゆの美術館」では、刺繍を主体に、水彩やコラージュなどの小品をならべています。
話は変わって… . . . 本文を読む
本城さんは歌志内市在住の画家。1940年生まれで、郵便局を定年退職したあとは、絵画制作に専念しています。
古い道具や看板などをどっさり保存してある蔵「大正館」が自宅のとなりにあり、そこにあるものを写実的に描いた静物画が、今回も個展のメーンになっています。
たとえば「魚が飛んだ日『祀箱』」には、木箱が積まれた空間に、三角定規、関節が動く人形、バイオリン、さいころ、石、びん、砂時計、貝殻、時計な . . . 本文を読む
三井記念美術館のつぎは、出光美術館へ向かう。
地下鉄の銀座線を、京橋で降り、東京国際フォーラムのなかを通り抜ける。
美唄出身の彫刻家、安田侃さんの「意心気」が置かれていた。
今回、東京のわりと新しい建築物を見て感じたのは
「いつから東京はこんなに吹き抜けと、ガラスのカーテンウオールの多い都市になったんだ!」
ということだった。
まあ、車を気にせずにぶらぶら歩けるのは、いいことだけ . . . 本文を読む
ワタナベチナツさん、高橋吉之さん、いとうみなこさんの3人が、7月の同じ日、同じ時刻に、オリンパスPEN-F、FTで撮った室蘭の写真です。
室蘭は、3人が以前住んでいたなど、ゆかりのあるマチだそうです。
オリンパスPEN。なつかしいなあ。
ハーフカメラといって、24枚撮りフィルムなら倍の48枚撮れるすぐれもの。60年代のわが家にもありました。
当然、画質は、ほかのカメラでおなじフィルムを . . . 本文を読む
岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川…。
函館本線沿いにある空知のマチはどこも似ている。
街路は整然と縦横に走り、道幅は広い。鉄路がまっすぐにのび、数百メートル離れたところに国道が並走する。駅と国道の間に中心商店街がある。
ただ、深川は、ほかの市にくらべると、市街地がだだっ広いような印象がある。
炭坑のあったころのなごりで、駅周辺とはべつの場所にも住宅街がある美唄や赤平などとはちがって、 . . . 本文を読む
個人的な感想から始める。
外国に行って撮ってきた写真で構成した写真展は数多い。
でも、半分は嫌いだ。
たいてい、土地の青年や子どもがこちらに人なつっこい笑顔をむけている1枚がある。
行った先が発展途上国なら
「貧しいけれど子どもたちの笑顔は輝いていた。モノに囲まれた豊かな日本。でもどちらが幸せなのだろう」
などと、クリシェそのものの文章がついたりする。
要するに、旅で行っているくせ . . . 本文を読む
この美術館は、日本を代表する企業グループ「三井」の総本山である「三井本館」の中にオープンした。
戦後に解体される財閥が、関東大震災のあとで総力を挙げて建設したビルだけに、建物だけでも見る価値がある。重厚な窓や扉などは、黄金期ハリウッド映画に登場する摩天楼の古典主義的なオフィスをほうふつとさせる。
展覧会の前半は、三井家が所有していた茶道具やたばこいれ、蒔絵印籠などが展示室に置かれている。 . . . 本文を読む
最終日にギャラリーにかけこんで、見ることができた。見逃さなくて、ほんとうに良かったと思った。
ギャラリーや美術館で見る絵は、ほとんどが完成したものだが、時に、映画などで、画家が筆を動かしている制作途上のものを見ることがある。しかし、その際、画家の存在を消して、生成しつつある絵そのものを目にしたいと思うことはないだろうか。
石田さんの映像作品は、まさにそういうものだった。室内にカメラを固 . . . 本文を読む