■■は、この文章を更新した時点で開催中の展覧会、■は終了済みの展覧会です(このエントリは随時更新します)。
現代美術
■今村育子展「わたしのおうち」
■田村陽子展「50名の記憶する足形」
■完成度の高い山岸せいじ展「ツヅクコト」
■聖なるものを感じさせるインスタレーション 渡邉麻生展「生きし野々に草いろの火(霊)」
絵画・版画
■田村宏追悼展「田村宏そしてそれから」
■本間聖丈展
■第61回春 . . . 本文を読む
共同通信、ひさびさのヒットです。
北海道新聞など地方紙の5月29日朝刊につづき、テレビ局や全国紙も後を追いかけているようです。
和田氏が「盗作ではない」と主張するインタビューがNHKなどで流れましたが、1点の一部とかならともかく、読売によれば酷似した作品が十数点はあるそうで、これはちょっと逃げ切れないような気がします。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2 . . . 本文を読む
しつこいようですが、5月27日の日記のつづき。
ギャラリーたぴおの後、札幌時計台ギャラリーに寄ってから、道立近代美術館へ。午後3時から「水脈の肖像06」のシンポジウムがあったのだ。
韓国とドイツの美術家が自国の状況について話したあと、端聡さんが、ドイツの状況について補足した。ベルリンやハンブルクではアンダーグラウンドのアートが盛んで、国がそういうアーティストをバックアップしている、国立美術館 . . . 本文を読む
(日記3のつづき) CAIを出て、円山公園駅から地下鉄東西線に乗る。南北線に乗り換え、北24条駅で下りて、ギャラリー粋ふようへ。
このへんは「東1丁目」というのがやたらと広く、さんざん迷った。
北24条にもどり、「さっぽろ」で下りて、ギャラリーたぴおで、田村宏さんの追悼展「田村宏そしてそれから」を見る。
案内状のはがきによると、田村さんは1934年(昭和9年)樺太豊原生まれ。
北海道 . . . 本文を読む
闇の中で微かに感じる光。光は多少の変化を繰り返し我々をノスタルジーへと誘う。
胎児の時の記憶なのか、幼児期に体験した扉越しに見える廊下の明かりなのか?
CAIギャラリーにもう一つの部屋を制作する大がかりな今村育子のインスタレーションは、
誰もが自己の奥に記憶している闇と光の関係を蘇らす装置なのだ。
明かりは使用せず、そして作品内部には自らが現在住む家の壁紙を移植し
新たな my houseが登場し . . . 本文を読む
市立小樽美術館では「新収蔵品展」もひらかれていた。
これも5月28日で終了。
出品作はつぎのとおり。
森田正世史(1912-90)「水源(伊佐内川)」「手稲風景」
富樫正雄(1913-90)「ぼたん」「北晴合板工場にて」「手稲の牧草」
大月源二(1904-71)「虹立つ港」
金丸直衛(1914-95)「サンマルタン運河」
河野薫(1916-65)「銀鱗荘」「森の精」「話」「蝶」「花(C)」 . . . 本文を読む
2日も前に見た、しかも終わってしまった展覧会のことを書くのはどうも気がのらないけれど、順番に書いていこう。まず、市立小樽美術館の本間聖丈展。
札幌駅を朝9時32分に出る快速列車に乗る予定だったけれど、澄川駅へ向かうバスが遅れたため、地下鉄を大通駅で下りて、北1西4のバス停から小樽行きのバスに乗る。
本間聖丈さんは、ずいぶん画業の幅の広い人だと思った。
北海道の自然を幻想的にとらえた「森へお . . . 本文を読む
朝6時半に、せがれの小学校の運動会が、予定通り実施かあるいは延期かが発表になるので、学校に見に行く。
花火ではなく、学校前に旗をあげて発表するのである。
肌寒い風の中を歩いていく。旗の色は白。「実施」。うそだろと思う。
案の定、間もなく雨が降りだし、連絡網の電話がまわってきて「やっぱり延期になりました」。
ゆっくり休めたはずだったが、まだつかれがとれていない感じがする。 . . . 本文を読む
入場券に印刷された出品同人の名前を見る。片岡球子が出品していない。今野忠一は4月に逝った。数年前までは最後尾のほうに名前があった菊川三織子の後に、10人以上の名前がある。時が止まっているかのような春の院展だけれど、やはり時間は過ぎているのだなと、うたた感慨を禁じえない。
さて、2年ぶりに見ての大ざっぱな印象は
1 都市風景や現代人の生活を描いた絵が減った
2 アジア諸地域に材を得た絵も少なく . . . 本文を読む
もうちょっと早く見に行けば季節感ぴったりだったのにと、悔やまれる、それほど「桜づくし」の日本画展。
3月の「第20回北の日本画展」で超大作を出品したばかりなのに、早くもこれだけの作品をそろえてきたのがすごいと思います。
正面の、いちばん大きな作品を見て思ったこと。
今月の「第21回北の日本画展」と同様に、モティーフの女性がアイヌ民族の文様をつけた衣裳を身にまとっている。ただ、女性の顔つきな . . . 本文を読む
1939年(昭和14年)に旗揚げした公募展。当時は、シュルレアリスムなど画壇の最先端をゆく顔ぶれが加わっていました。北海道支部は毎年かならず、メンバーによる支部展を開いております。新道展の会員とかなり重なりますが、そうでない人もいます。
いわゆる写実的な絵は1点もありません。多様な傾向の作品がならんでいます。
青山清輝「オブジェ的発想による空間思考’06 51」「オブジ . . . 本文を読む
札幌と登別を往復して水彩画を制作している勘野さん。水彩連盟の仲間である古田瑩子さん、畦原信子さん、竹津昇さんにも出品を仰ぎ、「仲間展」としています。
水彩の大作は2点。
冒頭の写真は、昨年の水彩連盟展で会員推挙となった際の作品「脈絡のある風景」です。
昨年の新道展50周年記念展にも出品されていましたが、後ろの人物の羽などを描きくわえたそうです。
アクリル絵の具を併用していますが、上部に広 . . . 本文を読む
きょう23日から三越札幌店で「春の院展」と「伝統工芸新作展」が始まります(28日まで)。
22日の北海道新聞夕刊広告(札幌版)によると、伝統工芸新作展の方は毎日午後1時から各分野についての作品解説があります。工芸についてはあまり本もないし、第一線の方の解説はなかなかためになると思います。
大丸札幌店では、山下清展が開催中です。テレビドラマなどでは有名なのですが、実作をちゃんと見たことがないの . . . 本文を読む
きょう5月21日はほとんどごろ寝していたが、まだ疲れが取れきっていないような気がする。
きのう書かなかった展覧会について。
「ウイグル族」-心優しき民- 鈴木利枝写真展
北星学園大写真部員が、中国留学中に長いバス旅で赴いた新疆ウイグル自治区の人々を写した写真。ちなみに、デジタルではありません。
ここでも漢民族が大量に移り住んできてもともといたウィグル族などを圧迫しているようです。 . . . 本文を読む