(作者ご本人のご指摘を受けてタイトルを変更しました)
札幌芸術の森美術館の中庭に設置されていた、澁谷俊彦さんのインスタレーション「SNOW PALLET 2」が、同館のツイッターによると、今週末の4月14日で展示終了となるそうです。
http://twitter.com/#!/mshop_managers/status/190245868266455040
とはいえ、この展示、もともとは昨年11月29日~3月7日という予定でした。
この冬の記録的な寒さ、そして南区の大雪(札幌も都心部は、雪はそれほどではなかったもよう)で、展示期間が大幅にのびました。
これだけ長期間の展示になったにもかかわらず、実見できなかったのが、ほんとうに残念です。
札幌にお住まいの方は、ぜひご覧になってほしいと思います。
展示自体は、昨年のSNOW SCAPE MOEREで発表したものと同じタイプですが、きのこ型だけではなく、直線のゲート型もあったようです。
そして、日々、刻々と変わる積雪に応じて、作品をめぐる風景も変化していったということに、このインスタレーションの持つ大きな意義があると思います。
つまり、ホワイトキューブの中にあってずっと変化しない芸術(絵画や彫刻など)とは、対極にある存在の仕方だからです。
自然は、ホワイトキューブの外にあって、人間はコントロールできない。
そういう条件を所与として、つき合っていかなくてはいけない。
澁谷さんのインスタレーションも、展示期間がのびた一方で、厳冬期はすっぽりと雪に覆われてしまっていたということです。
そういう、人為の及ばないところで存在する作品というものが、21世紀のアートのあり方らしいと、筆者には感じられるのです。
最近、澁谷俊彦さんがにわかに海外のサイトや雑誌で注目されるようになってきたのも、あるいは、自然との絶妙な共存の具合が評価されているのかもしれません(違うかもしれないけど)。
□Toshihiko Shibuya blog http://blog.toshihikoshibuya.com/?eid=1426604
関連記事
■「ハルカヤマシロシメジ繁殖計画」 ハルカヤマ藝術要塞
Toshihiko Shibuya's works are on the overseas website (2012)
■澁谷俊彦 茶室DEアート (2011)
【予告】澁谷俊彦展 -トノサマガエルの雨宿り (2011年5月)
■Snow Scape Moere 6 澁谷俊彦「SNOW PALLET」(2011年2月)
■PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)
■PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み 藤本和彦 澁谷俊彦(2009年8月)
■澁谷俊彦展-森の雫09- 茶室DEアート (2009年7月)
■澁谷俊彦個展-青い雫09-
■澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月) ■つづき
■渋谷俊彦個展(07年11月)
■絵画の場合展(07年1月)
■渋谷俊彦展-瞑想の森-(06年9-10月)
■絵画の場合2005
■絵画の場合2004
■渋谷俊彦展-大地の記憶(04年)
■渋谷俊彦展-森の鼓動(03年)
■渋谷俊彦展(02年)
■二人展「交差する座標軸」(02年、画像なし)
札幌芸術の森美術館の中庭に設置されていた、澁谷俊彦さんのインスタレーション「SNOW PALLET 2」が、同館のツイッターによると、今週末の4月14日で展示終了となるそうです。
http://twitter.com/#!/mshop_managers/status/190245868266455040
とはいえ、この展示、もともとは昨年11月29日~3月7日という予定でした。
この冬の記録的な寒さ、そして南区の大雪(札幌も都心部は、雪はそれほどではなかったもよう)で、展示期間が大幅にのびました。
これだけ長期間の展示になったにもかかわらず、実見できなかったのが、ほんとうに残念です。
札幌にお住まいの方は、ぜひご覧になってほしいと思います。
展示自体は、昨年のSNOW SCAPE MOEREで発表したものと同じタイプですが、きのこ型だけではなく、直線のゲート型もあったようです。
そして、日々、刻々と変わる積雪に応じて、作品をめぐる風景も変化していったということに、このインスタレーションの持つ大きな意義があると思います。
つまり、ホワイトキューブの中にあってずっと変化しない芸術(絵画や彫刻など)とは、対極にある存在の仕方だからです。
自然は、ホワイトキューブの外にあって、人間はコントロールできない。
そういう条件を所与として、つき合っていかなくてはいけない。
澁谷さんのインスタレーションも、展示期間がのびた一方で、厳冬期はすっぽりと雪に覆われてしまっていたということです。
そういう、人為の及ばないところで存在する作品というものが、21世紀のアートのあり方らしいと、筆者には感じられるのです。
最近、澁谷俊彦さんがにわかに海外のサイトや雑誌で注目されるようになってきたのも、あるいは、自然との絶妙な共存の具合が評価されているのかもしれません(違うかもしれないけど)。
□Toshihiko Shibuya blog http://blog.toshihikoshibuya.com/?eid=1426604
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■「ハルカヤマシロシメジ繁殖計画」 ハルカヤマ藝術要塞
Toshihiko Shibuya's works are on the overseas website (2012)
■澁谷俊彦 茶室DEアート (2011)
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■Snow Scape Moere 6 澁谷俊彦「SNOW PALLET」(2011年2月)
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■PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み 藤本和彦 澁谷俊彦(2009年8月)
■澁谷俊彦展-森の雫09- 茶室DEアート (2009年7月)
■澁谷俊彦個展-青い雫09-
■澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月) ■つづき
■渋谷俊彦個展(07年11月)
■絵画の場合展(07年1月)
■渋谷俊彦展-瞑想の森-(06年9-10月)
■絵画の場合2005
■絵画の場合2004
■渋谷俊彦展-大地の記憶(04年)
■渋谷俊彦展-森の鼓動(03年)
■渋谷俊彦展(02年)
■二人展「交差する座標軸」(02年、画像なし)
ご指摘にしたがい、タイトルを変更しました。
見たかったなあと思います。