goo blog サービス終了のお知らせ 

北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

澁谷俊彦 SNOW PALLET 2、札幌芸術の森美術館で2012年4月14日から撤収(13日に一部撤収)

2012年04月12日 22時43分12秒 | 情報・おしらせ
(作者ご本人のご指摘を受けてタイトルを変更しました)

 札幌芸術の森美術館の中庭に設置されていた、澁谷俊彦さんのインスタレーション「SNOW PALLET 2」が、同館のツイッターによると、今週末の4月14日で展示終了となるそうです。

http://twitter.com/#!/mshop_managers/status/190245868266455040

 とはいえ、この展示、もともとは昨年11月29日~3月7日という予定でした。

 この冬の記録的な寒さ、そして南区の大雪(札幌も都心部は、雪はそれほどではなかったもよう)で、展示期間が大幅にのびました。

 これだけ長期間の展示になったにもかかわらず、実見できなかったのが、ほんとうに残念です。
 札幌にお住まいの方は、ぜひご覧になってほしいと思います。

 展示自体は、昨年のSNOW SCAPE MOEREで発表したものと同じタイプですが、きのこ型だけではなく、直線のゲート型もあったようです。

 そして、日々、刻々と変わる積雪に応じて、作品をめぐる風景も変化していったということに、このインスタレーションの持つ大きな意義があると思います。
 つまり、ホワイトキューブの中にあってずっと変化しない芸術(絵画や彫刻など)とは、対極にある存在の仕方だからです。
 
 自然は、ホワイトキューブの外にあって、人間はコントロールできない。
 そういう条件を所与として、つき合っていかなくてはいけない。
 澁谷さんのインスタレーションも、展示期間がのびた一方で、厳冬期はすっぽりと雪に覆われてしまっていたということです。
 そういう、人為の及ばないところで存在する作品というものが、21世紀のアートのあり方らしいと、筆者には感じられるのです。

 最近、澁谷俊彦さんがにわかに海外のサイトや雑誌で注目されるようになってきたのも、あるいは、自然との絶妙な共存の具合が評価されているのかもしれません(違うかもしれないけど)。

 
□Toshihiko Shibuya blog http://blog.toshihikoshibuya.com/?eid=1426604

関連記事
「ハルカヤマシロシメジ繁殖計画」 ハルカヤマ藝術要塞
Toshihiko Shibuya's works are on the overseas website (2012)

澁谷俊彦 茶室DEアート (2011)
【予告】澁谷俊彦展 -トノサマガエルの雨宿り (2011年5月)
Snow Scape Moere 6 澁谷俊彦「SNOW PALLET」(2011年2月)
PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)

PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み 藤本和彦 澁谷俊彦(2009年8月)
澁谷俊彦展-森の雫09- 茶室DEアート (2009年7月)
澁谷俊彦個展-青い雫09-

澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月) ■つづき

渋谷俊彦個展(07年11月)
絵画の場合展(07年1月)

渋谷俊彦展-瞑想の森-(06年9-10月)

絵画の場合2005
絵画の場合2004
渋谷俊彦展-大地の記憶(04年)
渋谷俊彦展-森の鼓動(03年)
渋谷俊彦展(02年)
二人展「交差する座標軸」(02年、画像なし)


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (澁谷俊彦)
2012-04-13 09:36:31
14日(土)までと芸森のツィッターではつぶやかれているみたいですが、14日(土)は開館と同時に撤収作業を行うので、正確には13日(金)までが正しいですね。今日も一部撤去する予定ですので、前庭・中庭の一部雪のある部分のみオブジェは設置されております。
返信する
こんにちは♪ (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2012-04-13 10:58:40
コメントありがとうございます。
ご指摘にしたがい、タイトルを変更しました。

見たかったなあと思います。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。