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北海道美術ネット別館

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八雲の木彫りグマ、上海万博へ

2010年08月04日 21時44分15秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞のサイト「どうしんウェブ」から。

 【八雲】上海万博の日本館で9月3~5日に開かれる「北海道の日」イベントで、渡島管内八雲町栄町の加藤貞夫さん(84)が制作した木彫りグマが、函館・南茅部地区で出土した国宝の中空土偶の複製とともに道南からの出品物として展示されることになった。木彫りグマは道内を代表する民芸品で、八雲が発祥の地であることから選ばれた。

 この木彫りは約2メートルのエンジュの木をトーテムポール状に彫っており、幹を登るクマが生き生きしている。加藤さんによると、制作は10年以上前といい、自宅玄関に飾っていた。

 八雲の木彫りグマは、当地を開拓した尾張徳川家の第19代当主、義親氏がスイス旅行時に見た民芸品にヒントを得て「農家の副業に」と大正時代に広めたのが始まり。他地域と違い、繊細な表面の彫り方や多彩な造形に特徴があり、戦後しばらくは技を継承する作家が町内に数多くいた。加藤さんもその一人。 (以下略)


 この記事にあるとおり、一時期は北海道の土産物の定番として人気で、道内の家庭にかならず一つはあったクマの木彫りは、道内の発祥は、渡島管内八雲町です。

 八雲町の郷土資料館には、初期の木彫りがいろいろ展示されているので、クマ木彫りマニア(そんなのいるのか?)にはおすすめ。

 ただ、八雲のクマは、土産物で流布した画一的なものとは異なり、わりあい芸術性の高いものだったことも理由だと思うのですが、後継者がほとんどいません。

 


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